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November 05, 2013

「事例に学ぶ不登校の子への援助の実際」

 小林正幸「事例に学ぶ不登校の子への援助の実際」(金子書房)

 不登校を扱うスクールカウンセラー、心理職、そして教員にはとても役立つ本だと思います。

 不登校のタイプ別援助の違いとか、いわゆる行動療法(本書では行動カウンセリング)による、段階的な登校支援の仕方を丁寧に説いていて、決して奇をてらったものではなく、実践的です。

 特に子どもをひきこもりにさせっぱなしにするのではなく、「生活空間を広げる関わり」や、不登校になったのだからその期間にしておきたいこととして、ストレス・コーピング、セルフ・コントロール力を上げることを目指すことを提案していて、僭越ながら私のやり方とほとんど同じなので、意を強くしました。

 以前よくあった、カウンセラーの「見守りましょう」的助言では、結局親はおどおどと遠巻きに「監視する」だけになってしまう危険があり、カウンセラーは積極的に「動き」を作り出すべきです。本書は単なる理論だけでなく、たくさんの事例が著者の実践エピソードとして示されているのでわかりやすいです。

 また、不登校の原因追求はあまり効果がないので慎んだ方がよく、「不登校の維持要因」を考えるべきともおっしゃっていてアドラー心理学やブリーフセラピーを学んだ者には当然です。

 ちなみに最近著者の小林先生は、私の山梨のアドラー同志・S先生と不登校の子のためのキャンプを企画して山梨県内で開催したそうです。
 すごくいい内容だったとS先生の弁でした。私のケースもお願いできそうです。

 山梨で不登校でお悩みの方は、心理臨床オフィス・ルーエにお問い合わせください。

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