弁証法的行動療法
13日(金)夜に、山梨精神医学研究会の第3回研修会が県立文学館であり、「弁証法的行動療法」について学びました。
講師はヒューマン・ウェルネス・インスティテュートの石井朝子先生をお呼びしました。県内の精神医学、臨床心理関係の50名近くが参加されたようです。
そして講演会の座長は、会長の使命により僭越ながら私が務めさせていただきました。
弁証法的行動療法は、主にボーダーライン・パーソナリティー障害を対象にした新しいタイプの認知行動療法で、ボーダーラインの人たちに有効であるというエビデンスが出ています。その内容はマインドフルネス瞑想を中核に、苦痛に耐えたり人間関係や感情を調整するためのスキルがたくさん詰め込まれた非常に包括的なアプローチです。
石井先生は弁証法的行動療法の第一人者で、とてもエネルギッシュで魅力的な講義をしてくださいました。最後に簡単な呼吸のマインドフルネスのワークもやったりと、時間が少なくて先生には語りきれなくて申し訳なかったくらいです。
その後の二次会では食事をとりながら、アメリカの瞑想事情というのも変ですが、瞑想がいかに一般の人たち、文化に浸透しているかなど興味深い話をたくさん教えていただきました。
私は座長として質問、コメントさせていただきましたが、「弁証法」なんて哲学用語を冠しているだけに、一見とっつきにくい印象を与えがちな弁証法的行動療法ですが、その内容はマインドフルネスを中核に、様々な視点や技法を駆使する柔軟でダイナミックなアプローチだと思いました。
また、東洋と西洋の精神的技法の「弁証法的出会い」の結果ともいえ、非常に興味深いものです。
治療困難、対応困難というイメージで、治療者が思わず腰を引きがちなボーダーライン・パーソナリティー障害に対して、果敢に取り組んでいるこの療法は今後さらに発展していくと思われます。
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