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December 21, 2013

都知事の劣等感

 「週刊ポスト」というオヤジ雑誌がありますが、今発売中の同誌にノンフィクションライターの佐野眞一氏が猪瀬都知事のことを書いていました。なんでもお互い若くて無名の頃からの知り合いだったそうです。
 だから批判的でもあるけど、共感的な視点も加わった記事になっています。ちょうど佐野氏もこの1年、橋下大阪知事や創価学会の記事で痛い目に遭ったのでかなりつらい日々を過ごしたそうで、バッシングの嵐を受けた猪瀬氏に同情する気持ちもあるようです。石原氏や小泉氏に使い捨てられたといってますね。

 そのポスト誌をコンビニで立ち読みしたのですが、ノンフィクションライターの成り上がり方や猪瀬氏の内面がうかがわれて面白かったです。
 他に佐々木希ちゃんのランジェリー・グラビアなどエッチ企画もありますが、けしてそれに惹かれたわけではありません(一応見たけど)。

 記憶で書いているのでやや正確ではないかもしれないけど、その記事には、猪瀬氏は若い頃からかなりの積極性や権力志向が強く佐野氏が驚くほどだったらしいですが、それはいくつかの劣等感が起爆剤となっているとあります。

 一つは背の低さ。そして二期校(信州大学)卒でマスコミに縁やコネがほとんどないこと、田舎出身(佐野氏は東京出身で猪瀬氏との肌合いの違いを感じていたらしい)、そして幼いころから父親と死に別れ母子家庭で教員の母親に育てられたことなどが、猪瀬氏にとって劣等感となっていたらしい。

 十分に考えられる情報です。
 そしてアドラー心理学的にはその劣等感に対する補償として、「力」を求める志向が強まったといえます。猪瀬氏がそのような状況に対してどのように認知し対処したかは、早期回想などがわかればさらに詳しく理解できますが、残念ながら同記事にはありませんでした。

 佐野氏は、猪瀬氏は上司ともいえる石原慎太郎氏や小泉純一郎氏に父親の面影というか、頼りたい気持ちを投影していたので、すり寄っていったのではないかと解釈しています。しかし、今回その「父たち」に捨てられたというわけです。興味深いですね。

 実際のところはもちろんわかりませんが、権力者にも当然アドラー心理学でいうライフスタイル、他でいう性格や認知・スキーマというのはあるわけで、こういう情報で少し推測してみるのも面白いと思います。

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