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December 13, 2013

「修業論」

 1001目の記事はコツコツ型の私にふさわしい修業について。内田樹先生の「修業論」(光文社新書)です。

 合気道をベースに、今や「死語」となりつつある修業について、また弱さ・強さとは何か、居着きとは何かなど、武道を学ぶ上でとても重要なポイントを論じています。

 私的には「武道からみた瞑想」について論じているところが最も興味深く、今や心理療法の主要技法ともなった瞑想法ですが、瞑想を「他者との同期」のため、「最もよく生き延びるため」の技術ととらえていることです。

 とかく「精神統一」というわけのわからない言葉が散乱しがちな武道家の説明に対して、なぜ武道に瞑想が必要なのかを内田先生流の理路で丁寧に説明してくれています。

 わかりやすいわけではないけど、いたずらに難解ではないと思います。

 武道でものごとを考えようという人は、是非読みましょう。

 その内田先生、ここのところ特定秘密保護法案では、明確に反対の意思を表明して運動しています。これも、単に法案の字面を信じている素朴な自称保守たちとは違う、武道家としての直感が大きく作用していると、私は見ています。

 内田樹の研究室

 

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