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December 06, 2013

「子育てプリンシプル」

 自閉症療育などでの応用行動分析学のカリスマ的治療者、奥田健次先生の「子育てプリンシプル」(一ツ橋書店)は厳しい言葉で子育ての原理原則を訴えています。

 いかに子どもに我慢や責任や秩序を学ばせるかに明確に焦点を当てていて、なかなか耳が痛くなりますが、まさに正論。
 俗にいう保守派の人たちは、愛国心なるものを「強要」するのではなく、この辺からキッチリ考えて、教育を論じてほしいと思います。

 本書の内容を正論と私が思うのは、そこが基本的に責任性を重視するアドラー心理学の思想と一致するからだと思います。本書は行動療法家特有の過激さ、毒舌さはあり、徹底的行動主義の先生からは異論があるかもしれませんが、私の立場からあえて言えば「過激なアドラー心理学」です。
 それは奥田先生が本書で唱えるのが応用行動分析学の理論や技法ではなく、奥田先生の考える子育ての原理原則であり、それは価値観であり、思想としかいえないからです。応用行動分析学自体は技法でしかないからです。それを使えば、本書のように自立した子にもできるし、甘やかされたダメな子にもできる。働いている行動理論は同じです。

 子育てに迷っている人に力を与える一冊です。

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