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February 01, 2014

「伯家神道の祝之神事を授かった僕がなぜ」

 最近早稲田卒の若いリケジョ(理系女子)がとんでもない発明をして話題騒然になりましたが、基礎系の純粋科学者は時としてとんでもない発想や体験をするらしい。

 一流の科学者の信じられない「体験記」が保江邦夫著「伯家神道の祝之神事(はふりのしんじ)を授かった僕がなぜ-ハトホルの秘儀 in ギザの大ピラミッド」(ヒカルランド)。

 登場するのはノートルダム清心女子大学教授で理論物理学者の保江邦夫氏と元筑波大学教授で数学者の木村達雄氏ら。共に大東流合気柔術の不世出の達人、佐川幸義師の門人です。専門の研究の傍ら、日本武術の精髄である合気を追及してきた人たちと言えるでしょう。

 物語は一昨年(2012年)、保江氏がひょんなことから明治まで宮中祭祀の秘儀を伝承していた伯家神道(白川神道)の伝授を受けたことから始まります。
 そこから著者の「魂の旅」は始まりますが、その展開が尋常じゃない。

 ロシアのUFO研究者(ロシアにはすでにUFOが2機ある!しかも宇宙人の指導の下で作っているという!!)、シリウスやアンドロメダの宇宙人、宇宙連合、前世、透視、そして伯家神道と古代エジプトのピラミッドの秘儀との驚くべき関係・・・。ついには著者たちはギザの大ピラミッドの中で伯家神道の儀式を執り行う。他人の本なのに、紹介している私まで正気を疑われかねないワードやエピソードの連続です。

 しかし著者は大まじめで、すべて「実話」「実体験」であり、「神の予定調和」の結果であると主張します。

 これについて私にも判断のつけようがありません。妄想なのか、本当なのか、話が飛び過ぎていて、信じるというレベルにもいけない。事実ならいいなという感じ。

 ただ、物語としてメチャクチャ面白い。
 私は、子どもの頃UFO番組が好きだったり、若い頃東西の神秘主義思想を学んだことがあるので、書いている内容の基礎知識は並みの人よりあるので楽しめます。もちろん、初めてそういうオカルト、スピリチュアルの世界に触れる人にも面白いでしょう。普通の武道家、格闘家はどうかなあ。

 ちなみに著者が伝授されたという伯家神道は石川県の白山神社の系統らしく、私は山梨にいらっしゃる嫡流継承者と多少のお付き合いがありますが、伯家神道にもいくつかの流れがあるようです。

 また、本書のようなものは、心理学者には絶対書けないとも思いました。科学を目指して四苦八苦してきた心理学の歴史は、ご承知のように東京帝国大学の三船事件(映画「リング」の元ネタにもなった)にもあるように、絶対にこういうものは認めないからです。自殺行為ですな。基礎系の科学者の方に飛んでいる人が出やすいかもしれません。

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