日本臨床・教育アドラー心理学研究会第4回大会実施
3月2日(日)、文教大学で日本臨床・教育アドラー心理学研究会第4回大会が無事成功裏のうちに実施されました。
昨年10月の研修会は台風で中止、今回は事前に大雪予報が出されていたので、「またかよ」とうんざりした気分もあったのですが、そうはならなかったのが何よりでした。
雨の中、40名の人が参加してくれたようです。
午前は箕口雅博先生(立教大学教授)の講演、「アドラー心理学を臨床心理地域援助(コミュニティ援助)に活かす」というテーマ。
日本のコミュニティ心理学に勃興期から携わってきた先生は、アドラー心理学との共通性を深く認識しておられ、両者を学びながら自然に一体化していったようです。コミュニティ心理学には、共同体感覚に近い概念に「コミュニティ感覚」というのがあるそうです。かなり重なると私も思いました。
また、先生は中東のレバノンのパレスチナ難民キャンプで、子どもたちへの支援者を支援する活動を続けていてその報告もありました。まさに地球規模でアドラー心理学を実践されている方です。
私自身はコミュニティ心理学を直接教わるのは初めてでしたが、これまでの自分の臨床とかなり近いということを実感しました。もっと早くから知っておけばよかったかもしれません。
お昼の交流会、ランチセッションを挟んで午後は橋口誠士郎先生(東京都スクールカウンセラー)による「小学生を対象としたアドラー心理学におけるカウンセリングモデルの検討-共同体感覚の観点から小学校版共同体感覚尺度の開発」
超不人気ブログとご本人がおっしゃる「ねことひるね」の方らしく、ユニークな自己紹介から尺度開発の過程をお話しくださりました。特に共同体感覚の定義について、日米の主なアドレリアンの言葉を整理してくれたので、心理尺度なんて普通の人にはわかりにくいものをわかりやすく伝えてもらえたと思います。
尺度開発は、現在のアドラー心理学研究の最先端です。
最後は事例検討会、大松美輪先生(大阪府教育委員会スクールソーシャルワーカー)の「アドラー心理学にヒントを得たスクールソーシャルワークの実践」。非常に難しい事例に敢然と立ち向かっていくソーシャルワークの醍醐味を味わいました。勇気をくじかれた子どもと親のみならず学校をいかに勇気づけていくかという良い実践事例だったと思います。
以上のような内容で、とても充実していたと思っています。
アドラー心理学に初めて触れる方や学び始めの方も参加してくれ、今回初参加の人が多かった印象です。少しずつ当会が認知されてきているという期待を持ちました。
これからも意欲的な企画をしていきたいと思います。
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» 【感想編・その①】日本臨床・教育アドラー心理学研究会2014年3月2日大会@文教大学 [ねことひるね]
とりあげて頂きありがとうございました。10月のワークショップも楽しみですね。 [Read More]





















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