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April 25, 2014

「技を育む」

 前回の国家資格の記事にはいつもの倍以上のアクセスがあってびっくりしました。関係者の関心はやはり高いのでしょう。

 しかし心理が国家資格になっても私の妖しさは変わりません。神田橋條治先生の「技を育む」(中山書房)は、そんな私を大いに勇気づけてくれました。

 高名な精神科医である神田橋先生は、精神分析の枠を超え、精神医療の枠も時に越えて、気功や太極拳の体験や代替医療の知恵を大胆に取り入れ、患者の「邪気」を感知して治療に活かすことまでしています。

 本書は先生が若い頃から習得した治療技術の発展史です。

 僭越ながら私は神田橋先生とは志向性(嗜好性?)がかなり近いと思っていて、これは学問的なことというより、体質的なものかもしれません。でも、これまでご縁がなくお会いしたことはありません。

 でも本書で展開される先生の体験、言葉は私にとって何ら新奇でもおかしくもない、「あたりまえのことだろ?」と思えることばかりです。
 しかし、普通の、正当とされている立場の人(生物学的精神医学でも認知行動療法でも精神分析学でも)、トンデモのオンパレードでしょう。

 でもね、私からすれば、やっぱり神田橋先生のアプローチは断固正しいのです。

 私はこれまで神田橋先生のようにははっきりと言わないできました。でも本書を読んで、これからは見習って、自分の隠し味にとどめずに、もっと大胆に仮説としてでも出していきたいと思いました。「武術と心理臨床」「気と心理臨床」などについて考えて、表現をしていこうと思います。
 実は表に出ていない心理臨床家で武術や気功の実践者はけっこういるということがわかっています。このブログなどの縁もあってけっこうつながりができてきました。

 何かそこから生み出せればいいですね。また、よい研究、報告があったら教えてください。

 少し本書から気に入ったフレーズをメモしていきます。

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