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April 07, 2014

「説得する文章力」

 春からの朝ドラ「花子とアン」はヒロインの幼少期は甲府が舞台です。貧しい一家の甲州弁がてんこ盛りで、私は観てて楽しい。
 驚きの表現を表す「て!」、~ですは「~でごいす」、ほんとには「ふんとに」、あなたは「おまん」、語尾は「ずら」などなど昔懐かしい甲州弁にあふれています。祖父母の世代の人と話すと大体こんな感じでした。今でも私は大体理解できるし、操れます。

 甲州弁はテレビでマツコデラックスらに「日本一ブサイクな方言」と認定されただけに、確かにきれいではありませんが、素朴で実に田舎の風景に合います。昔はそういうのが嫌で、なるべく甲州弁は控える感じが山梨県人にはありましたが、最近は方言が見直されて、復活の兆しがあります。

 しかし話し言葉は方言でいいとして、書き言葉は一般に標準語です。

 副島隆彦著「説得する文章力」(ベスト新書)は、文を書いて人にメッセージを伝えようという人にはとても参考になります。

 副島先生の歯に衣着せぬ文体は、人によっては拒否反応があるかもしれませんが、私はとても小気味よくて気持ちのよい文章だと思っていました。決して美文ではありません。ご本人も認めています。だけど目を引くものがある。異様な説得力がある。
 そう、説得にかける文章なのです。文学のように感じさせるためではありません。本書は小説や論文の作文指南書とは一味違います。

 説得することだけが、人間にできることだ。相手を説得し続ける努力のことを人の一生という。…(中略)…
 静かに優しくやんわりと、相手に向かって噛んで含んで説明してあげて「分かりますよね。分かりますよね。私が何を言いたいのか分かってくれますよね」と話しかけることである。そのように情熱を込めて文を書くこと。それが説得であり、説得のすべである。
 読み手を説得することこそは、文章を書くことの欲求の根源であり、動機そのものだ。相手(読み手)を真剣に自説に向かって同意、納得してもらえるようにギリギリまで最大限の努力をすること。それこそが己れの文章上達の最大の秘訣である。  p27

 本書では人を説得する文章を書くための注意点がたくさん挙げられていて(情報を一文に詰め込まない、情報は段階的に付加していく、あいまい表現を使わない等)、目を通し、例文を読むと理解できる(説得される)と思います。私にもいくつか反省点がありました。

 

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