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May 22, 2014

「よくわかる!短期療法ガイドブック」

 ブリーフセラピーはもう日本の臨床心理学やカウンセリングに大分定着してきたと思います。解決志向や未来志向という言葉になじんでいる臨床家は多いのではないでしょうか。

 ブリーフセラピーは、スクールカウンセリングや医療では必須だと思います。もちろんどの分野でも使えます。アドラー心理学との共通点もかなり多いので、アドレリアンにも私を含めて、折衷している人は多いでしょう。
 やはり、質問技法が明確に確立されているのがいいです。

 先日本棚を整理して再発見したのが、若島孔文・長谷川敬三著「よくわかる!短期療法ガイドブック」(金剛出版)でした。
 2000年に出ていて何年も前に読でんでましたが、しまう前に思わず通読してしまいました。これだから、本棚整理は進まない。

 ブリーフセラピーにもいろいろありますが、本書はMRIアプローチや解決志向アプローチ、コミュニケーション理論を整理して「表裏のアプローチ」と名付けて統合しています。
「あれか、これか」ではなく、「あれも、これも」と良いとこどりで状況に合わせて柔軟に動こうという発想がいいですね。

「表裏」とは合気道の表技、裏技みたいだな、という感想を持つのは私が武道をやっているからかもしれませんが、確か若島先生は極真空手を相当修練されていると聞いたことがあるので、あるいは関係があるかもしれません。考えてみれば、ブリーフセラピーには武道の型的なところもありますし、武道的発想になじみやすいかもしれません。

 課題の出し方のコツや事例もたくさん出ているし、初心者より多少でもカウンセリングの経験を積んだ人にはとても参考になると思います。
 

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