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June 22, 2014

「孫子」

「嫌われる勇気」「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」とアドラー心理学本が書店の新刊・ベストセラーコーナーにある中で、その隣辺りに置かれているのが、守屋淳「孫子 最高の戦略教科書」(日本経済新聞社)。 これもかなり売れているらしいです。

 別に書店でつられたわけではありませんが、以前から孫子に興味があったので読んだら、すごくおもしろかった。
 でも実は私、孫子を紐解くのはこれが初めて。歴史好き、武田信玄好きなら「風林火山」は孫子の言葉なんて子どものころから知っていましたが、わざわざ読むことはありませんでした。
 中国武術家としては、当然「老子」は読んでましたが。

 しかし戦いについて学ぶなら、まず孫子に通じていなけれなりません、武術も経営も。宮本武蔵の「五輪書」は読んだことがあったけど。

 ビジネスマンや経営者には孫子が好きな人が多そうだけど、カウンセラーやセラピスト、そしてアドレリアンも基本平和主義者で真面目な人が多いから、戦略や戦術なんて言葉、嫌いな人が多いかもしれません。
 自己一致とか純粋とか信頼とか誠実性を大事にして、戦術どころかスキル的なことさえ嫌う人も多いですね。

 でも本書によれば、「きみは戦争に興味がないかもしれないが、戦争はきみに興味がある」という不気味な言葉があるそうです。
 世の中は騙しに満ちている、政治も、マスコミも、学問も。気がついていない人が多いかもしれないけど。そしていつ自分に戦いがふりかかってくるかわかりません。いや、今でも戦いの中にいるかもしれません。
 戦争や戦いについて知ることは、現代では必須の教養といえるでしょう。

 また本書は「だいたい、現代に孫子何て必要なの?」という素朴な疑問や突込みに答える形にもなっていて、無条件に孫子を賛美しているわけではありません。孫子が役立つのはどのような条件の時か、教えてもらうことができます。

 というより何より、私にとって著者の守屋淳さんは、大学時代の語学のクラスメートなのでした。私の大学では、第2外国語のクラスが一般教養課程のクラスということになっていて、週に何時間か一緒にいたことになります。その語学はもちろん中国語でした。

 といっても特に親しく守屋さんと話をしたことはなかったのですが、何となく教室の隅に勉強熱心そうな人がいたという記憶はあります。私の友人の方が親しかったかもしれません。
 それでもやはり、同窓生として知っている人が作家として活躍しているのを見るのはうれしいものです。

 社会人必携ですよ。

 

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