「ありのままの自分を認める 人生を成功に導くアドラー心理学」
岩井俊憲先生の「ありのままの自分を認める-人生を成功に導くアドラー心理学」(宝島社)が出ています。
アドラー心理学の日常生活、特に職場での人間関係への応用編という感じです。
転職のこと、上司とのこと、若い部下のこと、同僚やライバルとのこと、アドラー心理学的には仕事のタスクでよく経験する悩みごとにどう考えて対処していけばよいか、わかりやすく説かれています。
これは数多くの企業や団体で研修講師をされて、豊富なカウンセリング経験もある岩井先生ならではの内容だと思います。
臨床家としては、本書を社会人のカウンセリングのときの「読書療法」の副読本として、積極的に使えると思いました。
すでに岸見一郎先生の「嫌われる勇気」は、何人かのクライエントさんに読んでいただいて「衝撃」を与えています。とてもいいショックで、その後のカウンセリングのネタとして有用です。
ただ、「具体的にどうしていいかわからない」という感想もあるので、そういう時は現場の人、岩井先生の本書はいいと思います。
本を紹介すればカウンセリングが進むんだから、楽チンだ(笑)。
アドラー心理学はいろいろな場面で使えるのだから、これからももっと多くの種類の本が出るといいと思います。
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