パーソナリティー心理学会に参加
週末は山梨大学で日本パーソナリティー心理学会第23回大会があり、私は会員ではありませんが、せっかく地元でやるというので面白そうなので行ってきました。当日参加です。私の家から車で15分、甲府市北部、武田神社のすぐ側に山梨大学はあります。
私は初めてで、臨床や教育というより、心理学研究の団体ですが、けっこう臨床ネタになるような発表もありました。
初日は質的研究の第一人者、能智正博先生(東京大学)の講座に参加。「語り」をどう読み解くか、質的研究の新しい流れに触れました。
二日目は、人生経路をたどるユニークなやり方である「伏線径路等至性アプローチ(TEA)」の講習会に参加。私も知らなかったけど、人の発達を時間と場所、文化の影響を考慮してとらえる新しい方法です。
人格心理学に関する刺激的な本を出しているサトウタツヤ(立命館大学)、渡邊芳之(帯広畜産大学)両先生が開発したものなので、楽しみにしていました。
先生たちの本は、以前ここでも紹介させていただいたことがあります。 「性格は変わる、変えられる」 私としては、先生方のアプローチはアドラー心理学との共通性を感じています。
さらに渡邉先生はツイッターでも勝手にフォローさせていただいているので、「これがあの切れ味鋭い発言をしている人か」と実物を拝見することができてよかったです。
しかし両先生のファンなのに、私にしては勇気がなく声をかけることができずちょっと残念だったかな。
TEAについてはうまく説明できないけど、時間軸に沿ってアルゴリズムのようなフローチャートのような図を作って、その人やグループの人生の流れを視覚化させるようです。
研究だけでなく、臨床やコーチ、研修でも使えそうで、実際臨床で使っている人の発表も大会の別の時間帯にありました。
最後は特別シンポジウムの「多様な個性を伸ばすスポーツ指導」にも参加。いまだにはびこる部活の体罰や人格否定的な発言をする指導者の問題を取り上げ、いかにして日本のスポーツ界の「負の連鎖」を断ち切るかを語り合っていました。
そして、なんと陸上ハードルのトップ選手だった、あの為末大さんがシンポジストでした。私も実物を見るのは初めてです。とても明快に話され、スマートで頭の良い方だと思いましたね。
他にアメリカでバスケットボールのコーチをしているアメリカ人がこのために来日し、為末さんとともに体罰抜きの指導はどういうものかを語ってくれました。
しかし体罰がいけないと長年いわれても、なかなか解決しない難しい問題で、どのシンポジストからも決定的なアイデアが出されたわけではないのですが、その分フロアとの質疑は活発でした。
ただ残念だったのは、折からの台風接近のため大雨で、遠方から来られた方はもう続々と帰ってしまったようで、広い会場が閑散としていたこと。外タレと有名人がいるのに、会場は25人くらいしかいませんでした。
逆にいうと少人数で為末さんの側で勉強できたということでぜいたくな時間だったといえるかもしれません。
普段あまり行かない基礎的心理学の学会で、少し刺激を受けました。
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