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April 14, 2015

なぜ戦争が起きるのか

 前記事の副島隆彦著「余剰の時代」(ベスト新書)から、補足します。

 結局余った人や物を「処分」するものとしての戦争というのは、極めつけの真実かもしれませんが、そんなことは為政者や支配層は絶対言いません。何か理由を煽るわけです。

 どこの国の政府も、人間が余っているので戦争をやりますと言う訳がない。
 領土紛争とか、領海紛争のように、隣の国どうしの憎しみ合いがあって、歴史的な怨念があるから戦争になる、とか、領土の奪い合いで戦争が起こるのだ、とみんなは思っている。しかし、本当は、そういう小競り合いの小さな国どうしの戦争以外に、もっと大きな国つまり帝国による戦争がある。 p82

 帝国は今はもちろん、アメリカです。その属国が日本なのも常識です。日本の素晴らしさはいいとして、属国という事実はゆるぎないものです。帝国には自国民を食べさせるために、戦争が必要になります。

 帝国内に次第に抱え込んでしまった巨大な借金がある。民衆を食べさせるために国家自身が巨額の赤字を抱え込んでいる。借金があまりにも大きくなり過ぎて、帳簿がうまくまわらなくなる。だから、この帳簿(決算書類)を燃やし尽くすために戦争をするのである。

 これを「ウォー・エコノミー」という。ウォー・エコノミ―(war economy)はウォー・ブースト・エコノミーである。「戦争(ウォー)で経済(エコノミー)をブースト(刺激)する」だから戦争経済である。戦争“刺激”経済ともいう。 p83

 これからあらゆる手口で戦争の必要性や感情をあおる言説が出てくるでしょう。少しずつ少しずつだから、気がつかないかもしれないけど。そんなときにこんな仕組みがあることを知っていれば、「またやってるわ」と冷めた見方ができるかもしれませんね。

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