先日山梨のある小さな街の駅前にいたら、向こうから一人の男性が歩いてくるのが見えました。やや年配の方のようですが、すらっとしたオシャレな感じです。私には遠目にも一目で誰かわかりました。
「中沢新一さんだ!」
ちょうどある学校でスクールカウンセラーの仕事をした帰りのお昼時で、どこかいい食べ物屋がないかなあと、だらだら歩いていたのが一瞬でシャキッとなり、胸が高鳴りました。
だって私は若い頃から、30年来の中沢ファンなんだもん。
これまで何度か本ブログでも本の紹介や講演の感想をアップしてきました。
静かな街の平日の昼間で、周りは誰もいません。私たち二人だけです。
中沢先生が近づいてきます。
(どうしよう、いきなり声かけたら変な奴と思われないかな)
ドキドキしてためらってましたが、こんなチャンスは二度とないと意を決して声をかけました。
「あの、中沢先生ですか?」
「はい」
とあのやさしい低い声で返事をいただいたのをいいことに、自己紹介と『チベットのモーツアルト』以来の長年のファンであることを立て続けに告げました。
私にも予想外のいきなりの展開だったので、緊張してかなり上ずってしまいました。
「それはありがとう。どこに住んでいるのですか」
と中沢先生は聞いてくれ、自分の住んでいるところ、臨床心理士でスクールカウンセラーをしていること、昔池袋コミュニティカレッジの先生の講座を聴講していたことなどを話しました。
「それは昔のことだねえ」
と笑ってくれました。
そして調子よく駅まで先生と話しながらついていって、最後に名刺交換させていただきました。
ほんの2、3分のことだったと思うけど、いやあ、うれしかった。
先生は山梨のご出身だとは当然知っていましたし、だからこそ親近感があったのですが(高校の先輩でもあります)、まさか地元の日常の中で会えるとは。
思いがけない幸運に神に感謝しましたね。
Recent Comments