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December 05, 2016

トラウマの即時治療

 12月3日(土)は東京・六本木の東洋英和女学院大学大学院に行き「トラウマに対する即時治療の実際」というシンポジウムに行ってきました。無料なのもありましたね。
 
 心のとげともいわれるトラウマは、「じっくり寄り添って」なんて悠長なことをいうより、まず治療、解消、緩和が第一に目指されるべきです。
 あるシンポジストが歯医者の例えで、虫歯が痛むのに治療をすぐにしないで、なぜ痛むのか、どうして虫歯になったのか過去の原因を探り続けても全く役に立たないのと同じ、と話していました。確かにその通りです。
 
 今回のシンポジウムでは「トラウマの即時治療技法」の紹介、オンパレードという感じでした。
 
 まずマインドフルネス瞑想で、臨床催眠・マインドフルネスの世界的権威、大谷彰先生(メリーランド州 Spectrum Behavioral Health サイコロジスト 等)がトラウマ研究の現在とマインドフルネス瞑想の解説をしてくれました。本シンポのメインといってもよく、私も大谷先生目当てで参加したといってもいいくらいです。
 
 次にトラウマ治療の代表格、EMDRは飯森洋史先生(飯森クリニック院長)。
 
 日本オリジナルの心理療法、臨床動作法は、長谷川明弘先生(東洋英和女学院大学大学院准教授)。
 
 飯森先生、長谷川先生ともブリーフセラピーや催眠の学会でお目にかかっています。
 
 岡本浩一先生(東洋英和女学院大学大学院教授)は、NLPを紹介。本ブログでご著書『上達の法則』(PHP新書)を紹介させていただいたことがあります。初めて間近で見ましたが、迫力のある先生でした。本を持ってきてサインしてもらえばよかった。
 
 最後はタッピング・セラピーであるEFTを角藤比呂志先生(東洋英和女学院大学大学院教授)が紹介しました。TFTやEFTを改めて心理学系のシンポで取り上げるのは珍しいのではないでしょうか。実は私もよく使っているので、トラウマ治療の文脈できちんと取り上げられてうれしかったです。
 
 EMDR以外はどの技法も私も普段の臨床でよく使っているものです。切れ味がいいですね。
 
 面白かったのは、各シンポジストが参加者のボランティアにデモンストレーションをやって、同時に生理学的測定をして、心拍とか発汗、血圧などによる自律神経の反応をスクリーンに映したこと。各技法によって実際自律神経がどのように反応しているのか、見られました。
 
 午後半日でしたが盛りだくさんで、大変中身の濃いシンポジウムでした。

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