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March 12, 2017

『嫌われる勇気』誕生秘話

 いまだにベストセラー上位の『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)の制作に携わった敏腕編集者の対談記事がありました。

「僕が一番影響を受けたんです」 天才編集者・柿内氏が『嫌われる勇気』に費やした3年を振り返る

 共著者の古賀さんと共に、岸見アドラーに惚れぬいて、岸見先生のところに通い詰めながら、時間をかけて作り上げていったようです。

 1冊に入れこむ熱量が他の本とは違っていたんですね。それに応えた岸見先生もすごいと思います。

 ところで、私は今2冊の本が進行中です。同じくらいのエネルギーを注いでいきたいとは思いますが、 ただ、臨床系は「熱さ」があまり前面に出ない方がいいと思います。自己啓発系、教育系とは違うところです。

 むしろクールさと信頼性が高いイメージを与えるものがいいでしょう。そのためには学術的体裁をある程度整えるとともに、アドラー心理学には数字的なエビデンスで示すのは難しいところがあるので、何人かで書く共著という形で、多様性とある程度の普遍性、妥当性を示すというところだと思います。要するに、勝手にいい加減なことをやっているのではない、というのを示すということです。

「単著を書いたら」と言われたことがあるのですが、私は今のところそこまでの気はなく、一般向けだったら岸見先生や、岩井先生とその関係の方々がわかりやすくていいものを出し続けてくれているし、専門家向けは仲間と進めていけばいいかな、という気持ちです。

 私が書くとしたら、これまでの万人向け、あるいは専門家向けではなく、マニア向け、武道やスピリチュアリティー・神秘思想に絡めるとか、場合によっては物議をかもすようなものが書きたいですね。どっかから抗議されたりして。つまり売れないものですね。だから日の目を見ることはないでしょう。

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