早稲田大学教授の向後千春先生が、日経ビジネスオンラインで、『嫌われる勇気』をはじめ、アドラー心理学の解説をしています。
教育工学がご専門だけあって、いつもまとめ方、伝え方がとても巧みです。逆にいうと下手なら信用されなくなるので、大変だといえるかもしれませんが。私もプレゼンの準備とか執筆などは一応工夫はするけど、最後は「まあ、テキトーでいいや」で、ささっとやめてしまいます。
「1対1は慣れているけど、人前で話すのは慣れてないので」と劣等コンプレックスも使ったりして。
だからテストもケアレスミスとか計算ミスとか多かったな。
それはともかく、先生は、ドラマ『嫌われる勇気』について、全体として岸見一郎先生と古賀史健さんの立場を想像しながら擁護しつつ、「テレビドラマは娯楽ですし、私はそんなに目くじら立てなくてもよいのではないかと思いますけれども。テレビで放送されることをキッカケとして、アドラー心理学を知ってくれる人は増えるでしょうからね」とおっしゃってます。
先生は日本アドラー心理学会の人ですから、あくまで穏やかに、やんわりと話していますが、基本的な視点は私と同じだと思いました。
あちらにも「良識派」がいることがわかります。
私は外部の人間で、野田先生は存じ上げてますが弟子でもないので、同学会の抗議ははっきりと「明確に否定」させていただきました。
向後先生は「インターネットで何かを書くことは「波風」を立てること」とも書いています。
私も少しはアドラー心理学界に波風が立てることができたかもしれません。
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