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July 03, 2017

アドラー心理学体感合宿に参加

 早いものでもう7月、1、2日の土日は神奈川県藤野の山間にある藤野芸術の家に行っていました。
 
 日本支援助言士協会主催の「アドラー心理学体感合宿」に参加しました。
 
 昨年は山梨の清里でやりましたが幸い大変好評で、今年第2回目となりました。
 
 今年も、鈴木義也先生、八巻秀先生と私が組んだトリオ講師というユニークな陣容です。
 
 参加者は全員で約40人、しかも既に講師、著作家としても活躍中の旬のアドレリアンが何人もいたり、長年地域でアドラー心理学を実践、普及しているリーダー的な人達も多く、実に「濃い人たち」が集結した感があります。
 
 いや、ほんとに濃かった。講師も参加者も、ほぼ言いたい放題、しかも夜中まで。こんなアドラー心理学の集まりはそうはないでしょう。
 
 すごく盛り上がって、楽しかったです。
 といっても私も他の講師も、どちらかというとクールというか、気ままというか、基本学究肌で、熱情的にお客さんを盛り上げるタイプではないので、適度にぬるい感じがあったように思いいます。
 その様子は、日本支援助言士協会のFBページに垣間見ることができます。
 
 内容は、臨床や日常で使っているアドラー心理学の概念や技法の「総選挙」をしたり、最近話題のオープンダイアローグのリフレクティング・トークを使ったシンポジウムをしたりしました。
 
 私自身は、リフレクティング・トークとアドラー心理学の思想は実によくマッチするということを実感することができたのが収穫でした。さらに勉強を深めたいと思います。
 
 私の担当時間では、「全体論」について考えようというテーマにしました。アドラー心理学理論の基盤である全体論は、果たして正しいのか、どのように捉えたらいいのか、どう実践したらいいのかを、私自身が長年抱えていた疑問をまず吐露したりして、参加者に投げかけました。
 
 私が意図したのは、アドラー心理学についての原理主義的思考と原理的思考を区別すること。
 原理主義的思考は、アドラー心理学の世界観に基づいて、そのメガネをかけて人間を、世界を解釈し、実践することです。アドラー心理学に忠実であればあるほど、よし、とされます。
 アドラー心理学に関連する講師や著者にしても、生活の中での実践者にしても、普通はこの態度を目指します。私も外向けには、その姿勢でいつもいます。
 しかし、それはそれで大事な態度ですが、実はそれは宗教の構造と同じで、信じるだけの限界があると私は思います。
 
 もう一つ大事だと思うのは、アドラー心理学の概念や前提を疑い、あるいはその論理を徹底的に考えること、あるいはアドラーやアドレリアンたちが何を考え、言いたかったか、現代社会でどういう意味があるかを推測し、考えてみることです。これを原理的思考と呼べるかもしれません。
 
 そして遂には、その人独自のアドラー心理学を創り上げることです。
 
 という問題意識が通じたかわかりませんが、全体論についてグループディスカッションと発表をしていただきました。全体論に対して、皆さんがいろいろな意味付け方、アプローチをしていることがわかり、興味は尽きなかったです。
 
 とまあ大脳皮質、前頭前野ばかり使っては全体論的には偏ってしまうというもの。持ち時間の後半は、思いっきりモードを変えて「ゆる体操」をしました。
 これは大変受けた。
 笑っていただきながら、心と身体をけっこうゆるめることができたと思います。
 
 自分のところだけ書きましたが、おそらく受容的で寛容で緩やかな交流の場を提供してくれた日本支援助言士協会の鶴田理事長やスタッフの方たちの力が最も大きな影響力があったと思います。
 本当にありがとうございました。
 
 盛会に気をよくして、来年もなんかあるらしいです。
 
 是非、ご参加ください。

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