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August 13, 2017

『人生を変える幸せの腰痛学校』

 このお盆、夏休みの読書に最適でしょう。子どもの読書感想文にはまだ早いかもしれないけれど。
 
 
 多くの人が悩んでいる腰痛、椎間板ヘルニアとか脊柱管狭窄症とか診断されて、手術を受けたり、整形外科、整骨、整体などなどを巡り歩いている人はたくさんいるでしょう。
 
 でもそれで本当に治ったか?
 本当に今の治療法(西洋、東洋問わず)は正しいのか?
 
 どこかおかしいと思っているあなた、本書を読めば目からうろこ、新しい世界が開けますよ。
 
 腰痛には心(正確には心理・社会的因子)、痛みを感じる脳の働きが絶対的に大きな役割を果たしていることが科学的にわかってきています。
「思い」や「考え」が腰痛を作っているなんて、ほとんどの腰痛には身体的治療は必要ないなんて、にわかには信じられないかもしれません。しかし、どうやら確かなようです。
 
 したがって治療の幹になるのは、認知行動療法と運動です。
 (内容紹介)
 
ようこそ、世界最先端の腰痛治療「認知行動療法プログラム」の世界へ──
世界初! 読んで治す、腰痛改善のための物語

ある小さなクリニックの休診日に行われる「慢性腰痛改善プログラム」。そこにたまたま集った、年齢、職業、家庭環境、痛みの内容が異なる6人の“腰痛難民"たち。講師は元大学病院整形外科勤務の不思議な先生だった──
「腰痛を治したければ、腰痛を治そうとしたらアカンのですわ」
「ほとんどの椎間板ヘルニアは痛みと無関係」
「腰痛は風邪と同じ、自己限定性疾患です。自分で治せます」
「どの専門家からどんな説明を受けるかでその後の人生が大きく変わってしまうんです」
「人間てね、自分が思てるよりずっとずっとすごいんですよ」
「プラシーボ効果は、すでに力が備わっているという証拠です」
「いい気分は、自信や行動力を取り戻してくれる」………
8週間にわたる授業によって、腰痛に対する6人の「思い込み」と「誤解」が少しずつ解き放たれていく……。
物語を読み進めていくうちにあなたの脳に刻まれている間違った常識が覆される、世界で初めて【腰痛の改善】を目的に書かれた真実のストーリー。
 そう、小説仕立てで、とても面白い。登場人物たち、腰痛難民の苦しみ、悲しみ、そして希望とともに回復に至るストーリーが巧みで共感を呼びます。
 
 作者の伊藤さんは、実はアドラー仲間で、この初夏、日本支援助言士協会のアドラー心理学合宿でお会いした時に本書をいただきました。伊藤さん、画期的で素敵な本をありがとうございます。お話しさせていただくと伊藤さんは、なんと以前から本ブログに来てくれていたそうです。ありがたいことです。
 
 だから本書には認知行動療法だけでなく、アドラー心理学もきちんと言及されています。またゆる体操などに通じる体をゆるめることの大切さも、説かれています。
 
 かといって本書は悪い意味で科学的な雰囲気ではなく、身体への敬意、身体の未知の力への信頼がベースになっていて、嫌みがないのがまたいいですね。
 
 私としては当たり前のことが、こうやって表に出てきてくれてうれしいです。
 カウンセリングの副読本にしよう。
 

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