私たちの本『臨床アドラー心理学のすすめ』に先駆けて、もう一冊、本格的なアドラー心理学による臨床の本が出ています。
アドラー仲間の臨床心理士、山口さんが同じ精神科クリニックで働くアドラー派のカウンセラー4人と創り上げた本です。みんな、よく存じ上げている方たちです。
本書の前半は山口さんがアドラー派のカウンセリングの基礎を、語学が堪能な山口さんらしく、丁寧に文献からまとめあげて説明してくれています。これがとてもしっかりした内容で、すごく参考になります。
後半は、カウンセリング場面での具体的な適用の仕方について、各分担執筆者が書いています。
これを見れば、アドラー心理学は精神科臨床でも立派に使えることがわかるでしょう。
本書は、2年前に出した私の共著『アドラー臨床心理学入門』(アルテ)の実践編、姉妹版として出されています。
表紙も同じデザインで、色違い。ほとんどおそろい、ペアルックみたいですね。
このシリーズはこれからテーマを変えて、どんどん発展していくかもしれません。
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