ここのところ勝手なことをいろいろ書いてきましたが、ようやく@niftyでAmazonとのリンクができるようになったので、たまっていた本を随時紹介していきます。
この秋に出て、小倉さんに献本いただきました。小倉さん、ありがとうございました。
本書の前作『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』も、最初にアドラー心理学を知るのに最適な良書でした。21万部も売れたそうだから、あれでアドラー心理学に入った人も多かったと思います。
今回は、さらに突っ込んだ感じでアドラー心理学の内容が説明され、でも初めて触れる人にもわかりやすい開かれた内容になっています。
やはりアドラー自身の言葉と、自分の性格(ライフスタイル)を変えるにはどうすればいいかという点に絞ったのがいいですね。
しかも今回は出典が明記してあるのがいい。そこからさらに学びたい人が、さかのぼって原典にいけます。
それにしてもアドラーの生の言葉だけを読むと、やはりけっこう厳しいことを言っていますね。あからさまというか、あまりロマンチックでも文学的でもありません。
ここが魅力であり、反発も生じるところかもしれません。
人は迷いの解決、解放の前のところでウロウロするのが好きですから。そのウロウロを美しく、文学的に、哲学的に、ドラマチックに描くほうが喜ぶ人が多いでしょうね。
ただ、やはり人生の真実を突いているな、と改めて実感しました。
最後にドキッとする一言を。
アルコールが人の本性を変えるのではない。
飲んでいないときに上手に隠していた本性が、
気の緩みとともに、表に出てきただけである。 p70
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