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November 01, 2017

オープンダイアローグと愛、共同体感覚

 前記事に出たオープンダイアローグの本を読んだり、シンポジウムなどに行くと、「オープンダイアローグを実践すると、その場に愛の感情が生まれる」という発言によく接します。
 
 そして決まってその後に、「性愛の愛じゃないですよ」と慌てるかのように一言注釈が入ります。
「じゃあ、どんな愛だ?」と思うわけですが、主な論者たちはそこをうまく説明できていないように見えました。
 
 確かに「オープンダイアローグをすると、患者と治療者が愛の関係になる!」なんて言ったら、週刊誌ネタ、文春砲ものになりかねません。斎藤環先生、やばいです。
 
 つまり愛という言葉ではオープンダイアローグのコミュニケーション空間を表現するには不十分で、適切な言葉がまだ当てられていない、ということでしょう。
 
 彼らの言い分を聞いていると、私には、「共同体感覚」という言葉が最もしっくりくるような気がします。愛でもラポールでもジョイニングでもなく、単なる所属感や達成感のような単一の心理学的な概念でもなく、もう少し広くて深いイメージを包含した概念です。
 
 どうしてそう思えるのか、ここでは根拠を引用しませんが、前記事の研修で八巻先生が研修で説明してくれていました。いつか詳しく活字になるかもしれません。
 
 アドラー先生、またもや先走っていたようですね。

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