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November 07, 2017

共同研究者か反面教師か

 前記事を書くときにほんとに久しぶりに野田俊作先生のブログ「野田俊作の補正項」を見たのですが、さすが、参考になるところも多々あると同時に、違和感や疑問を感じたり、これは間違っていると思われるところも散見されました。
 
 しかも相変わらず岩井先生を批判、攻撃している記事もあり、「しつこいやっちゃなあ」と思ったり、最近は岸見一郎先生も批判したそうですね。読んでないけど。
 今年初め、ドラマ「嫌われる勇気」で、私はフジテレビに抗議をした日本アドラー心理学会をこっぴどく批判したけど、きっと正反対の意見でしょうね。それより焚き付けた方か。
 
 野田先生は大変ユニークな方なので、崇拝する人もいる一方、個人的に方々で批判や陰口を聞いていますが、ネットなど表立った言論としてはあまりないんですよね。みんな内心引いているのか、ビビっているのかもしれません。20年前の分裂騒動の時のあのひどい攻撃を見たり聞いたりしたトラウマ(!)でしょうか。確かにひどかった。
 
 また、その後のアドラー・ギルド系とヒューマン・ギルド系などとの微妙な棲み分けの空気のためもあるかもしれません。
 
 それに何を言ってもお互い個人ブログだし、異なる意見があってもよく、私も異論があっても個人攻撃になってはいけないので、ぼやかした表現しかしてきませんでした。
 
 そうはいっても一応野田先生は日本のアドラー心理学の代表格であることは間違いなく、本来なら河合隼雄や小此木啓吾クラスになるはずだった人です。結局なれなかったけど。ご本人はならなかったと言うかもしれないけど、それが私や周囲の評価です。
 
 いい意味でも悪い意味でもアドラー心理学界隈には影響力がある人であり、他者批判は繰り返しているし、現在の分裂状態を作った張本人でもあるのだから、批判されてもいい立場ではあると思います。というか批判される価値のある内容を表現してきたと言ってもいいかもしれません。無内容ならスルーされて終わりですから。
 論旨は明快だし、わかりやすく、適度に高度な内容です。
 
 そこで、これから何か異論を感じたりすれば、隠さず論評や批判をしようと思いました。野田先生の文章は論理的だから叩き台としては優れています。
 
 そして、「自分のアドラー心理学」を創っていく足掛かりにすればいいと考え直しました。
 それにもういい加減、この辺の世代を継承しつつも相対化し乗り越えないと、日本のアドラー心理学の発展はないような気がしてきました。
 
 ということで大変僭越ながら、野田先生は私の師になるには足りませんが、「共同研究者」には十分です。これでも尊大に聞こえるなら、「私淑」ぐらいにしておくか。
 
 ちょうどアドラーがフロイトの理論を反面教師にして、個人心理学を打ち立てたのと同じですね。
 
 日本中のアドレリアンの皆さんも臆さず、やってみましょう。
 
 

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