この度上梓させていただいた『思春期・青年期支援のためのアドラー心理学入門』(アルテ)は私を含め8人のアドレリアン・カウンセラーが分担執筆をしています。
八巻秀先生の総論を皮切りに、中学校と高校のスクールカウンセラー、大学や専門学校の教員、精神科クリニックの心理士、民間相談機関のカウンセラー(これは私)が分担執筆をしています。
皆さん、当然ライフスタイルも違うし、切り口も文体もだいぶ違うので、専門書の割にはバラエティーのある内容になっています。ただ、アドラー心理学という軸、共同体感覚という共通項をみんなもっているので、不思議と統一感もあります。
この青年期というテーマによるアドラー心理学本は、『嫌われる勇気』が確かにそうでしたが、大変面白くても現実の話ではありませんでした。あの本の哲人とまではいきませんが、どのように若い人たちにアドラー心理学を学んだ人が接し、実践しようとしているのかがうかがわれる貴重な報告になっていると思います。
学会誌のような狭い世界ではなく、広く一般の人、アドラー心理学を学んだ人以外の人たちが読んでいただけるのがいいと思います。
是非、参考にしてください。
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