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December 09, 2017

細かい動き

 忙しくしていたら更新が滞っていました。
 
 12月6日は一日に二つの研修をこなしました。
 
 午前中に山梨県南部の富士川町で、峡南保健所管内保健師定例研究会において、「認知行動療法入門」という研修を担当。これは2回目の研修で、前回認知行動療法の理論を中心に話したので、今回は行動記録法や行動活性化法、リラクセーション法を話しました。
 保健師さんたちが日々の仕事やストレス・マネジメントで使えるものをお伝えしました。
 
 その午後は私にとって古巣である甲府の中央児童相談所に行き、「養育里親更新研修」で里親さんたちに「子どもの発達と心理・行動の理解」をテーマに話をしました。4時間近くいただいていたので、愛着理論から発達障害、そしてアドラー心理学の目的論に沿った行動の理解の仕方について話しました。
 
 難しい子どもたちを親に代って養育する里親さんたちには、アドラー心理学は是非知ってほしいと思って、毎年話をさせていただいています。
 
 さて、太極拳と老子の関連を説明した『老子と太極拳』(清水豊、ビイング・ネット・プレス)から、メモしておきたいところを引用します。
 太極拳がなぜあんなにゆっくり動くのかのよい説明がありました。
 
(引用開始)
 
 むやみに速く動いたのでは、細かに心身の動くシステムを作ることはできない。細かに心身が働かなければ「静」を得ることもできない。
 太極拳のようなゆっくりとした動きであれば、細かに心身のシステムを作りやすい。つまり「静」を感得しやすいのである。たとえば、ひとつの動きをひとつの円で行ったならば、その動きはおおまかであり見えやすい。しかし、多くな細かな円を少しずつ動かして、それらを途切れることなくつないでひとつの動きを作ったならば、その個々の動きは見えにくくなる。これが太極拳の「静」である。
 こうして動きを細かく分けることで、多彩な変化が可能になる。太極拳の「静」とは、多彩な変化をして、変化の少ない強い力を制するためのものなのである。  p99
 
(引用終わり)
 
 多彩な変化とは、外見的には見えないくらいの小さな変化でもあります。それが絶妙に作用することで、はた目にはマジックとかやらせとしか見えないような不思議な技が可能になるのです。
 

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