ここ数年、アドラー心理学の入門書はたくさん出てきたので、これからは応用、実践、各論の段階になるでしょう。
私がこれまで関わらせていただいたのはみんなそのような問題意識から作ったものでした。特に心理臨床分野でやってきました。最近の『思春期・青年期支援のためのアドラー心理学入門』(アルテ)もまさにそうです。
アドラー仲間が、この秋に医療職、看護師向けの本を出しました。
著者の長谷さんは、この10月21日にヒューマン・ギルドでやったシンポジウム「アドラー心理学の過去・現在・未来」にご参加くださり、直接ご著書をいただきました。長谷さん、ありがとうございます。
今日の時点で、Amazonの「基礎看護学」の分野で「ベストセラー1位」になっていますね。すばらしい。
看護師さんが職場の仲間、上司、患者さんと関わる時の悩みに応えながら、実践的な発想、対処法を教えてくれています。勇気づけプログラム「ELM」の資料を改変して載せているところが多く、これからアドラー心理学を学ぶ人には良い予習になるでしょう。
長谷さんは既に講師として活発に活動しており、私と違って明るく、華のある方のようにお見受けしました。これからアドラー心理学のよい語り部、伝承者として活躍してくれる人材の登場です。
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