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January 22, 2018

ダイアローグの精神を学ぶ

 1月20、21日(土日)、「対話文化の醸成を目指す人々のための、リトリートワークショップ」というものに参加してきました。
 
 フィンランド発のオープンダイアローグは、現在臨床心理学、精神医学界の大物が続々と注目しているところですが、今回その対話(ダイアローグ)の本質を学ぼうという意欲的なワークショップです。
 
「リトリート」と銘打っているだけに会場は、甲府盆地北東部の高原にある保健農園ホテルフフ山梨という、これまた非常に注目すべき施設でした。
 東京の医療法人が経営する滞在型施設で、ヨガや座禅(マインドフルネス瞑想)、森林浴、自然食などで心身の養生を図っていくプログラムが多くあります。コストは高級ホテル並みですが、都会を離れた癒しを求める方、合宿型の研修を考える人は利用を考えるといいでしょう。
 今回も私たちのグループのほか、ヨガ教室の団体が利用していました。
 
Photo_2
 
 正面から見たフフ山梨です。
 
Photo_4
 
 フフ山梨から見た富士山。冬晴れの日はもっとくっきりするはずですが、この日は少しかすんでました。雪の予報もあり、低気圧が近づいているせいかもしれません。
 
 ワークショップの講師は白木孝二先生(Nagoya Connect & Share)、日本にブリーフセラピーを導入した立役者の一人であり、最近は熱心にオープンダイアローグを本場から伝えてくれています。
 私はもう20年ほど前に、山梨の児童相談所に初めてブリーフセラピーを伝える時に、講師として来県をお願いしてからのお付き合いです。
 
 今回はオープンダイアローグと同様、患者、家族、関係者との対話を促進させようとする「アンティシペーション・ダイアローグ」、そのアプローチの一つ、「アーリー・ダイアローグ」というのを実習しました。
 
 私はまだこの辺は詳しくありませんが、オープンダイアローグが統合失調症の人への直接的介入を目指すとすれば、これは医療のみならず福祉領域や企業組織などで使えるより広いダイアローグの方法です。
 
 相手を変えるのではなく、自分の困りごとを相手に伝え、その解決のための協力を依頼する、そのための詳細な対話の方法が開発されています。虐待でもDVでも、相手を変えようとアプローチして、かえって反発、膠着を招いてしまうことはよくあります。それでは対話になりません。
 
「変わるべきはまず自分」「自分の課題を明確にして、相手に伝え、協力を依頼する」、まさにアドラー心理学の「課題の分離」そのものです。
 
 アドラー心理学とダイアローグの精神はぴったり重なることを、今回も強く実感しました。

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