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February 02, 2018

ジロリアンとアドレリアン

 ジロリアンとは「ラーメン二郎」の熱烈なファン、崇拝者のことをいうそうです。ラーメン二郎とジロリアンの関係は、アドラー心理学の在り方と共通点が多く、参考になるように感じたので、メモします。
 
 

(引用開始)

 東京都港区三田に本店を構える「ラーメン二郎」。近隣の慶應の学生たちの応援が店を支えたというエピソードも残っている。とにかく量が半端なく、「小」を頼んでも他店の大盛りを遥かに凌駕するラーメンがドカンと出てくる。食べた直後は必ず後悔するが、しばらくすると無性に食べたくなる、いわゆる病みつき系のこってり味であり、二郎に何度も通う人たちを「ジロリアン」と呼ぶなど、カルト的なファンが存在することでも有名だ。

 一杯平らげるにはそれなりの気合と体力が必要なため、二郎での食事体験を「修行」と捉える人も多い。「もはやラーメンではない」「二郎という別の食べ物だ」と言い放つ人さえもいる。独自の味とスタイルを築いた創業者・山田拓美代表を慕った、インスパイア系と呼ばれる類似店舗も増加している。

(引用終わり)

 私もラーメン二郎にトライしたことはありましたが、残念ながらジロリアンにはなりませんでした。こってり系はちょっと苦手です。
 
 私と違って、ジロリアンさんたちは「ラーメン二郎」に通うこと、食べきることを「修行」と称しているそうです。すごく熱いです。
 熱心なファン、崇拝者に支えられていること、「もはやラーメンではない」と言われるところなど、熱心な支持者がいながら「もはや心理学ではない」と悪口を言われがちなアドラー心理学に似ていそうですね。「心理学とは違うものだ」とまで言う専門家もいるようです。「修行(実践)」を強調するところも似ています。
 
 ただ、崇拝型ビジネスは、そのカリスマがいなくなるともろいものです。いろいろな分野でよく見られる現象です。
 
 大事なのは、「自分だけが正しい」と思い込むのではなく、崇拝者、追随者の存在を受け入れ、許すことです。ここでいうパクリとは、悪い意味ではなく、そのようなインスパイアされたお店、人たちを指します。
 
「追随する者を育てる」勇気によって、大きな広がりを持つ「仲間」ができます。そして核になる「正統派」も成長します。
 
(引用開始)
 追随者をライバルとみなして蹴落とすのではなく、同志として受け入れたり、弟子として育てていったりすることで、自らを核とする一つの市場領域が形成される。一緒に一つの業界をつくるという意識だ。これにより、本家本元のブランドとしての価値がより高まっていくのはいうまでもない。また本家としても、後進として追い上げる者たちとの間で繰り広げられる切磋琢磨によって、さらなる高みを目指していく熱い気持ちが維持されるかもしれない。先駆者であり破壊者である一面、育成者としても振る舞うことで、崇拝型のビジネスはより強固な存在になっていく。
 引用終わり)

 

 確かにアドラー心理学は、他の心理学と違って、崇拝型ビジネスに近いところがあると感じます。岩井派にせよ、野田派にせよ、岸見ファンにせよ。

 

 ただ、それぞれが違うのはインスパイアされた人たちへの態度でしょう。どこがどうとは、ここでは言わないけど(わかる人にはわかるね)

 

 私はカリスマ性も人望もなく、基本冷たいので、残念ながらこのビジネスモデルは使えそうもありません。

 

(最近、なぜかフォントの大きさが不安定です。こちらは同じ「標準」の大きさで打っていますので、字の大きさによる強調はありませんのでご承知おきを)

 

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