4月18日(水)、前記事の通り山梨に講師先生方をご案内した翌日、ヒューマン・ギルドにて「アドラー心理学と治療的メタファー」というワークショップがありました。
先週末の早期回想はアーサー・クラーク先生が特にご専門で、メタファーはマリーナ・ブルヴシュタイン先生の方が得意らしく、多くの時間をマリーナ先生がしゃべっていました。でも、クラーク先生がクライエント役のロールプレイもあり、二人の掛け合いも面白かったです。
セラピーにおいて、クライエントの悩みや訴えを物体か何かに例えて、メタファーとして扱う方法を1日かけて行いましたが、あっという間に時間が経ってしまいました。
方法や考え方は、ナラティブ・セラピーの外在化や、エリクソン催眠の間接技法に通じるところがあると思えましたが、マリーナ先生はより自然な会話の中でそれを進行させている様子が大変勉強になりました。
マリーナ先生からはポストモダンという言葉がふと出たり、言語学も学んでいたようでもあり、対話による相互作用をとても重視しているようでした。現代のアドラー心理学の最前線にいる様子が伝わってきました。
セラピーの会話はメタファーに満ちているので、是非使ってみたいと思います。
ワークショップの様子は岩井先生のブログで写真入りで報告されています。
最後にフロアからの、そのようにできるためのトレーニングについて質問があり、マリーナ先生は、
・人生を楽しむこと
・グループやスーパービジョンで学ぶこと
・クライエントを好きになること
などと答えていたのが印象的でした。
今日から福岡でもお二人のワークショップがありますが、私の主な仕事はここまで。
近年にない大変充実した一週間になりました。
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