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April 09, 2018

達人は達人を知る

 フルコンタクト空手の元祖、老舗といえばいわずと知れた極真空手ですが、その中でも現在の極真空手道連盟極真会館館長・盧山初雄氏は最も知られた人でしょう。
 
 若き日は必殺のローキックであまたの試合に勝ち抜き、栄光を得ながら、極真空手以外にも積極的に学び、強烈な剛の空手で知る人ぞ知る中村日出夫氏(甲府に道場を構えていたそうです)や太気拳の沢井健一氏に師事しました。70歳になる今でもひたすら武道修行に邁進しているすごい人です。
 
 その盧山先生が、私の太極拳の師の師、王樹金老師を絶賛しているのが『月刊 秘伝』(2018年4月号、BABジャパン)に載っていたので、記念にメモします。盧山先生の半生をたどる特集記事の一部です。
 
 一般に剛の空手家は、あまりにも柔の太極拳は認めないか理解しないものですが、良いものは素直に認める度量を持ち、そこからもどん欲に学び取ろうする蘆山先生は、意外に狭量な人が多い武道界で稀有な存在です。
 
盧山 私は王樹金先生から直接、太極拳の型や五行拳を習っていたんですよ。あれほど型ができる人はいまだに見たことがないですね。手から発する気が納豆みたく糸を引くようで、身体も上下左右に自在に動く。今ではもう会いたくても会えない名人の方々との縁に恵まれ、私は武道家としてめったにないチャンスをいただいたと思います。  P26
 
 澤井先生のように質問したり、実際に手を交えさせていただいたということはありませんでしたが、王樹金先生は型を通じて、“やっぱり、この人は凄いな”と思いました。そこに居ない敵が空間に見える、三次元的な方(演武)なんですね。あの手の感じは今でも忘れないです。
 p35
 
 王樹金老師の貴重な動画です。
 
 
 

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