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October 19, 2018

神道の深い流れ

 では、私たちは日本トランスパーソナル学会で何を発表したのか、その概要をお伝えします。

 一言でいうと「古神道」と呼ばれるジャンルです。神道にも流派、系譜というものがあるのです。それは現在の神社本庁が管轄していて、私たちが普段目にする神社とはやや異なり、現政権を裏で支えている、ある政治集団の国家神道的なものとも明確に違います。

 もっと日本の歴史の奥深くに根差したものです。そのエッセンスの部分はおそらく縄文にまでさかのぼり、民衆の信仰形態に影響を与えながらも、宮中でひっそりと伝えられてきた神道の系譜です。

 私もその存在を知り、学ぶまで、全く知らなかったので大変驚きました。

 白川伯王家、いわゆる白川神道(伯家神道)です。

 歴史的には平安時代、第65代花山天皇により、宮中祭祀を司る神祇官の長として任命されたのが、白川伯王家だったそうです。
「宮中内侍所、皇霊殿の奉仕、天子摂関等に御拝を伝授。全国の神社の統括」をしていたそうです。

 江戸時代には少しずつ宮中から外部にその内容が伝えられるようになり、あの国学者の平田篤胤が「学頭」を務めていたこともあったそうです。だから僭越ながら、平田篤胤は私の師匠筋(?)に当たることになりますね。

 それが幕末から明治の動乱期には、孝明天皇の命により、当時の白川伯王家の学頭・高濱清七郎が宮中を後にして京を脱出するというドラマがあったそうです。

 しかし明治5年に新政府は、神祇制度を廃止してしまい、宮内庁、神社庁を設置したので、白川神道は宮中に戻ることなく、細々と民間で伝承されることになりました。

 そして現在その命脈は、なぜか京都でも東京でもなく、山梨は甲府に残りました。甲府在住の七沢賢治先生が、明治時代からそっと伝えられてきた流れを継承していたからです。

 そのような歴史をまず、お話しました(発表者は私ではなく、渡邊氏)。会場は40人近くが集まり、みんな初めて聞く話に身を乗り出すかのように、大変熱心に聞いてくれました。

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