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October 26, 2018

『アンゴルモア』

 白川伯王家については面白いことがいっぱいあるのですが、追々お話ししていきます。

 それにしても私は、武術にしてもアドラーにしても、普通の人が目をつけないところ、しかも一見異端だけど実は保守本流といったものに縁があるものだと、つくづく思います。日本思想の根幹に触れている毎日です。

 さて、日本国と関係あるといえばある楽しい本のご紹介、珍しくコミックです。

 『アンゴルモア 元寇合戦紀 第10巻』(たかぎ七彦作、角川書店)

 鎌倉時代の元寇(文永の役、1274年)を描いた珍しい作品で、実はずっと読んでたのです。

 蒙古の大軍に襲われる対馬の人たちの絶望的な戦いを描いたものですが、「義経流(ぎけいりゅう)」の使い手の主人公の侍(元御家人)の活躍が痛快です。

 鎌倉幕府に対抗した勢力にいたことから対馬に流された主人公や一癖も二癖もある流人たちと対馬を守る宗氏の人々、元軍を構成するモンゴル人と朝鮮の高麗人との確執なども織り込まれ、重層的で読みごたえがあります。

 アンゴルモアは、かのノストラダムスの「アンゴルモアの大王」から取ったのでしょうか。ヨーロッパを震撼させた蒙古軍の酷薄な雰囲気もいいですね。

 史実は相当悲惨だったはずなので、中途半端なハッピーエンドにしなかったことは評価したいと思います。まあ、子どもは読まないほうがよいでしょう。

 この夏にはアニメ化もされていたそうですが、私は不覚にも知らなくて最近ちょこっとだけ見ました。

 10巻で第1部が終わったそうで、次はいよいよ九州が舞台らしいです。

 新シリーズも楽しみです。

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