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March 09, 2019

カリスマは要らない

 アドラー心理学の専門学会を作ると宣言して一週間が経ちました。

 日本個人心理学会始動!

 今、設立準備委員会の皆さんと4月サイトオープンに向けて忙しくしているところです。もしかしたら、4月1日には間に合わず多少ずれ込むかもしれませんが、せっかくこの間、100人も設立総会に来てくださったのだから、その勢いを大切にしたいと思います。

 それにしても、研究者でも大学教員でもない私がなぜ、学会設立に向けた旗振り役の一人をやっているかというと、自分でも不思議に思ないわけではありません。別に何の業績にもならないし、持ち出しの方が大きいです。

 ただ、私は研究職プロパーではないけれど、研究的活動は好きだし、心理臨床の専門家として、一応プロとして活動しているものとして、そういう人たちの集団は社会に必要という信念はありました。

 その辺の感じは、3年前に、今回学会を一緒に立ち上げた仲間の先生との対談で共有したことがあります。

「なぜ今、アドラー“アドラー”臨床心理学なのか?

 アドラー心理学の学術団体的なところとしては、日本アドラー心理学会が既にありますが、私のイメージではあそこは、ムーブメントと自らを定義づけていて、一人のカリスマ的指導者の下に、それを好む、信じられる人たちが集まったグループという見方をしています。

 究極的には社会変革を目指している大衆運動といっていいでしょう。実際に、そこに入っている人たちから、「世の中をよくしたい」という言葉を聞いています。

 だから、ある路線に乗っ取って、「正しい」とか「正しくない」とかいう言葉が飛び交ったわけです。

 私も世の中を良くしたいと思いますが、アプローチが少々違うのでしょう。別にムーブメントとやらにはあまり関心はありませし、アドラー心理学の実践に唯一の方法とも思いません。別に無意味とも思いませんが、今の世の中、限界もあると思います。

 だから目的が少々違うので、実は本学会と日本アドラー心理学会はあまりバッティングしないかもしれません。あちらの学会にいる人も、当会に入っていただくことは全然かまいません。むしろ大歓迎です。

 実は既に先日の設立総会にも、日本アドラー心理学会員が何人も参加してくれ、「おめでとうございます。いよいよですね」とあいさつに来てくれました。「入るよ」と言ってくれた人もいました。うれしいし、いいことですよね。

 様々な立場、考えのアドレリアン同士で切磋琢磨すると同時に、閉鎖的に閉じこもるのではなく、やっていることを世に問うことが大切になるでしょう。

 私たちにはカリスマは要らない。ゆるい枠組みで仲間を集めて、でも専門職集団として、社会できっちりとアドラー心理学で仕事をしている仲間を支援できる体制を作っていきたいと思っています。

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