アドラー心理学は宗教ではないが
前記事で、心理臨床家はいわゆるスピ系や宗教について、同意はしなくても理解はしておいた方がいいということ書きましたが、実はアドラー心理学を宗教のように扱うのは反対です。
アドラー心理学の理論や技法は、何も特別のものではなく、既存の臨床心理学の大部分と連携可能であり、別の立場からも十分に接近可能なものです。ところがまだその辺が、日本では未開拓でした。この辺を、私は公認心理師や臨床心理士の世界で活動していきたいと思っているところです。これはこれまでのいわゆるアドラー心理学ムーブメントでは、先ず届かないところです。実際、ここ40年近く、日本のアドラー心理学はその分野で、まったくといっていいほど目立った貢献はありませんでした。むしろ外部からは、排他的な印象があるとよく聞きました。
つい最近まで、専門家のほとんどがアドラー心理学をろくに知らなかったのがその証拠です。その点で、岸見一郎先生の功績は偉大です。けしてN先生ではありません。
ではスピリチュアリティ―や宗教的なものと無縁かというとそうでもないところが、アドラー心理学の面白いところで、ユング心理学みたいに宗教どっぷりでもなく、精神分析学みたいに宗教批判でもなく、認知行動療法みたいに宗教を科学するわけでもないのです。
スピリチュアリティや宗教的なるものと日常の心の在り方を結ぶ働きが、アドラー心理学にはあるように思います。もちろん、「全体論」や「共同体感覚」がそのキーワードにはなるでしょう。
ここをどう表現するかが、考えどころです。
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