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May 14, 2019

『アドラー流 リーダーの伝え方』

 最近、『労基旬報』という労務管理系の実務者向けの新聞に、リーダーシップの原稿を書いています。私は自分ではリーダータイプではなく、参謀タイプ思っていますが、子どものころから意外にリーダー的役割をさせられたり、務めることがありました。学級長から始まって生徒会、サークルの幹事長などなど。第1子の長男であるからか、自然とそういう役回りをしているのかもしれません。アドラー心理学の家族布置そのままですね。

 ただ、リーダーについて書くとなると専門外という感は否めず、やはりアドラー心理学を頼みます。そこで今年のはじめに岩井俊憲先生が出した本を参考にします。

『アドラー流 リーダーの伝え方 「勇気づけ」でやる気を引き出す!』(秀和システム)です。

 岩井先生らしいやさしさで、噛んで含めるように、組織の中でリーダーはどのように考えてふるまえばよいか、部下への接し方、勇気づけ方がとてもわかりやすく説かれています。リーダーシップについて、岩井先生はこれまでも何度も著してきていますが、私は今まで読んできた中で一番スッと胸に入った読後感でした。

 字も適度に大きく読みやすく、ちょうど老眼になるリーダー世代にはやさしいですね。編集の妙も感じます。

 組織がハイパフォーマンスを出すためには「生産性」と「人間性」が車の両輪のように働かなければならないと、本書では説かれています。新自由主義は生産性ばかりが強調され、結果、その生産性も落ちることとなりました。人間性の部分は、アドラー心理学などの実績のある心理学的アプローチが基盤になると思います。

 最近、何かのリーダーになられた方には、本書が参考になりますよ。

 

 

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