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June 15, 2019

北米アドラー心理学会に参加

 少し日が経ちましたが、第67回北米アドラー心理学会の大会に参加した様子をお伝えします。

 アリゾナ州の都市、ツーソンで5月30日(木)~6月2日(日)の4日間、最初と最後の2日はワークショップで、5月31日と6月1日は発表と講演会でした。私は2日間の発表と夜の懇親会だけ参加して、あとは観光してました(笑)。観光の様子は、前々記事で報告させていただきました。ツーソンはとにかく、暑く、乾いていました。メキシコ国境に近いだけに、景色だけでなくメキシコテイストの建物、食べ物、そして人々が目立ちましたね。

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 受付です。会場はアリゾナ大学の隣にある、マリオット・ユニバーシティー・パークという大きいホテルで、ほとんどの参加者は私も含め、そこに泊まりました。

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 受付のホワイトボードにあるウエルカム・メッセージ。手作り感がありますね。アドラー心理学関係の本やグッズも売っていて、私はTシャツを買いました。

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 ポスターセッションの様子です。やはり若い学生さんが出していました。トラウマ、発達障害、マインドフルネス関連が多かったようでした。アニメのヒーローについて論じているのもありました。

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 懇親会で、今年始めに二度目の来日をされたマリーナ・ブルヴシュタイン先生のスピーチ。

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 そのマリーナ先生、同行してくれた梶野さんと。私は安っぽい中米のチンピラみたいな恰好になってしまってますな。屋内は冷房が効いて寒いくらいなので、上着が必要に感じました。

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 昨年4月に来日された、早期回想のエキスパート、アーサー・クラーク先生にも再会して大いに喜び合いました。

 パーティーの後は、梶野さんが持ってきてくれた日本酒数本を囲んで「Sake Party」をホテルのテラスでしました。日本酒好きのアドレリアンもいて、初めて飲む方に解説してくれていました。

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 左端が前会長のジョン・スペリー先生、私の左がアドレリアン・アート・セラピストのクレイグ先生。アドラー心理学のテキストで知ったお名前の先生たちをたくさんお見かけして、その何人かには挨拶させていただきました。

 3次会は街のにぎやかなパブに繰り出しましたが、さすがに私は英会話の実力が追いつかず、早々にホテルに戻って休みました。

 発表は朝8時から,という日本では早い時間からスタート、それほど大きな学会でありませんが、同時間帯に3~5つの発表がありましたね。アドラー心理学に基づいたトラウマケア、プレイセラピーがあったり、とりわけマインドフルネス瞑想がここでも流行っているようで、3つ、4つの発表がありました。

 その流れか、毎朝午前6時半にはヨガ教室が開かれていました。私は寝てて不参加。

 招待講演では、アリゾナ大学で統合医療を研究、実践している先生が登壇されて、思春期の不安の治療にエビデンスのある方法として通常の医学的方法の他に、鍼灸やボディーワーク、サプリメントなどもどんどん取り上げていました。アメリカはここまで統合的にやっているのかと、印象深かったです。

 また、アドラー心理学のエビデンスを出そうという研究報告もありました。

 私がのぞいた発表のタイトルだけメモします。

Trauma, Community Feeling & Resilience

Counseling Parents of Children With Severe Disabilities

Heatfulness : Cultivating Community Feeling Through Mindfulness

Adlerian Family Counseling : A demonstration (いわゆるオープンカウンセリング。実際のボランティアの家族にジェームズ・ビター博士がやって見せてくれました)

Number One Priority / Top Card

Evidence-Based Adlerian Therapy: The Future is Now

Classical Adlerian Depth Psychology

A Trauma Narrative Treatment: Recreating Self-Identity and Social Connectiveness For Trauma Victims

Various Purposes of Addctions : Applying Teleology in a New Era of Brain-focused Addiction Science

 資料やスクリーンを見ながら一生懸命聞いていたけど、残念ながら私にはまだ十分に聞き取れなかったところもありました。次の英語の勉強の動機づけになりました。おおよそはわかったかな。でも、アメリカのアドレリアンたちの動向、問題意識を知ることができたのは収穫でした。

 皆さんとてもフレンドリーで、やはりアドラー心理学を学ぶ人たち特有の温かみを感じましたね。今度行くときは日本酒を持っていくだけでなく、発表できるように、実践と英語をがんばろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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