心理臨床学会でアドラー自主シンポジウム
アメリカの報告の前に直近の報告を。6月9日(日)、パシフィコ横浜で行われた日本心理臨床学会第38回大会で、アドラー心理学の自主シンポジウムを無事開催しました。
6月6日から始まった4日間もある日程の最終日の最後の時間帯で、いまだマイナーなアドラー心理学を聞きにどれだけの人が来るか心配でしたが、蓋を開けてみると会場いっぱいの40人を超える人が来てくれました。それほど広くはない会場なので、びっしりでした。
同学会でアドラーの自主シンポをやるのはこれで5回目になると思うのですが、これまでで一番多いのではないかと思います。回を重ねるごとに増えているかもしれません。
司会進行は私、アドラー心理学に初めて触れる人のために全体像を説明しました。
続いて山口麻実先生(東京都スクールカウンセラー)による実践報告。スクールカウンセリングの中で、どのようにアドラー心理学を実践しているかわかりやすく説明していただきました。会場にはスクールカウンセラーさんが何人もいたみたいで、フロアからの質問もありましたね。
そして浅井健史先生(明治大学)から、アドラー心理学の実践思想としての共同体感覚について、先生独自に作られたモデルを通して説明され、長年続けてこられた勇気づけ研究と、開発しつつある新しい勇気づけプログラムについての紹介がありました。専門性が高く、フロアからの関心も高かったようです。
最後に箕口雅博先生(立教大学)の指定討論、話題提供者への質問と、アドラー心理学とご専門のコミュニティ心理学の共通性と統合の可能性について説明していただきました。コミュニティ心理学は既に臨床心理系の大学院では授業等に入っているところも多く、専門家の認知も進んでいるので、アドラー心理学と重ねていただいたことで、フロアの方々の理解も深まったと期待できます。
終わってみれば2時間はあっという間でした。
新しい学会もできたことだし、地道に毎年こういう活動は続けていった方がいいと改めて実感しました。
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