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August 27, 2019

日本ブリーフサイコセラピー学会群馬大会に参加

 群馬県前橋市から戻りました。日本ブリーフサイコセラピー学会に参加のためです。

 更新がなかったのは私は基本、旅先にパソコンを持っていかないためです。

 いやあ、大変濃くて楽しい学会でした。充実したワークショップや発表から、修験道の行者や漢方医のシンポジウム、アメリカのエリクソン催眠の権威による特別ワークショップなど、盛りだくさんでした。

 私がどのような場に出没したかというと、

 1日目、8月22日のワークショップでは、質的研究法の代表格、修正版グラウンデッド・アプローチ(M-GTA)の講座に参加しました。M-GTAを開発した日本を代表する研究者、木下康仁先生(聖路加大学)に直接教わるというまたとない機会でした。

 初めてお目にかかる木下先生は実に穏やかな雰囲気で、かつ、ち密な思考のできる、素晴らしい学者だと思いました。

 しかも木下先生は山梨県は東京都との県境の山奥にある小菅村のご出身です。先生の人となりは、あの自然の中で育まれたのだと感じました。

 自己紹介で山梨から来たと話したら、終了後先生から、「(山梨の)どこから来たの?」と声をかけていただきました。少し話をさせていただきましたが、社会学者らしく、いつも小菅村や山梨のことを気にかけてくれているようで、うれしかったです。

 ブリーフサイコセラピー学会は何でもありというか、心理臨床以外の実にユニークな分野の人が登壇することが多いのですが、今回はまさにそうでした。23日は、高名な修験道の行者・僧侶の田中利典先生(金峰山寺、種智院大学客員教授)と漢方・東洋医学の研究者の櫻井竜生先生(女子美術大学)の講演、対談がありました。

 大峰山の修験道や漢方の話なんて普段聞けない情報ばかりで、言葉にならない身体や自然の情報を読み取る達人の話はとても興味深かったです。

 櫻井先生は漢方だけでなく、田中先生の下で修験道もやるし、気功法も教えておられるそうで、終了後の懇親会では、櫻井先生に声をかけさせていただきました。心理学とか気功の話をさせていただいたのですが、櫻井先生は脈で生活習慣や性格がわかると言って、私の脈をとってくれて「診断」してくれました。「○○と××だね(秘密)」と言われて、「おー、当たっているかも」とビックリ。是非、身につけたいと思いましたね。

 最終日25日は、アメリカよりミルトン・H・エリクソン財団の所長で催眠療法界の巨匠、ジェフリー・ザイク博士の特別ワークショップでした。高齢(といってもお元気でスマートな印書でしたが)のザイク先生は、これが最後の来日になるということでした。

 実は私、もう15年くらい前か、初めて本格的に学んだエリクソン催眠はザイク先生からでした。日本エリクソンクラブの主催でした。エリクソン催眠の関係者は臨床の達人ばかりで、私はエリクソンニアンとはとても自称できませんが、アドラー心理学と非常に近似した発想とアプローチで、一時期随分関連書籍を読んだり、臨床で試してきました。心理臨床の神髄がそこにあると思います。

 4日も家とオフィスを留守しましたが、とても充実していました。

 仲間と作ったアドラー心理学の新しい学会、日本個人心理学会もこんな風に発展するといいと思いましたね。

 

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