ひきこもりのススメ
新型コロナウィルスの影響で全国の学校が休校になりました。
まさか国が不登校を要請し、外で遊ぶな、人と会うな、とひきこもりを強制するとは思わなかった。
なんと、「ひきこもりこそ善」、という時代に突入しました。
その疫学的効果は専門ではないのでわかりませんが、心理的健康に対する影響については大いに懸念されます。
ある程度育ちのよい子、今や数少ない中流以上で勉強が好きな子ども(私みたいな)は、めんどくさいクラスメートや担任に会わずにすみ、好きな勉強や読書だけして相当偏った知識を得て楽しむでしょう。受験に邁進する子どもは、家が裕福であればいろいろ手立てがあるでしょう。
しかし実際は自発的なひきこもりではなく、無理矢理させられたひきこもりで、子どもたちは軟禁状態に置かれているといえるので、マイナスの影響の方が大きいと予想されます。
特にやることもない、勉強も嫌い、外で遊ぶことはできない、お金がない、うるさい親はいない、といった子どもは運動不足、免疫力低下になり、ついにはスマホ・ネット依存、甘いものばかり食べる砂糖依存に陥るでしょう。
この問題に心理学的にズバッと切り込んだのは著名な応用行動分析家、奥田健次先生です。ブログで怒っています。
さすが、毒舌は行動科学者の真骨頂、為政者を「アホやね、アホ」と罵りながら、そんな政治家を選んだ国民も「アホ」と斬り捨て、とても正しいことを言っています。
一斉休校で子どもたちが失うものはなにか、それは学校での「6時間程度の行動」です。
これを奪われた子どもたちは、替わりとなる「別の6時間程度の行動」を探し出します。シンプルだけど、絶対の原理です。その結果上記のようなことになるのは明らかです。自宅が過度のアミューズメントパーク状態になることは、奥田先生が言うように学習習慣への打撃と同時に、共同体感覚の育ちという視点からも好ましいものではありません。
この影響は、長期的には深刻なものになるかもしれません。
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