新型コロナとカウンセリング
新型コロナウイルスのパンデミックはカウンセリング業界にも大きな影響を与えているようです。
すでに多くの開業心理士、カウンセラーさんがSkypeなどを利用したオンラインカウンセリングを始めているようです。
実は私のところ(心理臨床オフィス・ルーエ)でも「遠隔カウンセリング、できますよ」とうたって何件かやっていますが、それほど伸びてはいないですね。むしろ、これまで通り、来室して対面での実施がほとんどです。私のケースではまだオンライン希望の方はいません。
この辺は都会の先生方のところとは、だいぶ違うかもしれません。
「こんなご時世だから」「ちょっと体調悪いから万が一を考えて」とキャンセルも数件ありますが、多くのクライアントさんはこれまで通り来てくれています。
ただ、例年4~5月は少ない傾向があり、それに加えてこのコロナですから全体のカウンセリング実施件数はかなり落ち込んでいます。このままならヤバいっすよ、マジで、、、
だから、来月から申請が始まるかもしれない持続化給付金を申請するつもりでいます。
こういったカウンセリングの相談室、あるいは法人は、いわゆる自粛対象の業種、あるいは対象外のリストには入っていません。というか出ていません。あまりにもマイナーだから、役人の頭にはまったくないのでしょう。
私は、カウンセリング施設は医療機関や福祉機関に準ずるところ、という解釈でいいと思っています。多くの先生もそう思って活動していると思います。
カウンセリングに来ることは、不要不急ではない。その人にとって必要であり、時には急ぎでもあり得る。コロナに関係なく、私のクライアントさんには、人とまともに話す機会が少ない人が多くいらっしゃいます。言われなくても自粛しているような感じですね。よくそれでクライアントさんと冗談を言い合ってますが、そういう方には、対面の価値は非常に大きいのです。
こちらは適度な感染対策をしたうえで、双方同意のもとでやればいいでしょう。不安な方はオンラインや電話に切り替えればいい。
相談室に来るまでの感染リスクですが、実は私のところはほぼ全てのクライアントさんが自分の車で来ますから、ドアツードアで、ほとんど心配はいらないでしょう。スーパーに行く方がよっぽどリスキーです。
オンラインカウンセリングのメリット、デメリット、限界は、実践されている先生方がこれから研究されて発表されるでしょう。既にオンラインカウンセリングのやり方を指南するというセミナーを開いている目ざとい先生も出ていますね。新しいカウンセリングのメディアができたことはよいことです。
私が想像するデメリットは、オンラインだと非日常性のなさ、安全な空間が確保できないケースの存在、ある種の技法が使えないことです。
カウンセリング、心理理療法は普段の生活から離れた時空間、非日常性に、その治療力があるという考えがあります。それはどうなるのか。
ケースによっては家族のそばで話せない内容もあります。DVの旦那の横で、DVの話ができるわけがありません。オンラインや電話では限界があるでしょう。
私はやりませんがユング派の箱庭療法や、心理テストもやりにくいでしょうね。催眠も、内容によってはトラウマ記憶が出てきたり、除反応が起こりうるので、私は対面以外ではやらないつもりです。
新しいスタイルと従来のスタイルと、そのハイブリッドと、いろいろなスタイルが模索されていくと思います。
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