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January 21, 2022

新型コロナと心理職

 一昨年、新型コロナが流行りだし、休校やら緊急事態宣言やらが出されて世情が騒然としていたころ、臨床心理業界は少し活気づきました。

 主要な学会や研究者、臨床家たちが、子どもたちや医療者へのストレスマネジメントやコロナで増えた自殺問題などについて、ネットなどを通じて情報を発信していました。

 私もコロナのいくつかの波が収まった頃に、いろいろな機関、施設からよく呼ばれました。ストレスや自殺防止などをテーマの依頼が今も続いています。ありがたいことです。

 ところが最近は、臨床心理業界から新型コロナに対して、あまり活発な声を聞きませんがどうなんでしょう。

 一時期、「新型コロナを正しく怖れる」「ワクチンに対する理解と協力を進める」みたいな言説が、一部から流れたように見えましたが、今はそれほど目立っていないように思えます。

 反対に、子どもたちへのマスクの悪影響とか、ワクチンの問題を訴える著名な心理臨床家や学者は一人として見られません。いや、内心は思っている人がいるのかもしれませんが、大学とか組織に所属しているために表に出られないのかもしれません。

「専門が違う」という言い訳もできそうに思えます。

 臨床家たちは各現場で、コロナが生み出した問題に日々取り組んでいるから、大所高所からこの状況を見る余裕がないという好意的な見方もできます。

 あるいは、政府、マスコミから流れる情報を科学的に正しいと信じているだけなのかもしれません。

 私は、これまでの臨床家たちが得意としていた災害の被災者や暴力の被害者、障害者など弱者への支援とは根本的に違う側面が新型コロナにあると思っています。

 それは、新型コロナそのものを巡る言説が極めて不明瞭(PCR検査の信頼性やコロナ死亡者数のカウントの仕方、感染ルートなどについて)であり、また極めて政治的(米中対立、グレートリセットなど)、経済的な問題(ビッグファーマのワクチンビジネスなど)をはらんでいて、多くの臨床家には何が起こっているのかさっぱり理解できないんじゃないかと思います。

 最近のアドラー心理学の世界の言葉でいうと、「臨床思想」は個々の臨床家はそれなりに持っているが、「政治思想」が貧困だから、何を言ってよいかわからないのではないかと疑っています。

 実際、これから政府が子どもへのワクチン接種を奨めたとしたら、それに迷っている親子に私たちはどう答えるか。

 もしかしたら史上空前の薬害になるかもしれないのに、それを支援する側に立ってよいのだろうか。

 それとも、「いや、ならない、ワクチンは福音になるはず」という考えを支持するのか。

 中立を装い、「うーん、あなたの意思で決めてよいのですよ」と押し切るか。

 その岐路に私たちは立っていると思います。

 臨床における政治性は被害者・マイノリティー支援やナラティブ・セラピーが取り上げてきましたが、新型コロナは真に政治性が問われていると思います。

 私も正解を持っていないけれど、尋ねられればこの流れに対して、「否」と答えます。

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