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April 18, 2024

郷土作家、岩崎正吾氏逝去

 山梨県出身の作家、出版社社長の岩崎正吾さん(79歳)がつい先日亡くなり、本日お通夜に参列してきました。

 岩崎さんのことをご存じない方は多いかもしれませんが、ミステリー作家として90年代頃にご活躍後(有栖川有栖さんらと同世代で、一緒に本も出しています)、山梨ふるさと文庫という出版社を立ち上げ、郷土山梨で地方出版の先駆けとして活動をされて、数多くの著者を発掘し、たくさんの山梨関連の本を出版していました。

 岩崎正吾-Wikipedia

 岩崎正吾-Amazon

 私はもう30年近く前からお付き合いをさせていただき、甲府で岩崎さんが主催していた小説教室の生徒だった時期もあります。

 岩崎さんから、ミステリー小説の構造や小説の書き方を学んだことは、その後の私に大きな影響を与えました。

 ただ結局私は小説を書くこともなく、だから当然小説家にはなれなかったけれど、文学作品の読み方、状況の描き方や文章作法などを教わりました。それは今もとても役に立っています。

 独自の歴史観も岩崎さんは持っていて、本能寺の変や武田氏に関する本も出版されていています。

 ある時一緒に話をしていて、岩崎さんは、私の深澤姓のルーツと思われるある山里は、武田信玄の時代には忍者の村だったのではないかと推理されていて、私も歴オタなので話が大いに盛り上がったのはよい思い出です。

 早稲田大学時代は演劇サークルに所属していたそうで、アナウンサーの久米宏さんや政治家の田中真紀子さんもいたので親交があったらしく、ある著書の帯には久米宏さんが推薦文を書いていましたね。

 また、県内在住の作家、詩人、歌人、文学愛好家らに声をかけて、山梨文芸協会の立ち上げにも関わり、事務局長も務められ、地域文化の振興に民間の立場から大いに活躍されていました。

 私には、同じ高校と大学卒ということもあってか、ずいぶん目をかけてくださったと思います。

 私も本を出すたびに献本させていただき、3年前、単著『アドラー臨床発達心理学入門』(アルテ)を出したときには持参してお渡ししたら、岩崎さんはとても喜んでくれてサインも求められ、光栄にも師にサインをさせていただくことができました。

 あれがお会いした最後の時になってしまいました。

 とかく中央、東京に眼差しが向けられがちな文化を地方から発信するという、まさに先駆者だったと思います。訃報を受けて、私も後を引き継いでいきたいと思いました。

 お通夜では岩崎さんのお顔をも拝見でき、親しい文芸仲間と息子さんからは、「気がついたら最期はスーッと逝かれた、苦しむこともなかったようだ」ということで、いつも穏やかで飄々とした岩崎さんらしいと思いました。

 感謝と共に、ご冥福をお祈りいたします。

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