表側に筋肉をつけちゃダメ
あのイチローさんが、トレーニングにおいて、とても大事なことを言っていました。
高校野球部の指導で生徒からの質問に答えてのことだそうです。
イチロー氏「「日本人がMBAに挑戦しようとして失敗するパターン」指摘 高校生からの質問に…」
なぜ、メージャーリーグに挑戦してうまくいかない選手が出てしまうのか。
あちらの選手たちの体格やパワーに追いつこうとして、無理な筋トレをしてしまうことに大きな原因があります。
筋トレがいけないのではなく、やり方が問題です。
イチローさんは、
「日本人がMLBに挑戦しようとして、失敗するパターン。やりがちなミス。前面につける筋肉には気を付けて。後ろ(背中やお尻、太もも裏などのこと)につく筋力は使えると思う」と具体的にアドバイスをおくった。
と言ったとのことです。
まさにこれは古来からの武術、そして武術の知恵を現代によみがえらせた高岡英夫氏ら最近の身体論者たちが主張してきたことです。
さすがイチローさんは天才ゆえにそれに気づいていたか、勉強熱心だからもしかして、彼らの理論を密かに学んでいたのかもしれません。
体の前面を大きくしようとするのではなく、背中や臀部、太もも裏を意識してトレーニングすることが最も肝要です。
大谷翔平さんはどうかというと、きっとその辺も意識して体を作っていると思います。そうでないと、あの涼やかなお顔立ち、リラックスした立ち姿、そのまま振り抜く打撃フォームにはならないと思います。
ガンガン筋トレして前面の筋肉を肥大化させた人の雰囲気は、もっと荒々しいものになります。
動きも発言も粗雑になっていくことが感じられます。
身体の裏側を鍛えるにはいろいろなやり方がありますが、中国武術の站椿と呼ばれる気功法などが最適です。
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