『臨床心理学 開業論』
現在、心理カウンセリング業界では、開業がブームなのだそうです。
地方にいると気がつかなかったけれど、そういわれればこの山梨でもいくつかのカウンセリング・オフィスがここ数年でオープンしているようです。
私はその前の時期、2012年に開業して今年で13年経ちました。
いろいろあったけれど経営危機はなく、といってメチャクチャ儲かるわけでもなく、スクールカウンセラーなど外部の仕事を兼ねながら何とか生活できている感じです。
生活は大変だけれど、開業してよかったと感じています。
何より、自由の感じがよい。これは何物にも代えがたい。
しかし、私より下の世代、若い人たちはさらに高邁な理想を持ち、積極的に社会課題に取り組みながら、心理開業ビジネスを開拓しているようです。その辺の事情が、『臨床心理学 第25巻第5号 開業論-初めての組織運営・援助実践ガイド』(金剛出版)でうかがうことができました。
心理の開業の草分け、信田さよ子先生による「開業のすすめー自治と連帯の経営実務論」から始まり、医療との関係性の持ち方、マーケットの開拓、オフィスを選ぶこと、行政との連携、経営実務、トラウマケアやマイノリティーの権利擁護などの社会課題の解決手段としての開業など、話題は多岐に渡ります。
なにより個々の執筆者の開業に至るプロセスや苦労が、私なりに共感できて、今後の活動の参考になりそうです。
これからカウンセラーとして開業したい人には、目を通しておくべきではないでしょうか。
ただ、私も本誌で取り上げられているテーマのすべてに大なり小なり関わっているといえますが、そんなに徹底しているわけでも、特に優れた実績があるわけでもなく、いつもテキトーな感じです。
志も高いのか低いのかよくわからない。
もし私に執筆依頼が来たら、彼らのような第一線の研究者や実践者と違った感じで、「ホンネの開業論」といったタイトルで、半ば不真面目と受け取られそうな感じで、いかに開業が楽しいか、言いたいことを書き散らす内容になるだろうな、と空想いたしました。
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