March 04, 2019

日本個人心理学会始動!

 これまでお知らせしたとおり、3月3日(日)、駒澤大学深沢キャンパス・アカデミーホールで、「日本臨床・教育アドラー心理学研究会第9回大会&日本個人心理学会設立総会」が開かれました。

 ここの所暖かい陽気でしたが、この日は肌寒い雨天になったにもかかわらず、ちょうど100人の参加者、スタッフや学生さんたちなどを入れればさらに多くの方が集まってくれました。それだけ、インパクトのあるイベントだったのかもしれません。多くの方の関心を得られて、安心したとともに、うれしかったです。

 

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 アドラー心理学でなんで「個人」かというと、元々アドラー心理学は「Individual Psychology」だからです。いろいろと考えたのですが、「個人」と訳す以外に良い訳がなかったのです。まあ、率直に言って、「アドラー心理学会」は既に使われていますからね、これにしました。

 原点回帰という意味合いも込めています。

 私たちは、日本臨床・教育アドラー心理学研究会として8年間活動してきました。立場や枠組みにとらわれず、たくさんのアドレリアン講師をお呼びし、研究や実践発表を積み重ねてきました。そして、一昨年辺りから「そろそろ学会にしようか」と仲間内で話が出るようになって、この1年一気に動きが加速しました。

 先ずは昨年3月末に学会設立準備委員会を立ち上げ、山梨県北杜市に集まって合宿したり、何度も都内に集まり、話し合いを重ねました。
 しかし学会なんて、みんなどこかに所属はしてるけど、誰も最初から作ったことなんてないので、どうしていいかわからない。幸い日本コミュニティ心理学会を立ち上げた先生が委員にいらしたので、そのご経験をお聞きしながらの試行錯誤でした。

 そして万端とまでいかなくても、それなりの準備をして臨んだ昨日の総会でも、参加者の皆さんとの質疑の時間で、いろいろな質問や提案をいただき、足りないところにも気づかされました。

 こうやって参加者の皆さんにも主体的に参加していただき、話し合いながら、アドラー心理学の専門団体として成長していければと思います。

 まずは、船出しましたよ。

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March 01, 2019

新学会立ち上げ間近!

 もう3月か・・・

 確定申告もせにゃならんし、県臨床心理士会の仕事もあるし、やることいっぱいでおかしくなりそう・・・

 そんな個人的な混乱の中、トップクラスのプライオリティのイベントが今週末にあります。

 以前お知らせしたとおり、3月3日、アドラー心理学の新しい学会を立ち上げます!

 なぜ、このようなことに至ったのか、その目的は何かは、ここでも追々お話しするとして、先ずはご参加ください。

 仲間の先生方から、それぞれが考えるアドラー心理学の現状と課題、そして希望を語っていただきます。参加者の方々からも、ご意見を頂戴したいと思います。

 お出でになれない方は、いずれ公開するHPと申し込み方法をご覧になり、ご検討いただき、是非ご入会ください。

 大会、設立総会の内容、申し込みはこちらへ。

https://kokucheese.com/event/index/546833/

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January 29, 2019

巨人たちの家族布置

 前記事で紹介した『ジェノグラム』(金剛出版)には、フロイト、アドラー、ユングといった「深層心理学の3巨人」のジェノグラム(家系図)が詳細に掲載されています。これがとても興味深い。

 ユングはあの独特の理論が表しているように、神秘主義的傾向が濃厚です。同書にはユングの5代にわたる系図が出ていますが、ユングの仕事である医師は父方に多く(祖父と曾祖父、曾々祖父)、聖職者は父方に2人、母方になんと12人もいます。さらに「霊能者、あるいは霊との交流がある」という人がユングを含めて5人もいます。加えてユングの母親は超自然現象を信じ、精神病で入院しています。

 これは尋常じゃない。ユングの業績は、遺伝的器質による資質、才能によることは明らかです。

 ついでにその家系図には、ユングの妻エンマと並んで、患者で愛人だったトニー・ウルフもしっかり入っています。この人はユング好きには有名な人ですね。

 フロイトは、本書では実に詳細に描かれています。

 フロイトの父母世代は、何か犯罪的な後ろ暗いことをしていたと言われ、父親はフロイトの異母兄と共に「事業上の問題」「偽札偽造事件」にかかわっていたそうです。さらにフロイトの妻マルタの父親は詐欺で投獄されたことがあり、フロイトがマルタに熱烈な恋をしたのは、二人の共通の出自による共鳴、共感のようなものだったのかもしれません。

 そういう家の中で、ユダヤ人の長男フロイト坊ちゃんは、輝ける希望の星だったのでしょう。相当甘やかされたみたいです(これはエレンベルガーの本から)。

 そしてユングにもあったけど、フロイトは女性問題も抱えていたようです。妻マルタの妹ミンナと不倫関係にあったみたいです。フロイトとミンナは何回も一緒に旅行に出かけ、なんとマルタの妊娠中にも、ミンナと旅行に行っていたとか!

 ミンナはフロイトとの不倫をユングに話したことがあったり、妊娠、中絶の証拠もあると本書にあります。

 さすがリビドーのフロイトとでも言いたくなりますね。

 同様の女性問題はフロイトの長男、マーティンにもあって、これまたなんと、自分の妻の妹と関係があったそうです。まさに父親と同じ!家族問題の深さを感じずにはいられません。

 ちなみにフロイトの後継者、アンナも少し違いますがレズビアンで、パートナーの夫はそのためか自殺しています。フロイト一族、いろんなことがあり過ぎ。

 何かと病理思考でどこか性悪説的な精神分析学は、今でも好きな人には強烈な磁場を放っていますが、フロイトの抱えていた問題が反映されていたからこそ、リアリティーがあったのかもしれません。

 それに比べるとアドラーは、兄ジグムントとの確執、弟の死、自らの病と身体障害という問題はありながらも、総じて健康な感じがジェノグラムからします。アドラー心理学の健康志向、未来志向を感じさせるものです。

 この3者を並べると、フロイトとユングの行き過ぎたところを、アドラーが中和というか健康な領域に戻しているように、私には感じられました。

 いやあ、家族って面白いですね。

 それにしても、有名人は何もかも暴かれて大変だ、と同情もしたくなりました。

 

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January 14, 2019

『定年後の人生を変えるアドラー心理学』

 八巻秀先生(駒澤大学教授・やまき心理臨床オフィス)が、最近また面白いアドラー心理学本を出しました。

 八巻秀『定年後の人生を変えるアドラー心理学 Adler's Bar へようこそ』(講談社)

 アドラーズ・バーに集まる定年間近の中高年の男性とマスターとの対話からできています。

 私と臨床家向けの本を出し( 『臨床アドラー心理学のすすめ』など)、子ども向けの本を出した( 『おしえてアドラー先生!』 )後は、こう来たか!という感じです。この世代をターゲットにしたのは、今まであるようでなかったです。

 企業人、組織人向けにリーダーシップや人間関係に焦点を当てたアドラー本はいくつかありました。そういうのはどちらかというと自己啓発的で、登場人物が問題を解決して成長するというストーリーになっていました。昔の教養小説風ですね。

 それに対して本書は、なにせおっさんたちが通うバーですから、大体グチや本音が吐露される場面設定なので、内容的に共感しやすいですね、私ももう、そういう歳ですから。

 本邦初、おっさん向けのアドラー本です。

 お客たちが持ち込んでくる問題は、親子、夫婦関係、昔の職場仲間との関係、親の介護、老化、そして恋愛や盗撮までいろいろあって、身につまされます(盗撮はないですよ)。それらにマスターがアドラー心理学を使って答えていきます。

 つまりよりカウンセリング的な状況なわけです。

 もちろん私は著者の八巻先生を存じ上げていますから、マスターが八巻先生に思えて仕方なかったです。確かに先生はバーのマスターっぽいし。実際こんな雰囲気のカウンセリングなんだろうな、と思いました。

 対話形式は『嫌われる勇気』もそうだったけど、アドラー心理学にフィットするスタイルかもしれません。

 本書は当事者のおっさんたちばかりでなく、女性でも楽しめますし、何より私はカウンセラーや臨床家の人たちの読んでほしいです。

 それにしても、アドラーズ・バーのマスターみたいにアルコールが使えると。本当はカウンセリングは進むかもしれませんね。ただ、翌日覚えているかはわからないけど。

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January 06, 2019

マリーナ先生のアドラー心理学を学ぼう!

 昨年末にもお知らせしましたが、改めて載せます。

 アメリカのアドラー心理学の中心人物、マリーナ・ブルヴシュタイン博士が再来日、特別講座が来月頭にあります。

 私も再会が非常に楽しみです。

 私はアメリカのアドラー心理学を拝見しに、2度ほど渡米したことがありますが、日本と同様、女性が活躍している印象はありました。

 ただ日本だと子育て系が強い感じですが、アメリカは臨床系でも女性の活躍が目立っている感じがしました。もちろん、優秀な男性もいました。

 マリーナ先生はロシア系で、ロシア訛りの英語と、ちょっとふくよかな体型(女性だからあまり言えないけどロシアの人には珍しくないですよね)が、まるでグレートマザー、地母神のような印象を与えます。誰もが安心して相談したくなるような人です。

 これまで来日した外人アドレリアンは何人も見てきてどの方も素敵でしたが、マリーナ先生もピカ一です。次回はいつになるかわかりませんから、是非この機会をお見逃しなく。

 東京の講座をリンクしますが、大阪でも翌週にやりますのでヒューマン・ギルドのHPをご覧ください。

 マリーナ・ブルヴシュタイン博士の特別講座「アドラー心理学の歴史的流れ」

 マリーナ・ブルヴシュタイン博士の特別講座「アドラー心理学(困難を乗り越える心理学)のエッセンス」

 

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December 15, 2018

アドラー心理学の学会を作ります!

 なんとなんと、この度、これまで仲間と活動してきた日本臨床・教育アドラー心理学研究会をバージョンアップして、学会という形を目指すことになりました。

 日本のアドラー心理学シーンにインパクトを与え、新しい流れを作ります。

『嫌われる勇気』などによってアドラー心理学のすそ野はもう大分、十分に広がった。社会運動としてのアドラー心理学も、日本各地の熱心な人たちによってある程度、根付いてきた。

 あとはより、専門的に包括的に、深く、高く、アドラー心理学を新しい時代に合うように創り上げる時期に来たと思います。実はここのところずっと、仲間と議論を重ねてきて、どういう形が良いか模索をしてきたのです。そして、学会というスタイルを採用するという結論になりました

 まず、来年春先に、その現実化に向けて集まることになりました。

 是非ご参加、そして、ご協力をお願いします。

(案内より)

 

日本臨床・教育アドラー心理学研究会第9回大会&日本個人心理学会設立総会

 日本臨床・教育アドラー心理学研究会は2011年に始まり早くも8年目を迎え、8回の大会、6回の研修会を重ねてきました。この間、思わぬアドラーブームがあり、世間のアドラー心理学への注目度は一気に増しました。そして私たち自身も自らの学びを深め、向上したいという思い、さらにアドラー心理学を通して一層世の中に貢献できるようになるために、この度新たに「学会」という形で、ステップアップ、バージョンアップを目指すことになりました。
 今回の大会では、当会のこれまでの歩みを振り返り、現代のアドラー心理学の成果と課題を総括し、学会設立に向けての動きを報告させていただきます。
 長い間当会を応援してくださった皆様に感謝をお伝えするとともに、日本におけるアドラー心理学の新たな核となるべく進めて参りたいと思います。是非、ご参集ください。


                鈴木義也(東洋学園大学)
                会沢信彦(文教大学)
                八巻 秀(駒澤大学)
                佐藤 丈(山梨県北杜市立小淵沢小学校)
                深沢孝之(心理臨床オフィス・ルーエ)

1.日 時
 201933日(日) 10001600

2.場 所
 駒澤大学深沢キャンパス アカデミーホール(東京都世田谷区深沢6818
  ランチセッション 深沢キャンパス洋館小ホール
 (東急田園都市線「駒澤大学駅」下車。「駒沢公園口」から徒歩15分)

3.参加費
 ・予約参加:4,000
  (224日(日)までにこくちーずまたはFAXで申し込んだ場合)
 ・当日参加:5,000
  (225日(月)以降の申し込み及び当日参加)
 いずれも当日会場で支払い。
 ランチセッションの昼食代も含みます。
 途中参加や早退も可能です。

4.日 程 
 1000 開会挨拶
      鼎談「アドラー心理学の現代的意義と課題」
       箕口雅博(立教大学)・鈴木義也・八巻 秀 
 1200 ランチセッション(昼食を取りながらの懇親会)
      昼食代は参加費に含まれています。
 1330 シンポジウム「アドラー心理学の『今』」
      梶野 真(日本アドラー心理学協会)・鶴田恵美子(日本支援助言士協会)
      ・佐藤 丈・深沢孝之
 1500 日本個人心理学会 設立総会
 1600 閉会

5.参加資格
 教育あるいは対人援助に携わる専門職の方、もしくはその分野の学生。
 会員登録制度はありませんが、メールでの申込みに限り開催案内をメールしています。
 参加経験がなくても、告知希望の方はその旨メールでお知らせください。

6.申込方法
 下記HPからお申込みください。FAXでの申込みも受け付けます。
 https://kokucheese.com/event/index/546833/
 申込専用FAX03-5256-0538
 当日参加も可能です。
 

7.問合せ先
 日本個人心理学会 事務局
 〒154-8525
  東京都世田谷区駒沢1-23-1 駒澤大学文学部心理学科 八巻 秀    
 E-mailアドレス: adler.jimu@gmail.com
 日本臨床・教育アドラー心理学研究会 HPhttp://adlerian.jimdo.com
 学校心理士の方は更新ポイントB研修会(申請中)となります。

すでにお申込みいただいている方には重複のご連絡になり、申し訳ありません。

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日本臨床・教育アドラー心理学研究会
第9回大会&日本個人心理学会設立総会事務局(担当:町田、堀井)
101-0021 千代田区外神田2-2-3京須ビル2階
学事出版編集部内 学会・研修会サポートセンター
FAX
03-5256-0538 E-mailgksc000@gmail.com

 

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November 27, 2018

バーナード・シャルマン逝去

 北米アドラー心理学会からメールが来ました。

 アメリカ、いや、世界のアドラー心理学のレジェンド、バーナード・シャルマン(Bernard Shulman)先生が、11月24日に亡くなったとのことです。享年96歳。

 ついにお目にかかることはできませんでしたが、若い頃、先生の著作を通して何とかアドラー心理学を吸収しようと頑張っていたことを思い出します。もっと早くアメリカに行けてたらなあ、などと思ったりもします。

 謹んでご冥福をお祈りいたします。

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November 20, 2018

朝日カルチャーセンターで課題の分離

 来週11月29日(木)、神奈川県藤沢市の朝日カルチャーセンター湘南教室で講座を持ちます。

 4か月ごとの各期にアドラー心理学に関する1テーマを取り上げています。

 今回は「課題の分離」。

 『嫌われる勇気』以降、何かと議論の多い「課題の分離」を私なりに徹底解説をします。最近仲間内から出てきた「課題の分離」に代わる新しい言葉もお伝えしますよ。

 アドラー心理学 対人関係論「課題の分離」

 

 

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November 13, 2018

アドラー心理学の未来2

 前回に続いて『Adlerian Psyhotherapy』より、アドレリアン諸氏が語るアドラー心理学の課題を抜粋します。正確な訳ではないので、関心のある方は原著に当たってください。

・Jill Duba Sauerheber(ウエスタン・ケネディ大学教授、北米アドラー心理学会長)は、これからは標準化された教育を受けた資格を持った専門家がどんどん卒業してくる、彼らは「理論的にピュアではない」。既にたくさんのものを学んでいるから。しかしそれが、さらにアドラー心理学をより深める方向に働くだろう。そうすれば、他のカウンセリング理論をどのようにアドラー心理学に加えるか、アドラー心理学の知識や応用を高める方向に進めるかもしれない。

(日本では逆に考える人がいるかもしれませんね。ピュアで「正しい」アドラー心理学が良いと信じる人たちには)

・また、脳がいかに情動や思考、生理を調整するかの知識をもっと学ぶ必要がある。神経科学における記憶の流動性の知見は、早期回想に対するアドラー心理学の仕事を支持してくれたりしている。

・Len Sperry(フロリダ・アトランティック大学教授)は、柔軟さが売りだったアドラー心理学の強みが、今は悩みの種になってしまっている、と言います。アドラー心理学はアセスメントに強い(ライフスタイル診断など)が、介入に弱い。特に独自の、定義されたアプローチを持っていない。エビデンスがあるとされているのは、STEPとActive Parenting Program だけで、それ以外にはない。独自の介入方法を開発するべきだ。そのためにSperry はセラピストをトレーニングしており、直接的にクライエントのライフスタイルを変化させる介入法を pattern - focused psychothepy と呼んでいる。

 他にもアドラー心理学は、女性の人権や社会的文脈を重視するところが現代にマッチしているという人や、LGBTのクライエントの援助のための理論と技術を研究すべきだという人もいます。

 また、特にこれからは組織化された宗教の力がさらに弱くなっていくだろう、その時アドラー心理学はさらに必要になるだろう、100年先を行っていたアドラー心理学の未来は明るい、と言うアドレリアンもいます。

 いろんな意見があります。

 日本でも思い思いにアドラー心理学の未来像を描けるといいですね。

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November 10, 2018

アドラー心理学の未来

 少し前に紹介した『Adlerian Psychotherapy』の終わりの方に、アドラー心理学の課題、未来のあるべき方向性を考察した章があります。著者以外にアメリカの主なアドレリアンが答えていて、いろいろな意見があるのが興味深いです。

 例えば、著者は次のように言っています。以下、意訳、要約します。

・もっとアドラー心理学についての調査や研究をしたり、奨学金によって、エビデンス・ベイストのアドラー心理学(Adlerian evidence-based psychotherapy)の輪郭を描き出すことが必要である。

・アドラーのアイデアは、スクールカウンセリングの分野でよく確立されている。ペアレンティングやコンサルテーションや子どもの発達に関するガイダンスに力を入れているからだ。

・アドラー心理学は二つの領域に特に適している。一つは多文化やコンテキストを考慮しなくてはならない領域と、ポジティブ心理学のような成長志向、ストレングス志向の領域である。

 科学的なアドラー心理学を目指す著者に対して、ドライカースの娘、エバ・ドライカース・ファーガソンは、反対のようです。

・多くのセラピストは症状とそれを楽にすることに焦点を当てすぎている。アドラー派のアプローチは、長期的な社会・認知的な変化(long-term social-cognitive changes)を目指すものだ。所属とか意味の感覚を。

・アドラーの社会変革の強調は、未来の心理学でも生き残っていくだろう。

 反対にロイ・カーンという学会誌の編集長は、

・アドラー派のライターや研究者は、もっと他の認められたジャーナルで発表するべきだ。

・アドラー心理学を教える専門家、学部が必要である。

・アドラー心理学は大学をベースにしないと、その理論は心理学のテキストの中のただの脚注に過ぎなくなってしまうだろう。

 とまで言っています。

 このようにいろいろな意見があり、アドラー心理学の未来に対してある種の危機感を抱いている人もいるようです。面白いので、次回以降もメモしようと思います。

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