July 08, 2019

アドラー心理学にもとづくコンサルテーションの理論と実践

 昨日は日本個人心理学会の理事会があり、理事の私も出席しました。そこで、研修会や大会の打ち合わせをやりました。私にとっても初めての体験であり、なかなか大変です。

 既に会員の方には告知されていますが、学会第1回目の研修会を実施します。

 会員以外の方も参加できます(参加費は少し高くなります)

「アドラー心理学にもとづくコンサルテーションの理論と実践」

 11月9日(土)、東洋学園大学でやります。詳細は上記HPをご覧ください。

 スクールカウンセラー、公認心理師のような心理職はいまや、コンサルテーションの技能なしで仕事をすることはできません。ただこれは、これまでの1対1の面接室での「深いことが良い」志向のカウンセリングだけを学んできた人には不得手なところでした。

 ところが、アドラー心理学はまさにここが真骨頂、すでにアドラーの時代から、世界に先駆けてコンサルテーションを実践してきたのです。

 今回は、コミュニティ心理学とアドラー心理学を長年学んできたお二人の先生に講師を務めていただきます。

 箕口雅博先生は日本のコミュニティ心理学を牽引してきた方であり、浅井健史先生は同じくコミュニティ心理学とともに、アドラー心理学の文献研究、勇気づけの研究も長年され、学会での発表も豊富な方です。

 先生方は私たちの活動に賛同して参加してくださり、日本個人心理学会の理事も務めてくれています。

 お二人はこの春、アドラー派のコンサルテーションの基本テキスト、ディンクマイヤーの本を訳出、出版されました。

ドン・ディンクマイヤー・ジュニア、ジョン・カールソン、レベッカ・E・ミシェル著、浅井健史・箕口雅博訳『学校コンサルテーションのすすめ方』(遠見書房)

 コンサルテーションは、カウンセラーなど心理職だけのものではありません。援助職すべてのの人が関連してくるところだと思います。

 多くの人にはまだ知られていない、アドラー心理学の可能性を学べる時間になるでしょう。

 是非、ご参加ください。

 

 

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June 15, 2019

北米アドラー心理学会に参加

 少し日が経ちましたが、第67回北米アドラー心理学会の大会に参加した様子をお伝えします。

 アリゾナ州の都市、ツーソンで5月30日(木)~6月2日(日)の4日間、最初と最後の2日はワークショップで、5月31日と6月1日は発表と講演会でした。私は2日間の発表と夜の懇親会だけ参加して、あとは観光してました(笑)。観光の様子は、前々記事で報告させていただきました。ツーソンはとにかく、暑く、乾いていました。メキシコ国境に近いだけに、景色だけでなくメキシコテイストの建物、食べ物、そして人々が目立ちましたね。

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 受付です。会場はアリゾナ大学の隣にある、マリオット・ユニバーシティー・パークという大きいホテルで、ほとんどの参加者は私も含め、そこに泊まりました。

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 受付のホワイトボードにあるウエルカム・メッセージ。手作り感がありますね。アドラー心理学関係の本やグッズも売っていて、私はTシャツを買いました。

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 ポスターセッションの様子です。やはり若い学生さんが出していました。トラウマ、発達障害、マインドフルネス関連が多かったようでした。アニメのヒーローについて論じているのもありました。

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 懇親会で、今年始めに二度目の来日をされたマリーナ・ブルヴシュタイン先生のスピーチ。

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 そのマリーナ先生、同行してくれた梶野さんと。私は安っぽい中米のチンピラみたいな恰好になってしまってますな。屋内は冷房が効いて寒いくらいなので、上着が必要に感じました。

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 昨年4月に来日された、早期回想のエキスパート、アーサー・クラーク先生にも再会して大いに喜び合いました。

 パーティーの後は、梶野さんが持ってきてくれた日本酒数本を囲んで「Sake Party」をホテルのテラスでしました。日本酒好きのアドレリアンもいて、初めて飲む方に解説してくれていました。

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 左端が前会長のジョン・スペリー先生、私の左がアドレリアン・アート・セラピストのクレイグ先生。アドラー心理学のテキストで知ったお名前の先生たちをたくさんお見かけして、その何人かには挨拶させていただきました。

 3次会は街のにぎやかなパブに繰り出しましたが、さすがに私は英会話の実力が追いつかず、早々にホテルに戻って休みました。

 発表は朝8時から,という日本では早い時間からスタート、それほど大きな学会でありませんが、同時間帯に3~5つの発表がありましたね。アドラー心理学に基づいたトラウマケア、プレイセラピーがあったり、とりわけマインドフルネス瞑想がここでも流行っているようで、3つ、4つの発表がありました。

 その流れか、毎朝午前6時半にはヨガ教室が開かれていました。私は寝てて不参加。

 招待講演では、アリゾナ大学で統合医療を研究、実践している先生が登壇されて、思春期の不安の治療にエビデンスのある方法として通常の医学的方法の他に、鍼灸やボディーワーク、サプリメントなどもどんどん取り上げていました。アメリカはここまで統合的にやっているのかと、印象深かったです。

 また、アドラー心理学のエビデンスを出そうという研究報告もありました。

 私がのぞいた発表のタイトルだけメモします。

Trauma, Community Feeling & Resilience

Counseling Parents of Children With Severe Disabilities

Heatfulness : Cultivating Community Feeling Through Mindfulness

Adlerian Family Counseling : A demonstration (いわゆるオープンカウンセリング。実際のボランティアの家族にジェームズ・ビター博士がやって見せてくれました)

Number One Priority / Top Card

Evidence-Based Adlerian Therapy: The Future is Now

Classical Adlerian Depth Psychology

A Trauma Narrative Treatment: Recreating Self-Identity and Social Connectiveness For Trauma Victims

Various Purposes of Addctions : Applying Teleology in a New Era of Brain-focused Addiction Science

 資料やスクリーンを見ながら一生懸命聞いていたけど、残念ながら私にはまだ十分に聞き取れなかったところもありました。次の英語の勉強の動機づけになりました。おおよそはわかったかな。でも、アメリカのアドレリアンたちの動向、問題意識を知ることができたのは収穫でした。

 皆さんとてもフレンドリーで、やはりアドラー心理学を学ぶ人たち特有の温かみを感じましたね。今度行くときは日本酒を持っていくだけでなく、発表できるように、実践と英語をがんばろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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June 10, 2019

心理臨床学会でアドラー自主シンポジウム

 アメリカの報告の前に直近の報告を。6月9日(日)、パシフィコ横浜で行われた日本心理臨床学会第38回大会で、アドラー心理学の自主シンポジウムを無事開催しました。

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 6月6日から始まった4日間もある日程の最終日の最後の時間帯で、いまだマイナーなアドラー心理学を聞きにどれだけの人が来るか心配でしたが、蓋を開けてみると会場いっぱいの40人を超える人が来てくれました。それほど広くはない会場なので、びっしりでした。

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  同学会でアドラーの自主シンポをやるのはこれで5回目になると思うのですが、これまでで一番多いのではないかと思います。回を重ねるごとに増えているかもしれません。

 司会進行は私、アドラー心理学に初めて触れる人のために全体像を説明しました。

 続いて山口麻実先生(東京都スクールカウンセラー)による実践報告。スクールカウンセリングの中で、どのようにアドラー心理学を実践しているかわかりやすく説明していただきました。会場にはスクールカウンセラーさんが何人もいたみたいで、フロアからの質問もありましたね。

 そして浅井健史先生(明治大学)から、アドラー心理学の実践思想としての共同体感覚について、先生独自に作られたモデルを通して説明され、長年続けてこられた勇気づけ研究と、開発しつつある新しい勇気づけプログラムについての紹介がありました。専門性が高く、フロアからの関心も高かったようです。

 最後に箕口雅博先生(立教大学)の指定討論、話題提供者への質問と、アドラー心理学とご専門のコミュニティ心理学の共通性と統合の可能性について説明していただきました。コミュニティ心理学は既に臨床心理系の大学院では授業等に入っているところも多く、専門家の認知も進んでいるので、アドラー心理学と重ねていただいたことで、フロアの方々の理解も深まったと期待できます。

 終わってみれば2時間はあっという間でした。

 新しい学会もできたことだし、地道に毎年こういう活動は続けていった方がいいと改めて実感しました。

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May 14, 2019

『アドラー流 リーダーの伝え方』

 最近、『労基旬報』という労務管理系の実務者向けの新聞に、リーダーシップの原稿を書いています。私は自分ではリーダータイプではなく、参謀タイプ思っていますが、子どものころから意外にリーダー的役割をさせられたり、務めることがありました。学級長から始まって生徒会、サークルの幹事長などなど。第1子の長男であるからか、自然とそういう役回りをしているのかもしれません。アドラー心理学の家族布置そのままですね。

 ただ、リーダーについて書くとなると専門外という感は否めず、やはりアドラー心理学を頼みます。そこで今年のはじめに岩井俊憲先生が出した本を参考にします。

『アドラー流 リーダーの伝え方 「勇気づけ」でやる気を引き出す!』(秀和システム)です。

 岩井先生らしいやさしさで、噛んで含めるように、組織の中でリーダーはどのように考えてふるまえばよいか、部下への接し方、勇気づけ方がとてもわかりやすく説かれています。リーダーシップについて、岩井先生はこれまでも何度も著してきていますが、私は今まで読んできた中で一番スッと胸に入った読後感でした。

 字も適度に大きく読みやすく、ちょうど老眼になるリーダー世代にはやさしいですね。編集の妙も感じます。

 組織がハイパフォーマンスを出すためには「生産性」と「人間性」が車の両輪のように働かなければならないと、本書では説かれています。新自由主義は生産性ばかりが強調され、結果、その生産性も落ちることとなりました。人間性の部分は、アドラー心理学などの実績のある心理学的アプローチが基盤になると思います。

 最近、何かのリーダーになられた方には、本書が参考になりますよ。

 

 

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April 02, 2019

新しいアドラー心理学の学会、始動!

 昨日4月1日、新元号が発表されました。それについてはいろいろ思うところがあるけれど、それはいずれ。

 何よりその同じ日、アドラー心理学の新しい学会、日本個人心理学会が動き出しました。

 ホームページが昨日、公開されました。

 日本個人心理学会

 早速入会申請者が続いています。

 アドラー心理学をベースにしたり、大きな枠組みにして対人支援や教育、子育て、人材育成活動をしたい方、アドラー心理学に関する研究をしてみたい方、アドラー心理学を含めて新しい心理学ムーブメントを起こしたい方などなど、幅広く人材を集めたいと思っています。

 正会員制度など、敷居の高さを感じる人もいるかもしれませんが、学会としてのある程度の学術性、専門性を担保するためであり、よく読めば準会員として誰もが入れる仕組みにしています。

 是非、ご参加ください。

 それにしても、この前身の日本臨床・教育アドラー心理学研究会は東日本大震災があった2011年に始まったし、今回は新元号、新天皇の即位の年に奇しくも重なり、なんか時代の重要な節目と共にあるような気がしています。

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March 04, 2019

日本個人心理学会始動!

 これまでお知らせしたとおり、3月3日(日)、駒澤大学深沢キャンパス・アカデミーホールで、「日本臨床・教育アドラー心理学研究会第9回大会&日本個人心理学会設立総会」が開かれました。

 ここの所暖かい陽気でしたが、この日は肌寒い雨天になったにもかかわらず、ちょうど100人の参加者、スタッフや学生さんたちなどを入れればさらに多くの方が集まってくれました。それだけ、インパクトのあるイベントだったのかもしれません。多くの方の関心を得られて、安心したとともに、うれしかったです。

 

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 アドラー心理学でなんで「個人」かというと、元々アドラー心理学は「Individual Psychology」だからです。いろいろと考えたのですが、「個人」と訳す以外に良い訳がなかったのです。まあ、率直に言って、「アドラー心理学会」は既に使われていますからね、これにしました。

 原点回帰という意味合いも込めています。

 私たちは、日本臨床・教育アドラー心理学研究会として8年間活動してきました。立場や枠組みにとらわれず、たくさんのアドレリアン講師をお呼びし、研究や実践発表を積み重ねてきました。そして、一昨年辺りから「そろそろ学会にしようか」と仲間内で話が出るようになって、この1年一気に動きが加速しました。

 先ずは昨年3月末に学会設立準備委員会を立ち上げ、山梨県北杜市に集まって合宿したり、何度も都内に集まり、話し合いを重ねました。
 しかし学会なんて、みんなどこかに所属はしてるけど、誰も最初から作ったことなんてないので、どうしていいかわからない。幸い日本コミュニティ心理学会を立ち上げた先生が委員にいらしたので、そのご経験をお聞きしながらの試行錯誤でした。

 そして万端とまでいかなくても、それなりの準備をして臨んだ昨日の総会でも、参加者の皆さんとの質疑の時間で、いろいろな質問や提案をいただき、足りないところにも気づかされました。

 こうやって参加者の皆さんにも主体的に参加していただき、話し合いながら、アドラー心理学の専門団体として成長していければと思います。

 まずは、船出しましたよ。

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March 01, 2019

新学会立ち上げ間近!

 もう3月か・・・

 確定申告もせにゃならんし、県臨床心理士会の仕事もあるし、やることいっぱいでおかしくなりそう・・・

 そんな個人的な混乱の中、トップクラスのプライオリティのイベントが今週末にあります。

 以前お知らせしたとおり、3月3日、アドラー心理学の新しい学会を立ち上げます!

 なぜ、このようなことに至ったのか、その目的は何かは、ここでも追々お話しするとして、先ずはご参加ください。

 仲間の先生方から、それぞれが考えるアドラー心理学の現状と課題、そして希望を語っていただきます。参加者の方々からも、ご意見を頂戴したいと思います。

 お出でになれない方は、いずれ公開するHPと申し込み方法をご覧になり、ご検討いただき、是非ご入会ください。

 大会、設立総会の内容、申し込みはこちらへ。

https://kokucheese.com/event/index/546833/

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January 29, 2019

巨人たちの家族布置

 前記事で紹介した『ジェノグラム』(金剛出版)には、フロイト、アドラー、ユングといった「深層心理学の3巨人」のジェノグラム(家系図)が詳細に掲載されています。これがとても興味深い。

 ユングはあの独特の理論が表しているように、神秘主義的傾向が濃厚です。同書にはユングの5代にわたる系図が出ていますが、ユングの仕事である医師は父方に多く(祖父と曾祖父、曾々祖父)、聖職者は父方に2人、母方になんと12人もいます。さらに「霊能者、あるいは霊との交流がある」という人がユングを含めて5人もいます。加えてユングの母親は超自然現象を信じ、精神病で入院しています。

 これは尋常じゃない。ユングの業績は、遺伝的器質による資質、才能によることは明らかです。

 ついでにその家系図には、ユングの妻エンマと並んで、患者で愛人だったトニー・ウルフもしっかり入っています。この人はユング好きには有名な人ですね。

 フロイトは、本書では実に詳細に描かれています。

 フロイトの父母世代は、何か犯罪的な後ろ暗いことをしていたと言われ、父親はフロイトの異母兄と共に「事業上の問題」「偽札偽造事件」にかかわっていたそうです。さらにフロイトの妻マルタの父親は詐欺で投獄されたことがあり、フロイトがマルタに熱烈な恋をしたのは、二人の共通の出自による共鳴、共感のようなものだったのかもしれません。

 そういう家の中で、ユダヤ人の長男フロイト坊ちゃんは、輝ける希望の星だったのでしょう。相当甘やかされたみたいです(これはエレンベルガーの本から)。

 そしてユングにもあったけど、フロイトは女性問題も抱えていたようです。妻マルタの妹ミンナと不倫関係にあったみたいです。フロイトとミンナは何回も一緒に旅行に出かけ、なんとマルタの妊娠中にも、ミンナと旅行に行っていたとか!

 ミンナはフロイトとの不倫をユングに話したことがあったり、妊娠、中絶の証拠もあると本書にあります。

 さすがリビドーのフロイトとでも言いたくなりますね。

 同様の女性問題はフロイトの長男、マーティンにもあって、これまたなんと、自分の妻の妹と関係があったそうです。まさに父親と同じ!家族問題の深さを感じずにはいられません。

 ちなみにフロイトの後継者、アンナも少し違いますがレズビアンで、パートナーの夫はそのためか自殺しています。フロイト一族、いろんなことがあり過ぎ。

 何かと病理思考でどこか性悪説的な精神分析学は、今でも好きな人には強烈な磁場を放っていますが、フロイトの抱えていた問題が反映されていたからこそ、リアリティーがあったのかもしれません。

 それに比べるとアドラーは、兄ジグムントとの確執、弟の死、自らの病と身体障害という問題はありながらも、総じて健康な感じがジェノグラムからします。アドラー心理学の健康志向、未来志向を感じさせるものです。

 この3者を並べると、フロイトとユングの行き過ぎたところを、アドラーが中和というか健康な領域に戻しているように、私には感じられました。

 いやあ、家族って面白いですね。

 それにしても、有名人は何もかも暴かれて大変だ、と同情もしたくなりました。

 

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January 14, 2019

『定年後の人生を変えるアドラー心理学』

 八巻秀先生(駒澤大学教授・やまき心理臨床オフィス)が、最近また面白いアドラー心理学本を出しました。

 八巻秀『定年後の人生を変えるアドラー心理学 Adler's Bar へようこそ』(講談社)

 アドラーズ・バーに集まる定年間近の中高年の男性とマスターとの対話からできています。

 私と臨床家向けの本を出し( 『臨床アドラー心理学のすすめ』など)、子ども向けの本を出した( 『おしえてアドラー先生!』 )後は、こう来たか!という感じです。この世代をターゲットにしたのは、今まであるようでなかったです。

 企業人、組織人向けにリーダーシップや人間関係に焦点を当てたアドラー本はいくつかありました。そういうのはどちらかというと自己啓発的で、登場人物が問題を解決して成長するというストーリーになっていました。昔の教養小説風ですね。

 それに対して本書は、なにせおっさんたちが通うバーですから、大体グチや本音が吐露される場面設定なので、内容的に共感しやすいですね、私ももう、そういう歳ですから。

 本邦初、おっさん向けのアドラー本です。

 お客たちが持ち込んでくる問題は、親子、夫婦関係、昔の職場仲間との関係、親の介護、老化、そして恋愛や盗撮までいろいろあって、身につまされます(盗撮はないですよ)。それらにマスターがアドラー心理学を使って答えていきます。

 つまりよりカウンセリング的な状況なわけです。

 もちろん私は著者の八巻先生を存じ上げていますから、マスターが八巻先生に思えて仕方なかったです。確かに先生はバーのマスターっぽいし。実際こんな雰囲気のカウンセリングなんだろうな、と思いました。

 対話形式は『嫌われる勇気』もそうだったけど、アドラー心理学にフィットするスタイルかもしれません。

 本書は当事者のおっさんたちばかりでなく、女性でも楽しめますし、何より私はカウンセラーや臨床家の人たちの読んでほしいです。

 それにしても、アドラーズ・バーのマスターみたいにアルコールが使えると。本当はカウンセリングは進むかもしれませんね。ただ、翌日覚えているかはわからないけど。

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January 06, 2019

マリーナ先生のアドラー心理学を学ぼう!

 昨年末にもお知らせしましたが、改めて載せます。

 アメリカのアドラー心理学の中心人物、マリーナ・ブルヴシュタイン博士が再来日、特別講座が来月頭にあります。

 私も再会が非常に楽しみです。

 私はアメリカのアドラー心理学を拝見しに、2度ほど渡米したことがありますが、日本と同様、女性が活躍している印象はありました。

 ただ日本だと子育て系が強い感じですが、アメリカは臨床系でも女性の活躍が目立っている感じがしました。もちろん、優秀な男性もいました。

 マリーナ先生はロシア系で、ロシア訛りの英語と、ちょっとふくよかな体型(女性だからあまり言えないけどロシアの人には珍しくないですよね)が、まるでグレートマザー、地母神のような印象を与えます。誰もが安心して相談したくなるような人です。

 これまで来日した外人アドレリアンは何人も見てきてどの方も素敵でしたが、マリーナ先生もピカ一です。次回はいつになるかわかりませんから、是非この機会をお見逃しなく。

 東京の講座をリンクしますが、大阪でも翌週にやりますのでヒューマン・ギルドのHPをご覧ください。

 マリーナ・ブルヴシュタイン博士の特別講座「アドラー心理学の歴史的流れ」

 マリーナ・ブルヴシュタイン博士の特別講座「アドラー心理学(困難を乗り越える心理学)のエッセンス」

 

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