November 09, 2017

『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』

 ここのところ勝手なことをいろいろ書いてきましたが、ようやく@niftyでAmazonとのリンクができるようになったので、たまっていた本を随時紹介していきます。
 
 小倉広さんの『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』(ダイヤモンド社)は、改めてアドラーの言葉を集めた本で、アドラー自身の言葉を受け取るのに最良です。
 
 この秋に出て、小倉さんに献本いただきました。小倉さん、ありがとうございました。
 
 本書の前作『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』も、最初にアドラー心理学を知るのに最適な良書でした。21万部も売れたそうだから、あれでアドラー心理学に入った人も多かったと思います。
 
 今回は、さらに突っ込んだ感じでアドラー心理学の内容が説明され、でも初めて触れる人にもわかりやすい開かれた内容になっています。
 
 やはりアドラー自身の言葉と、自分の性格(ライフスタイル)を変えるにはどうすればいいかという点に絞ったのがいいですね。
 
 しかも今回は出典が明記してあるのがいい。そこからさらに学びたい人が、さかのぼって原典にいけます。
 
 それにしてもアドラーの生の言葉だけを読むと、やはりけっこう厳しいことを言っていますね。あからさまというか、あまりロマンチックでも文学的でもありません。
 ここが魅力であり、反発も生じるところかもしれません。
 人は迷いの解決、解放の前のところでウロウロするのが好きですから。そのウロウロを美しく、文学的に、哲学的に、ドラマチックに描くほうが喜ぶ人が多いでしょうね。
 
 ただ、やはり人生の真実を突いているな、と改めて実感しました。
 
 最後にドキッとする一言を。
 
 アルコールが人の本性を変えるのではない。
 飲んでいないときに上手に隠していた本性が、
 気の緩みとともに、表に出てきただけである。  p70
 

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November 07, 2017

共同研究者か反面教師か

 前記事を書くときにほんとに久しぶりに野田俊作先生のブログ「野田俊作の補正項」を見たのですが、さすが、参考になるところも多々あると同時に、違和感や疑問を感じたり、これは間違っていると思われるところも散見されました。
 
 しかも相変わらず岩井先生を批判、攻撃している記事もあり、「しつこいやっちゃなあ」と思ったり、最近は岸見一郎先生も批判したそうですね。読んでないけど。
 今年初め、ドラマ「嫌われる勇気」で、私はフジテレビに抗議をした日本アドラー心理学会をこっぴどく批判したけど、きっと正反対の意見でしょうね。それより焚き付けた方か。
 
 野田先生は大変ユニークな方なので、崇拝する人もいる一方、個人的に方々で批判や陰口を聞いていますが、ネットなど表立った言論としてはあまりないんですよね。みんな内心引いているのか、ビビっているのかもしれません。20年前の分裂騒動の時のあのひどい攻撃を見たり聞いたりしたトラウマ(!)でしょうか。確かにひどかった。
 
 また、その後のアドラー・ギルド系とヒューマン・ギルド系などとの微妙な棲み分けの空気のためもあるかもしれません。
 
 それに何を言ってもお互い個人ブログだし、異なる意見があってもよく、私も異論があっても個人攻撃になってはいけないので、ぼやかした表現しかしてきませんでした。
 
 そうはいっても一応野田先生は日本のアドラー心理学の代表格であることは間違いなく、本来なら河合隼雄や小此木啓吾クラスになるはずだった人です。結局なれなかったけど。ご本人はならなかったと言うかもしれないけど、それが私や周囲の評価です。
 
 いい意味でも悪い意味でもアドラー心理学界隈には影響力がある人であり、他者批判は繰り返しているし、現在の分裂状態を作った張本人でもあるのだから、批判されてもいい立場ではあると思います。というか批判される価値のある内容を表現してきたと言ってもいいかもしれません。無内容ならスルーされて終わりですから。
 論旨は明快だし、わかりやすく、適度に高度な内容です。
 
 そこで、これから何か異論を感じたりすれば、隠さず論評や批判をしようと思いました。野田先生の文章は論理的だから叩き台としては優れています。
 
 そして、「自分のアドラー心理学」を創っていく足掛かりにすればいいと考え直しました。
 それにもういい加減、この辺の世代を継承しつつも相対化し乗り越えないと、日本のアドラー心理学の発展はないような気がしてきました。
 
 ということで大変僭越ながら、野田先生は私の師になるには足りませんが、「共同研究者」には十分です。これでも尊大に聞こえるなら、「私淑」ぐらいにしておくか。
 
 ちょうどアドラーがフロイトの理論を反面教師にして、個人心理学を打ち立てたのと同じですね。
 
 日本中のアドレリアンの皆さんも臆さず、やってみましょう。
 
 

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November 04, 2017

3年かけて良師を探せ

「3年かけて良師を探せ」
とは中国武術の文献や物語の中でよく言われている言葉です。
 
 自分の道を見つけるためには、たくさんの指導者を訪ねて、渡り歩いて、探し回りなさいという教えのようです。
 例えば太極拳でも空手でも合気道でも、同じジャンルの武術であってもいろいろな系統や流派があるので、最初のうちはできる限り広く見聞することが大成への道である、最初から一人の師匠、一つの流派に固まるのは大変危険であるという教えと考えられます。
 
 ではその後、心に決めた師匠について一意専心、一つの道に突き進めばいいかというと必ずしもそうではありません。
 
 歴史に残る達人たちの話を聞くと、実は一人の師について一つの流派を極めたように見えても、初心者の時期だけでなく、年数がたってからでも「浮気」をしているエピソードがけっこうあるのです。それは師匠公認の場合も、非公認の場合もあるようですが。そして研究と実戦を踏まえて、達人になっていくのです。
 
 上達に「浮気」は必要なのです。
 
 男女はダメですよ。
 
 どうしてこんなことを言うかというと、アドラーリーグ構想をアップした翌日に、まるでそれに反応したかのように野田俊作先生がブログで「浮気するなよ」という記事をアップしたと、あるアドラー仲間が教えてくれたからです。
 
 私は野田先生のブログを読む習慣がないのでわかりませんが、恐れ多くも大先生が私ごときに反応するわけはなく、内容もいつもおっしゃっていることと代り映えしない気がしますが、確かに私とは視点が違うようです。
 久々に読むと相変わらずで逆にうれしいですが、これではアドラーリーグには入っていただけそうもありませんねえ。残念です。
 
 野田先生は自身のアドラー心理学は密教だとおっしゃっているらしいですが、最近チベット仏教にはまっているらしいですね。アドラー心理学野田派は密教化、オカルト化していくのでしょうか。オカルティズムや神秘主義に多少嗜みのある私としては、興味深いところではあります。
 
 確かに、学びたい人が野田派だけで身を立てたいのなら、おっしゃる通りでしょう。
 
 しかし、これは「供給者側の論理」であると私は思います。
 学びに行く側は違って当然。
 むしろ真面目に従う方が見込みがない。
 
 実は現実に起こっているのは、師匠が弟子を選ぶのではなく、弟子が師匠を選ぶということです。
 
 学ぶ人は師匠を名乗る人たちを冷静に見渡し、誰がどの程度の人物か、冷酷に判定しているものです。信者以外は。そしてこの人からどの程度のことを学ぶかを判断する。これはとても健全な態度だと思います。
 
 いろいろな系統を学ぶと「混乱」するからというのは、そういう人もいるかもしれませんが、別に来なくなったのは混乱したからではなく、あきれたからとか、気が合わないからとか、理論はいいけど○○がねとか、信者っぽい人から変なこと言われたとか、いろいろあるようです。
 いや、どこがというわけではないですよ。私はいろいろな人とお会いしたり、相談されてきたので、その中でいろいろな理由をうかがってきました。もちろん私のグループから他へ行った場合も、似たような思いを持たれた方がいたかもしれません。
 
 反対に、アドラー心理学のいろいろな系統を渡り歩いて学びつくしたアドレリアンの最高峰は、私にとってなんといっても、ペルグリーノ博士でした。
 お会いし、カウンセリングや講義のパフォーマンスを見て、身体意識を観察して(一応気功家なので)、「これはものが違う」と思いましたね。アドラーの息子、クルト・アドラーがペルグリーノ博士に、「あなたは父に似ている」と言ったと聞きますが、そうだろうなと感じました。この人は是非、モデルにしたいと思いました。
 
 一つの系統だけの原理主義を貫くことで、達人(優れたアドレリアン)になることもできるかもしれませんが、意外に少ないように私は思います。なぜかというと、単に信者的になって目が曇るというか、批判力や創造力が衰えるからです。上達には、対象を相対化する力や俯瞰する視点が必須だと私は思います。
 
 原理主義に向いているのは、こだわり中心に生きる気質の人(粘着気質や自閉症スペクトラム系の人など)くらいではないかな。私が学んだ気質論では、粘着気質の人は「親分子分」の関係になりたがるそうです。そういう関係性に入れると強みを発揮します。自閉症スペクトラムの人はコピーがうまいですからね。
 むしろ、いろいろな系統を身につけることでさらに達人になることが可能である、これが現実だと思います。
 
 とにかく人の縁、学ぶ縁はコントロールできないもの、「天の配在」と言えます。「出会った!」と思った機を逃さず、どんどん浮気をしましょう。
 

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November 01, 2017

オープンダイアローグと愛、共同体感覚

 前記事に出たオープンダイアローグの本を読んだり、シンポジウムなどに行くと、「オープンダイアローグを実践すると、その場に愛の感情が生まれる」という発言によく接します。
 
 そして決まってその後に、「性愛の愛じゃないですよ」と慌てるかのように一言注釈が入ります。
「じゃあ、どんな愛だ?」と思うわけですが、主な論者たちはそこをうまく説明できていないように見えました。
 
 確かに「オープンダイアローグをすると、患者と治療者が愛の関係になる!」なんて言ったら、週刊誌ネタ、文春砲ものになりかねません。斎藤環先生、やばいです。
 
 つまり愛という言葉ではオープンダイアローグのコミュニケーション空間を表現するには不十分で、適切な言葉がまだ当てられていない、ということでしょう。
 
 彼らの言い分を聞いていると、私には、「共同体感覚」という言葉が最もしっくりくるような気がします。愛でもラポールでもジョイニングでもなく、単なる所属感や達成感のような単一の心理学的な概念でもなく、もう少し広くて深いイメージを包含した概念です。
 
 どうしてそう思えるのか、ここでは根拠を引用しませんが、前記事の研修で八巻先生が研修で説明してくれていました。いつか詳しく活字になるかもしれません。
 
 アドラー先生、またもや先走っていたようですね。

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October 30, 2017

オープンダイアローグとアドラー心理学

 10月28日(土)の午後、埼玉越谷の文教大学で、日本臨床・教育アドラー心理学研究会の研修会が開かれました。折しも2週連続の台風接近で、雨の降りしきる中、50人超の人が来てくれました。
 
 研修のテーマは、昨今心理臨床、精神医療分野で最もホットな話題のひとつ、オープンダイアローグです。
 
 北欧のフィンランドで生まれたオープンダイアローグはある特殊な対話の仕方により、統合失調症の治療に画期的な成果を上げて、関係者を驚愕させました。アドラー心理学と直接の関係はないようですが、その実践の方法、考え方は驚くほどアドラー心理学と共通点があるのは、両者を知っている者にとっては自明のことです。
 
 しかし、これまでそれについて公に言挙げしたものはありませんでした。
 そこで当研究会がまず先鞭をつけようと試みたのが、今回の研修会です。
 
 講師は、両者について長年研究し、通暁している八巻秀先生(駒澤大学教授、やまき心理臨床オフィス)。これ以上ない人材です。
 
 言語と心理療法の関係、社会構成主義など高度なことをわかりやすく説いてくれ、リフレクティブ・トークなどの楽しいワークを織り交ぜて、あっという間に時間が経ってしまいました。私も主催者なのに楽しく参加していたら、うっかり写真を撮り忘れてしまった。
 
 普通、オープンダイアローグの研修では医療・心理関係者が多いと思いますが、ここは教育関係者が多かったので、この新しいアプローチがアドラー心理学と共に伝わったのは、本当にいいことだと思います。
 
 実は八巻先生、前日の27日は山梨に来県され、私の前職場、山梨県立北病院主催の「子どもの心に関する講演会」に登壇されていたのです。こちらも医療、福祉関係者や不登校などの保護者、教員など100人も集まり、盛況でした。この時はもっぱらアドラー心理学でした。
 
 私は2日連続で八巻節に浸ったことになりますね。

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October 25, 2017

アドラー・リーグ構想

 最近アドラー心理学に興味を持って学び始めた人たちは、遅かれ早かれ戸惑うはずです。
 
 なんでアドラー心理学の団体はいくつもあるの?
 えっ、仲悪いの?
 どこ行ったらいいの?
 ここでは、あそこの話はタブーなの?
 あの先生、どうなの?
 
「共同体感覚あふれる人たち」がなぜか、分裂状態。これが日本の現実。
 
 これには深いワケがあるのです。90年代半ばから後半かけて起こったアドラー心理学の黒歴史である分裂騒動。ここでは詳しく言いませんが。私も思い出すとまだ冷静ではいられないし。
 
 しかし、それによって、多くの人が大変なコスト(時間的、物理的、金銭的)を負い、迷い、苦労をすることになったのは事実だと思います。それでアドラー心理学から離れてしまった人も多いでしょう。
 私の仲間には「アドラー心理学の失われた20年」と呼ぶ人もいます。
 
 この事態を何とかできないものか。
 
 前記事で書いたシンポジウム「アドラー心理学の過去・現在・未来」岩井先生のブログ)で、最後に私は次のように言いました。
 
1.各団体が林立している現状の肯定
 分裂、割拠状態を嘆いても仕方ない。今さら一緒になるとか、統一するというのは無理だろう。
 むしろ、肯定し、アドラー心理学が本来持っている多様性としてとらえ直そう。
 
 そして、
 
2.他のアドレリアン・グループとの共存、共栄、切磋琢磨を目指そう
 私もここ数年の日本臨床・教育アドラー心理学研究会などの活動を通して、また他団体、グループの人たちと意識的に交流する機会を重ねて、冷静に見まわしてみると、それぞれに学べるところは多々あると気づきます。
 お互いに意識し合いながらも、いたずらに敵対することなく、いや、時にはライバルとして競い合っていけばいいでしょう。
 
3.時には連携、協同を
 そして、必要な時には協力して、協同で事業やイベント、研究、執筆などを行ってみよう。特にアドラー心理学の外の世界(例えば心理臨床学会などの心理系学会や精神分析学勢など)に対する時には、共同戦線を張ることができるかもしれません。
 
 以上のようなスタンスを、 「アドラー・リーグ」と呼んだらどうだろう、と話したのです。
 
 プロ野球やJリーグのように、普段はライバル、敵として振る舞いながらも、根底では協力、連携し合っていく「リーグ戦」です。
 
 実はこの言葉は私ではなく、アドラー仲間のS先生の発案です。素晴らしいと思ったので、借用させてもらっています。素敵なアイデアをありがとうございます。
 
 シンポジウムでも参加者の皆さんに、あるインパクトを持ったイメージになったようでした。
 
 さらに、実は先日、日本アドラー心理学会系のさる重要人物にあるところでお会いする機会があった時に、このアイデアを話したところ深く賛同してくれ、
「素晴らしい、是非、その中に入れていただきたい」
 と言ってくれました。あちらにも同じような問題意識を持っている人がいてくれたみたいです(ここまでしか言えないのが悲しいけれど)。
 
 岸見先生の『嫌われる勇気』を始め、たくさんの人たちの努力によって、せっかくここまで伸びてきたアドラー心理学の芽をまた摘んでしまわないためにも、大切な考え方ではないでしょうか。
 
 

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September 10, 2017

朝日カルチャーセンターでアドラー心理学講座

 お知らせするのを忘れてましたが、9月16日(土)に神奈川県藤沢にある朝日カルチャーセンター湘南教室で講座をします。
 藤沢駅のルミネの上の階にあるのですね。
 
 
 同教室はアドラー心理学に関心を持ってくれていて、定期的に呼んでいただいています。毎回テーマを決めていく、ほぼ連続講座になっています。
 でもいつも基本から入っているので、初めての方でも大丈夫です。
 
 私にとっても、今までにない趣向なので、勉強になります。
 
 是非、ご参加ください。
 

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September 05, 2017

日本臨床・教育アドラー心理学研究会研修会

 9月3日(日)は横浜に行き、日本支援助言士協会で「家族心理」の講師をしました。
 
 家族心理学、家族療法の基本的な概念と実習をやりました。ジェノグラム(家系図)作りのワークが私は好きなのですが、今回も参加者から「やっていくといろいろ思い出されて、気づきがあった」と感想をいただきました。
 
 この日本支援助言士協会では、10月7日(土)にまた研修会を担当します。次回は「発達心理学」です。
 
 さて、日本臨床・教育アドラー心理学研究会で、恒例の研修会をやります。
 今年は、最近話題のオープン・ダイアローグとアドラー心理学を絡めます。
 両者は直接的な因果関係はないようですが、その臨床思想には驚くべき共通点が多くあるように思われます。
 
 どういうことになりますか。
 
 講師は手練れの八巻秀先生(駒澤大学教授)、きっとエキサイティングな学びになると思います。
 
 しかも、受講料は格安!
 
 是非、ご参加ください。
 
 事前参加申し込みは、コクチーズHPからお願いします。当日参加も可能です。
(コクチーズからの貼り付け)
日本臨床・教育アドラー心理学研究会 2017年度研修会

〈オープンダイアローグとアドラー心理学〉

 今年度の研修会は、駒澤大学の八巻秀先生を講師に迎えて「オープンダイアローグ」を学びます。近年、主に精神医療の分野で大きな注目を集めている臨床技法&思想であるオープンダイアローグを、講義と実習を交えてわかりやすく学びます。アドラー心理学との共通点も多いこの技法を現場で使う可能性を探ります。心理臨床の方はもとより、教育においても活用が期待されます。
 
 また、今年は当会の関係者による書籍が揃って出版されており、この機会に著者がそろって以下の本を紹介します。
『アドラー心理学を活かした学級づくり』会沢信彦編著 学事出版
『勇気づけの教室をつくる! アドラー心理学入門 (心理学 de 学級経営) 』佐藤丈著 明治図書
『臨床アドラー心理学のすすめ』八巻 秀・深沢孝之・鈴木義也著 遠見書房
『思春期・青年期支援のためのアドラー心理学入門』深沢孝之編著 アルテ
 
 なお、2018年3月4日(日)に日本臨床・教育アドラー心理学研究会第7回大会を開催予定です。

        日本臨床・教育アドラー心理学研究会 
          鈴木義也・会沢信彦・深沢孝之・佐藤 丈・八巻 秀



1.日 時
 2017年10月28日(土曜日) 13:30~16:30

2.場 所
 文教大学越谷校舎 12号館1階 12101教室
 (東武スカイツリーライン「北越谷」駅下車徒歩12分)

3.参加費
 ●予約参加:2,000円
  (10/21(土)までにこくちーずまたはFAXで申込んだ場合)
 ●当日参加:3,000円
  (10/22(日)以降の申込および当日参加) 
 ※いずれも当日会場での現金払い。口座振込はありません。
 
4.講 師
 八巻 秀 氏(駒澤大学文学部心理学科教授・やまき心理臨床オフィス代表)
 臨床心理士。精神科クリニックやカウンセリングセンターなどで、家族療法やブリーフセラピーを実践する傍ら、アドラー心理学を学びつつ臨床実践してきた。現在は、オフィスでの臨床実践や大学院での臨床心理士養成を行いつつ、全国各地でアドラー心理学の講演や研修などの講師としても活躍している。オープンダイアローグとアドラー心理学との共通性について、その研究と実践も行なっている。
 オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン会員。

5.参加資格
 教育あるいは対人援助に携わる専門職もしくはその分野の学生。
  ※本会は会員制ではないので入会申込や年会費はありません。
   今後、メールでの連絡を希望される方は当日お申し出ください。

6.申込方法
 このサイトからお申込みください。FAXでの申込みも受け付けます。
 申込専用FAX 03-5256-0538
 ※当日参加も可能です。

7.問合先
 日本臨床・教育アドラー心理学研究会
 〒343-8511埼玉県越谷市南荻島3337
 文教大学教育学部心理教育課程 会沢信彦
 TEL 048-974-8811  E-mail aizawa@koshigaya.bunkyo.ac.jp 
 ※学校心理士の方は更新ポイントB研修会となります。

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August 09, 2017

『アドラー臨床心理学入門~カウンセリング編』

 私たちの本『臨床アドラー心理学のすすめ』に先駆けて、もう一冊、本格的なアドラー心理学による臨床の本が出ています。
 
 
 アドラー仲間の臨床心理士、山口さんが同じ精神科クリニックで働くアドラー派のカウンセラー4人と創り上げた本です。みんな、よく存じ上げている方たちです。
 
 本書の前半は山口さんがアドラー派のカウンセリングの基礎を、語学が堪能な山口さんらしく、丁寧に文献からまとめあげて説明してくれています。これがとてもしっかりした内容で、すごく参考になります。
 
 後半は、カウンセリング場面での具体的な適用の仕方について、各分担執筆者が書いています。
 
 これを見れば、アドラー心理学は精神科臨床でも立派に使えることがわかるでしょう。
 
 本書は、2年前に出した私の共著『アドラー臨床心理学入門』(アルテ)の実践編、姉妹版として出されています。
 表紙も同じデザインで、色違い。ほとんどおそろい、ペアルックみたいですね。
 
 このシリーズはこれからテーマを変えて、どんどん発展していくかもしれません。
 

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August 04, 2017

アドラー心理臨床座談会

 今回出した『臨床アドラー心理学のすすめ』(遠見書房)は、自分で言うのもナンですが、なかなか面白いです。やや、玄人向けではありますが、セラピストの基本的な姿勢や考え方から、セラピーの各段階に沿ったアドラー心理学の使い方が詳述されています。
 
 単に教科書的な記述ではなく、それぞれの執筆者のスタイルや個性も明確に出ています。
 
 さらに各章末に他の執筆者によるコメントがついているのがユニークです。
 これは昨今話題のオープンダイアローグなどのリフレクティブ・トークから発案されたものです。
 
 そして、最も面白いと思ってもらえるかもしれないのが、最終章の座談会。
 
 3人の執筆者と箕口雅博先生(立教大学名誉教授)とが、アドラー心理学について自由に語り合っています。
 箕口先生はコミュニティー心理学の大家として、心理臨床の世界では有名な方です。実は先生、長年アドラー心理学も研究、実践されてきたのです。
 今回、光栄にも箕口先生に対談に参加していただけて、より専門的で、幅の広いものになったと思います。
 
 その座談会、実は本書で収録しきれないくらいのボリュームで、収録したのはその後半部分でした。
 前半部分がもったいないなと思っていたら、本の宣伝もかねて、サイトにアップすることになりました。
 
 
 日本のアドラー心理学の黎明期、アドラー心理学とコミュニティー心理学、心理臨床の世界にどうやってアドラー心理学を浸透させていくかなどを、自由に、好き勝手に語り合っています。
 
 是非、お楽しみください。
 

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より以前の記事一覧