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これいいよ!

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December 16, 2019

「いだてん」、よかったじゃんねえ

 昨日、大河「いだてん」が終わりました。

 これまでにない時代設定で、視聴率的には苦戦したとのことですが、ドラマのクオリティとしては最高に素晴らしかったです。

 私的には「風と雲と虹と」「黄金の日々」「武田信玄」「風林火山」「真田丸」に並ぶ傑作でした。

 最終回は次から次への複線の回収がされ、全てがつながり、感動の連続で、改めて宮藤官九郎さんのすごさを感じました。

 時々テレビなどで見るあのひょうひょうとしたキャラが、なんでこんな風に複雑なドラマを描けるのだろう、表現するのにこんなに難しい時代はないのに、見事に綱渡りを渡り切ったように感じました。

「いだてん」を観た人ならわかるように単純な五輪礼賛ではなく、五輪批判、近代史批判、スポーツ批判、そして現代政治批判の部分も絶妙に見え隠れして、でも最終的にはスポーツのすばらしさを強く訴えていて、一筋縄ではいかないドラマでした。

 何度もあった出演俳優たちのスキャンダルも、何とかうまく切り抜けました。私には、ピエール瀧さんの逮捕、徳井義実さんのリークのタイミングには何かきな臭いものを感じざるを得ませんでしたがね。それでもバレーボール女子の大松監督を演じた徳井義実さんを消さずに、最後まで出したのは良かったです。

 これらは宮藤さんだけの力でなく、スタッフや俳優たちの協力関係もさぞかし強かったからだろうと思っていたら、それだけでなく、意外にもNHKのトップが「いだてん」を守ろうという意思を持っていたからだという、記事がありました。もしそうなら、最近のNHK報道部の安倍政権の阿諛追従ぶりはひどいものですが、それ以外には機能しているところも残っているということなのかもしれません。

 型破りな大河ドラマ『いだてん』を守ったのは誰だったか 文春オンライン

(転載貼り付け始め)

 公平に言ってNHKは一年を通じて、驚くほど毅然とした態度で作品を守ったと言っていいと思う。定例記者会見のたびに視聴率や俳優の不祥事について記者からの質問の矢面に立つことになった上田良一NHK会長は、何度水を向けられても「芸術的な評価は高い」「私も楽しんで見ている」という静かな答えを繰り返した。終盤に起きた俳優の不祥事でも、出演のカットはSNSからの声もあり最小限のものに押さえられた。

 この原稿を書いている1210日、NHK上田会長の一期限りの退任をメディアが報じた。三菱商事の代表取締役から経営委員会監査委員を経てNHK会長に就任したこの人物について、僕は実際の人物像をほとんど知らない。2013年にNHK職員となって以降、朝の連続テレビ小説を録画視聴を含め全話視聴している、とりわけ『あまちゃん』のファンであるということもインタビュー記事を通じた知識でしかない。

「(複数の関係者によれば)首相官邸は『上田会長は野党に気を使いすぎだし、政権批判の番組へのグリップが弱い』と不満を持っていた」という 毎日新聞の報道 、「複数の関係者によると(経営委員会が上田会長の再任を認めなかった)交代劇の舞台裏では、NHKの政権に批判的な報道に不満を持つ官邸が、一部のNHK幹部と連携して人事を主導した」という 朝日新聞の報道 が真実であるかどうかも知らない。

 だが確かに言えることは、彼が1年の放送期間中に嵐のように続いたアクシデントとバッシングの中、最後まで静かに作品を見守ったということである。 

「NHKを潰せ」を掲げる政党が100近い票と取った年に

 定例会見で繰り返された視聴率の不振と不祥事に関する質問に対し、彼はいつも作品そのものに対しては評価し、擁護する静かなコメントで答えた。それはもしかしたら、宮藤官九郎という自由人と、その作品を愛すると公言した企業人との、たった任期一期の3年間、文字通り「一期一会」の出会いとすれ違いだったのかもしれない。

 宮藤官九郎の脚本による『いだてん』42話の戦後シークエンス『東京流れ者』では、なぜ今のNHK東京放送局が渋谷にあるのかというルーツが描かれた。2019年は参院選で「NHKを潰せ」と掲げる政党が100万近い票と1議席を獲得した年でもある。

『いだてん』が多くの逆風やアクシデントの中でテコ入れや介入を受けず、全47話を1話も欠けることなく、それどころか最終回は60分に15分拡大放送でフィナーレを迎える中、その放送と準備に一期3年の任期を重ねた1人の企業人が会長の座を降りると報道される光景は、まるでそれ自体が『いだてん』の白眉の一つである政治劇、人間ドラマの一場面のように見えた。

(転載貼り付け終わり)

 

 

 

 

 

 

 

 

July 26, 2019

武術的身体操法が世界へ

 古武術研究家・甲野善紀さんのご子息、陽紀さんはお父様の影響を受けながらも、極めてユニークなアプローチで身体の不思議を体感できるワークをたくさん開発しています。

 ワークの内容は、殴る蹴る斬るといったいかにも武術的な動きではなく、立つ、歩く、持つというごく簡単な日常動作ばかりなので、誰でも取り組めます。

 私も学んだことがありますが、とても興味深く、日常動作、稽古に役立っています。

 その陽紀さんが、NHKの国際放送、NHK WORLD に出演しました。

 動画として見ることができますので、是非ご覧ください。

 体験する外国人女性の驚きの表情が面白い。私も同じ体験をしました。それをスクールカウンセリングの勤務校で子どもたちにやったら、大受けでした。

 日本の医学情報に関するプログラムの後半、22分くらいからのご登場です。

 英語リスニングの練習にもなりますよ。

 The Road To Patient Safety

July 04, 2019

「君の名は」の物語構造

 映画「君の名は」は、私も感動したのですが、正直「なんだこれは?」とも思って、2回映画館に足を運んだのでした。

 物語の構造がスッキリとわからなかったからでした。

 そしたら評論家の岡田斗司夫さんが素晴らしい解説をしている動画を見つけました。

 なるほど~、男女入れ替わりは三葉と瀧だけでなく、母親、婆さんと三代続いてきたのではないか、三葉の父親の態度の豹変の理由は何か、ディアマト彗星はなぜ1,200年前と同じところに落ちたのか、新海誠監督の作家性にも触れていて、興味深い分析が炸裂です。

 岡田先生、ほんとに楽しそうに解説しているのが、こちらも見て楽しい。

「君の名は」を知的に知りたい人は必見です。

 

January 09, 2019

ゆる体操でW杯優勝を目指す

 年末のテレビ東京「FOOT & BRAIN」で、ゆる体操の紹介をしていて、開発者の高岡英夫先生が出演していました。 「世界と戦う究極トレーニング!脱力系「ゆる体操」とは?」

 ゆる体操は結構ふざけた感じでやるので甘く見られがちですが、武術由来の脱力、リラクセーション法でめちゃくちゃ効果があります。

 番組を観れば、サッカーのような高度な身体運動には脱力がいかに重要か、超一流になるためには必須であることが少しはお分かりいただけたかもしれません。

 番組では、あの澤穂季さんが高岡先生の指導を受けていたことが「暴露」されていました。もう知られていたことなのか、解禁になったのかしらないけれど、こういうのはいろいろなしがらみや嫉妬があるから、なかなか表に言えないことが多いと聞いています。澤さんは引退したからいいのでしょう。

 高岡先生の指導を受けたのは陸上の朝原宜治さんはじめ、実はスポーツ界、カーレース、歌舞伎など演劇界など多方面にたくさんいます。知人によると、サッカーの長友選手の部屋を取材した番組に、高岡先生の本がさりげなく置いてあるのが見えたそうです。そこで検索したら、まさにゆる体操をしている長友選手の動画がありました。

 他にもゆる体操の指導を受けたかは知りませんが、坂本龍一さんが是非にと、高岡先生のオフィスを訪問した記事が昔の『秘伝』にありました。

 ところが武道家やボディーワーカー、治療家など、身体運動家の世界では、高岡先生を嫌いな人はけっこういるのです。みんな一国一城の主だからね。

 しかし既に、高岡先生とゆる体操は圧倒的な成果を出しています。番組でもMCの勝村さんが言っていましたが、実際に澤さんはバロンドール賞を得たのだから、誰も文句は言えないでしょう。でも言うやつは言うだろうけど。ならお前はできるのかと、聞きたい。

 番組をアップしていた動画は削除されてましたが、関連動画を入れておきます。

September 24, 2018

『マンマミーア! ヒア・ウィー・ゴー』を観た

 連休はカウンセリングの間に実家に帰って先祖供養をしたり、原稿を書いて過ごしました。

 そして時間の空いた時に、映画「マンマミー! ヒア・ウィー・ゴー」を観に行きました。全編アバの音楽で構成された楽しいミュージカルです。

 実は私、中学時代アバの大ファンで、今は懐かしいLPレコードを何枚も持っていました。私より上の世代はビートルズで英語を覚えた人が多かったかもしれませんが、私はアバでしたね。アバはその後の洋楽人生の入口でした。

 だからもちろん、前作の「マンマミーア!」も観ていて、舞台のギリシアの美しい景色やメリル・ストリープやアマンダ・セイフライドらの美しく明るい女優陣、「3人のパパ候補」たちがとても魅力的でした。10年たって彼らが帰ってくると聞いて、絶対行こうと思っていたのです。

 内容は書きませんが、とても感動的で楽しい映画でした。前作の登場人物たちの若い頃を演じた新しい若い俳優陣も魅力的でした。

 同世代の方々、是非ご覧ください。懐かしい気持ちいっぱいになれますよ。

December 22, 2017

井伊家に再就職

 大河「おんな城主直虎」が先日終わりましたね。
 昨年の「真田丸」は全回コンプリートしましたが、今年は6、7割くらいかな、観たのは。それでも面白かったと評価しています。
 
 ほとんど実像がわからない人物だったから、1年間ストーリーを創り上げるのは大変だったと思います。その分、脚本家やスタッフの想像力を発揮する余地が大きかったでしょう。
 
 特に本能寺の変で、話題になった明智憲三郎氏の「本能寺の変 431年目の真実」を明らかに下敷きにしたのは良かったです。明智光秀と徳川家康の共同謀議説です。歴史ドラマでは、初めての試みでしたかね。ただ、全面的に採用ではなく、信長は本当は家康を殺す気はなかったという「本当はいい人」説という落ちでしたが。
 
 ラストのラストで、元服して侍大将になった井伊直政に、武田の赤備え隊が配属されたシーンがありました。武田ファン、戦国好きなら周知のことですが、武田家滅亡後潜んでいて、織田信長が倒れた直後に反乱を起こして織田勢を甲斐から追っ払った武田の旧臣たちは、かなり多くが徳川家康の配下に就きました。その数は500人とも800人にもなったそうです。
 
 つまり職を失った侍たちが再就職を果たしたのです。
 
 武田家の歴史を記した有名な史書「甲陽軍鑑」では、最後はなぜか武田の滅亡時ではなく、徳川家康と豊臣秀吉が戦った小牧・長久手の戦いで終わっています。
 
 井伊隊に属した武田の旧臣たちは、再就職後の晴れの舞台として燃えたのでしょう、直政と共に突撃、豊臣勢を蹴散らし、池田恒興や森長可といった織田家家臣で秀吉についた有力武将を次々に討ち取りました。長篠の戦い以降やられっぱなしだったから、「この野郎!」と奮い立ったのに違いありません。
 その活躍から直政は「赤鬼」と呼ばれるようになりました。
 
 つまり「甲陽軍鑑」は、滅びたとはいえあの武田軍だった侍たちが、「俺たちはここにいるぞ!」と世にアピールした書でもあったと思います。
 

August 16, 2017

がんばれ!直虎

 昨年は大河「真田丸」推しで全編視聴し、本ブログでは勝手に解説などしていましたが、今年は全く「女城主 直虎」を取り上げていません。
 
 でも、実はけっこう観ています。去年ほど熱心ではないのは確かですが、割と好きです。視聴率が悪いのは気の毒に思っています。
 
 大前提の「女城主」に、井伊家の子孫から疑義が出されるなど、ドラマスタート前のっけからdisられた感がありましたが、俳優陣はなかなか頑張っていると思います。脚本も面白い。
 
 これまでの大河にない斬新な内容で、歴史好きには面白いんじゃないでしょうか。
 
 戦国武将が完全無欠のヒーローだったり、女たちが今風の平和主義者だったり、やたらイケメンの俳優を並べただけだったりした、「真田丸」以外の最近の大河にない新機軸がいくつもあります。
 
 地方の国人領主が戦国大名に囲まれて右往左往するところは「真田丸」と同じですが、真田昌幸は天才的軍略家で、リスク大好き(アドラー的にはエキサイトメント・シーカー)な変わった御仁でした。だから徳川、北条を手玉に取ったのですが、井伊家の当主と家臣ははっきりいって普通の人たち、実際はこっちの方が多かったでしょう。
 ただでさえ立場が弱いのに、戦で男子が次々亡くなってしまって、苦肉の策の連続、苦労が絶えません。
 
 特に百姓の逃散とか隠田とか人身売買とか、戦国の民衆レベルの出来事が描かれているのがいいですね。もちろんドラマですから、あまり悲惨な話にはしていません。それでも前々回の、今川から直政の首を差し出せと命令された高橋一生演じる小野但馬が、どこかの子どもを殺めて首を斬って直政の代わりの偽首を作るくだりは、なかなかでした。
 
 甲州人としては武田信玄公と山県昌景がかなり悪辣に描かれているのが残念ですが、井伊家目線では仕方ないでしょう。あんなふうに見えたでしょうね。
 
 でも信玄役の松平健さんは「雄々しく力強く、少しお茶目に演じたい」と言っていたそうですから、確かに悪だけど面白い感じの信玄になっています。
 
 興味深いのは、山県昌景率いる赤備軍団を、後年直虎が育てた井伊直政が直接引き継ぐことになるわけで、その辺の歴史の妙をこのドラマは描くのかどうか。
 井伊の赤備は実質的には武田軍だったのです。
 
 しかし、時代的に直虎が死んだ後のことだろうから、ないかなあ。

April 04, 2017

100分de名著『人生論ノート』

 昨日(3日)からNHKEテレの『100分で名著』で、三木清の『人生論ノート』が始まりました。
 
 三木清は戦前、戦中の哲学者ですね。当時から戦後の若者に大きな影響を与えたとか。
 
 解説するのは岸見一郎先生、昨年のアドラーの『人生の意味の心理学』に続いての再登板です。岸見先生の思想のバックボーンにはアドラーだけではなく、三木清がいるんですね。
 
 私も高校時代、同書を読んだことはありました。2回ほど繰り返して読んだ記憶があるので、難しいけどなんか面白いと感じたのかもしれませんが、内容は全く覚えていません。岸見先生みたいに、深い影響を受けたということはないです。多分受験対策も兼ねて手を出してみたんでしょう。
 
 この差なんだなあ、と思ってしまいます(笑)。
 
 今月は、岸見先生の三木清を味わいたいと思います。
 
 実家の本棚にはまだこの本があるはずなので、読み直してみようかな。
 

March 18, 2017

ドラマ『嫌われる勇気』終了

 ドラマ『嫌われる勇気』が終わりました。日本アドラー心理学会の抗議でネガティブな意味でも話題をまきましたが、内容的には悪くなかったと今でも思っています。ネタバレになるので書きませんが、最後にいい感じにまとまったのではないでしょうか。真犯人もビックリでした。
 
 終わりの方で同僚刑事も言っていましたが、ああいうツンデレ女子がたまに見せる笑顔はなかなかいいものですな(完全オヤジモード)。
 
 同学会が中止要請までしたにもかかわらず、最後まで放映されてよかったです。フジテレビは正しい判断をしました。
 
 視聴率的には苦心したとされていますが、昨今のドラマ全般の低調傾向の中で、内容的にも難しいテーマだし、確かに庵堂蘭子の性格はかわいくないので、それほど高くなることはないだろう、と予想はできました。あんなものでしょう。
 
 私的には、これまで再三、本ブログで擁護してきて言うのもナンですが、当初それほど熱心な視聴者ではありませんでした。「ブームに乗ってよくやるよ」と思ったのが正直なところでしたね。多分、多くのアドレリアン、アドラー心理学ファンもそうだったのではないでしょうか。
 
 ところが突っ込みどころがありながらも意外に面白いので、楽しんで観るようになりました。そしたら日本アドラー心理学会の抗議がマスコミに出てビックリ。
「人が楽しんでいるんだから邪魔すんじゃねえよ」とムカついたと同時に、「これは放っておくといかんぞ」と気づいて、もっときちんと考えて発信しなければと思い直しました。
 
 いかんぞ、というのは、先ず報道記事を読んで、日本アドラー心理学会の抗議内容は私とは正反対の意見で、私から見るとアドラー心理学的にも間違っている可能性が高いこと、同学会があたかも日本のアドラー心理学シーンの代表で、引っ張ってきたような間違った印象を人々に与えてしまうことでした。
 私が書いてきたことは同学会員には不愉快でしょうけど、またそこにも良い先生がいることは知っているけど、アドラー心理学的解釈として間違っていること、事実として違うところは指摘する必要を感じたわけです。
 
 庵堂蘭子張りに、「その抗議、明確に否定します」
 と人々に伝えようと思いました。
 
 それでさらに真剣に観るようになって、これほどドラマに向き合ったのは、『真田丸』ぐらいでしたね(笑)。
 
 
 いっぱい書きましたね。
「正しいアドラー心理学」を発信しなくては、という私なりの共同体感覚の発露でした。少なくとも「視聴者共同体」には貢献できたのではないかな。
 
「アドラーの思想とかけ離れている!」と騒いだ人たちより、深くて良い解釈ができたのではないかと思います。やっぱりドラマは真剣に観て、かつ楽しまなきゃね。
 
 庵堂蘭子の造形について、発達障害特性があるのでは、と書いたことがありましたが、(どんなキャラがいいかな)、前回のドラマで、庵堂蘭子自身が「私は子ども頃からなぜか人とうまくやれなかった」などと話していたので、もちろん診断名は言わないものの、そのような視点で作ったキャラであることが推測されました。つまり、そのような人物がアドラー心理学に救われた、ということが暗示されていたわけです。
 だから「協力の姿勢が見られない」「共同体感覚に欠けている」なんて単純に言わない方がいいってことです。
 
 まったく、読みが浅いんだから。
 
 そんなことを書いていたら、ひょんなことからマスコミ2社から取材の申し込みがあり、1社は実現しました。出してみるものですね。
 
 
 取材を受けるにあたって、初めて日本アドラー心理学会の抗議文を読みましたが、こんな内容では私のブログ記事の方がよっぽど正しい、まともだと思いました。
 たかがテレビドラマだから見解の違いは別にかまわない。しかし、今回は抗議という政治的行動に出ているので、改めてこのままではいけないと思って話をさせていただきました。
 
 この影響や反響はどうだったのかはよくわかりませんが、twitterの『嫌われる勇気』クラスタの人たちには話題になったみたいで、熱心な視聴者らしき人が何度もリツイートしてくれたようです。
 
 ヒューマンギルドの岩井先生もニューズレターで「大変説得力がある。是非お読みください」と勧めてくれていました。ありがたいことです。多くの会員の人たちも読んでくれたことでしょう。
 
 実は上記ブログ記事のほとんどは、アップする度に番組HPのメッセージコーナーから、メールと共に送っていました。香里奈さんはじめ、制作陣を勇気づけるためです。「アドラー心理学的にもいろいろな考え方があるのだよ。(抗議は)気にしなくていいよ」ということを伝えたかったのです。
 
 その効果は定かではありませんが、制作陣が少しでも励まされ、番組継続に役立ったのなら幸いです。
 
 とにかく、私にとっては、アドラー心理学を思い切って好きなように論じることができて(なんといっても架空の話ですから)、なおかつドラマの進行と共に社会活動までしてしまったという面白い体験でした。その意味では、日本アドラー心理学会に感謝しなきゃね。
 そして、同学会員に限らず、私の記事で考え直してくれる人、違った視点を持ってくれる人が増えてくれたら幸いです。
 
 難しいテーマに挑戦して、なんとかドラマを創り上げた制作陣、役者さんたち、アドバイザーの岸見一郎先生と古賀健史さんには賛辞を贈りたいと思います。
 
 ありがとうございました。
 お疲れ様でした。
 
 

April 29, 2014

ゆる体操&歌ゆるのつどい

 知人のゆる体操指導員、河野先生からお知らせをいただきました。リラックス法、能力開発法として今やトップブランドとなったゆる体操の山梨イベントです。
 是非、ご参加ください。

(案内より)

 楽チンなセルフケア、ゆる体操であなたも快適になりませんか?
 頑張るときに頑張るためにはゆるむことが大切。
 今回は、テレビ・雑誌でのゆる体操の指導や、日本舞踊家・ピアノ弾き語り歌手としても大活躍のNidoさんに登場いただきます。ゆる体操と歌をあわせた「歌ゆる」で一緒に明るくゆるみましょう。
 身体がゆるむと心もゆるむ!

日時:平成26年5月16日(金) 午後1:30~3:30

会場:南アルプス市若草生涯学習センター・ホール(南アルプス市寺部725-1)

内容:歌ゆる 講師 Nido氏(運動科学総合研究所主席指導員 東京都)

    ゆる体操 講師 河野貴仁氏(NPO法人日本ゆる協会公認ゆる体操正指導員)

参加費:500円

問合せ先:(河野)090-2943-1024 ・ 090-3572-0403

主催:ゆる体操の仲間たち(代表 河野貴仁 生徒一同)

後援:南アルプス市社会福祉協議会・南アルプス市体育協会、市川三郷スポーツクラブ・やまびこの会、山梨県レクリエーション協会

支援:NPO法人日本ゆる協会