衆議院選挙は米国債を守るため
今回の衆議院選挙のマスコミの解説は政府の代弁者に過ぎないので全く無視してかまわなくて、他の視点がとても学びになります。
前回は藤井聡京大教授や経済評論家の藤原直哉さんによる高市勝利のポジティブな視点をメモしましたが、副島隆彦さんは経済のリアリズムの視点から、「今回の選挙はトランプ政権によって周到に準備された」という主張をメモします。
「今回の衆議院選挙はトランプの勝ち!」とした藤原直哉さんと結論は同じですが、理由は違います。
理由は、「米国債を守るため」。
主犯はベッセント財務長官。
副島隆彦の学問道場~重たい掲示板~【3219】3月15日(日)副島隆彦の金融セミナーがあります。そこで私は何を話すか
(引用開始)
この表の通り、1月に入って、日本国債の金利が急上昇していた。40年物(もの)の国債は、金利が4%を越した。30年物で、3.8%になった。指標である10年物は2,2%まで上がった。これが、アメリカの金融市場を直撃する。
いわゆる、「円キャリートレイド」が終る、と大騒ぎになった。それまでは、ほとんどゼロ%で手に入った、日本国債を借りることで、それを、ドル転(てん)して、米国債(金利4%ぐらい)などに投入して、濡れ手に粟で、利益を出してきた。これを、この30年間、NYの金融市場は続けて来た。それが、日本国債が上がりだした(価格は下落)ことで、「円キャリー」が逆回転の、リワインド (rewind 巻き戻し)を起こして、それが米国債(債券)市場に、ヒドい景況を与えそうだった。
日本国債に金利が付くようになると、日本からNYに流れ出している資金が、どんどん、日本に戻って来る。これを、リパトリエイション(repatriation 本国への資金の 愛国的な、回帰)という。例えば、日本の生保(セイホ)業界が持っている235兆円の資金や、農林中金や、日本の大企業の従業員に年金基金などが、米国債で運用しているものが、解約されて、日本に資金が戻る。 アメリカは、この事をヒドく怖れている。
特にベッセント財務長官が危惧していた。それで、トランプ大統領を通して、「高市よ、選挙をやりなさい。貴女の自民党が、大勝するようにアメリカがやってあげるから」となったのだ。 以下に載せる新聞記事を、じっくりと読むと、真実が透けて見える。
アメリカ(トランプ)にとって、一番の関心事で、重大な問題は、やはり、「財政赤字をどうするか。アメリカが抱える大借金(対外債権)の償還をどうするか」である。
自国が抱えている巨額の米国債を、中国が、そして、サウジや、さらには、EUヨーロッパが、売る、と言い出したら、「アメリカは終わり」なのだ。これは金融核爆弾なのだ。骨がらみの同盟国であり、一番、忠実な、日本だけは、絶対に米国債を売らない、売れない、売らせない、ということになっていた。もう30年間ずっと(1999年から)ゼロ金利 をアメリカから強制されて、日本は我慢に我慢で生きて来た。
米国債を山ほど買わされた。真実のその累積の残高は、16兆ドル(1800兆円)である。 このことを、私、副島隆彦は、ずっと自分の金融本たちで書いて来た。
だから、アメリカが財政崩壊、金融市場の危機を今にも起こしそうなこの時期に、日本国債の下落(=金利が上昇)を起こされると、アメリカは、本当に困るのだ。このことを一番、分かっているのは、長年の名うての手練手管(てれんてくだ)の博奕打ちの、ヘッジファンドの運営者だった、スコット・ベッセントだ。
だから、「日本の高市を選挙で勝たせて、日本を安心させて、長期金利のハネ上がりを抑えないと、アメリカが危ない」となったのだ。それで、高市に、1月5日頃に、トランプが、指図を出して、総選挙を実施させた。案の状、上掲の グラフ通り、「40年物の日本国債 の金利(利回り yield イールド)」は、危険水域だった、4%からスーっと引いて、2%台に落ちた。ベッセントが目論(もくろ)んだとおりになった。
(中略)
日本国民の多くは、選挙の結果のあまりの出来過ぎに、自民党支持者たちでさえ、結果に強い違和感を持っている。日本人は、自民党だけで316議席という、今の事態を困惑して見ている。元気よく、「さー、憲法を改正するぞー」と騒いでいるバカ右翼さえもあまり見当たらない。自分たちが、アメリカにいいように、嗾(けしか)けられ、操(あやつ)られ、咬(か)ませ犬の、頓馬(とんま)の役をやらされていると、少しは自覚があるのだろう。
日本の財務省の悪口ばっかり、言っていた、あの「財務(ザイム)真理教」とかと書いていたのは、愚か者たちだ。日本の財務省が、悪の元凶だ、と言い続けて、信じ込んだ、その頭(おつむ)はアメリカの扇動だ。統一教会の連中だけが、財務省の前に集まって抗議で騒いでいた。日本国のお金を預かって、アメリカの奪い取り、盗み取りから、だまし取りから 必死で守っている財務省と日銀の官僚たちの苦労を、私たち日本国民は、何となく肌で分かる。
すべては、こういうことです。 だから、今度の3月15日の私の講演(予言者金融セミナー)で、こういう大きな真実を、思いっきり、5時間、私が話します。だから多くの人に聴きに来て欲しい。
(引用終わり)
私は財務省批判は国民にとって全く正当なことで、もし財務官僚たちが日本を守るためにがんばっていたとしても、さらに奮起させるためにはもっと「こうしろ!」と批判しなければならないと思っています。
ついでにいうと、今回の選挙で左派、リベラルが壊滅したのは選挙の操作だけでなく、現実にろくな言論活動をしてこなかった報いであると思います。
それはコロナ禍でのコロナ対策やワクチンへの推奨ぶり、昨今の移民対策やマイノリティ対策への過激な主張を見て、左派は全体主義への志向を明らかにしたのを国民が感じ取って、拒否したのだと思います。
その中で、元々新左翼出身の副島先生は反権力、反グローバリズムを貫いて、陰謀論と言われようとも「陰謀があるのは当たり前だろ、バカヤロー」とばかりに歯牙にもかけず激しい言論を続けていて、「さすが」と思っています。
保守とリベラルの過激な統合です。




















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