リニアを巡る疑問、川勝知事って
川勝平太静岡県知事が、不適切発言をして急遽辞任を表明しました。
そのこと自体に私は特に何も思うところはないのですが、川勝知事はリニア中央新幹線の静岡県内での工事に強硬に反対して開業を遅らせたことが、山梨県民としては腑に落ちないでいました。
辞任会見の際、2027年の東京-名古屋間の開業をJR東海が断念したことをもって、自身の手柄であるかのように「大きな区切りを迎えた」と発言したことにはムカッと来ましたね。
彼の辞任を受けて、山梨県知事や甲府市長がチクリと嫌味や批判を地方紙に述べていたのが、山梨県民の気分を代表していたように思えました。
私自身はリニア中央新幹線について、反対か賛成かという意見は特にありませんでした。
環境破壊があるだろうといわれれば確かにそういう面はあるだろうし、電磁波はどうなんだろうという心配もあります。
一方リニアには、日本経済や地域社会の復興の起爆剤、災害インフラの強化というプラス面も大きいことは間違いありません。
一部でいわれる、新幹線によって地域社会がかえって衰えるというストロー効果も信じていた時期がありましたが、藤井聡京都大学教授らの言説を学ぶ中で、必ずしもそうではないことを知りました。むしろ、インフラをいかに整えるかが、現代社会を維持し発展させ、国土を強くするかの最重要ポイントであると認識するようになりました。
だから、私はリニアについては賛成派になっていたといっていいと思います。
そして川勝知事が、かたくなに工事をさせないのはなぜなんだろうと思っていました。
なぜなら、いかにも環境に配慮するように見せながら、彼の発言が二転三転していたからです。
当初その知事の姿勢を支持していた環境保全団体の代表が、そのウソに気づき告発した『知事失格 リニアを遅らせた川勝平太 「命の水」の嘘』という本さえあります。
素人、一般人には「環境保護を考えてくれている良い知事だ」というイメージを振りまいていて、実は専門家にはそれが盾に過ぎないことを見破られていたのです。
だから川勝知事には、どうも別の意図があるのではないかといぶかしんでいました。
そしたらなんと、川勝知事は環境に配慮するのではなく、中国に配慮していたのではないかという見解がありました。
リニア開業を遅らせた大罪。中国かぶれの知事がひとり反対して日本復活を送らせていた=鈴木傾城
川勝知事は、以前から習近平国家主席を礼賛しており、中国に媚びるようなことばかりをしていたというのです。
この記事を読んで、なんか腑に落ちたというか、でも本当なら極めて問題ではないですかね。
辞めてもらってよかったですが、静岡県民には後継者の選挙によほど気をつけてもらいたいと思います。
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