October 22, 2017

アドラー心理学の過去・現在・未来

 10月21日(土)は、東京・神楽坂のヒューマン・ギルドに行き、 「アドラー心理学の過去・現在・未来」というシンポジウムにシンポジストとして出ました。他に岩井俊憲先生、梶野真先生がご登壇です。
 
 台風接近の雨の中、定員ぎりぎりの29人が参加してくれたようです。久しぶりにお会いする方もいて懐かしかったですし、初めてお会いする方も多く、わざわざあいさつに来てくれる方もいて、新しくアドレリアンになってくれた方たちの息吹も感じました。
 
 さて、アドラー心理学の課題と未来像を描き出そうという、これまでにないテーマです。私も相当の覚悟を持って臨みましたよ(ちょっと大げさか)。
 
 シンポジウムといっても私たち3人が一方的にしゃべるのではなく、テーマごとにシンポジストが話した後に参加者同士のディスカッションをはさみながら進むという、双方向的で、わいわいがやがや的な雰囲気になってとても盛り上がりました。
 
 岩井先生が日本のアドラー心理学が、1984年の野田俊作先生らとの立ち上げ、勃興期からどのように発展していったのか、時系列的に示されました。なんとその時の最初の講座に出席したという大先輩もいらっしゃって、時代の目撃者の話もうかがえました。
 
 そして、アドラー心理学史の「黒歴史」(とはっきり言ってしまおう)、1997~8年ごろの分裂騒動の経過が出ました。
 私はその時の目撃者ですから、自分が感じた思いや感じを率直に話しました。そしてなぜ、西方、アドラー・ギルドではなく、ヒューマン・ギルドを選んだかも正直に話しました。本来「暴露系」の私がここで少し本性を現しましたから、少々過激な言い方だったかもしれません。
 
 現在に至る過程は、私は自身の臨床歴とアドラー心理学の実践の仕方、私なりの努力、仲間の臨床家とここ10年近く積み重ねてきた心理系の学会での発表やシンポジウムの活動、日本臨床・教育アドラー心理学研究会の活動の報告をしました。
 
 梶野先生は、アメリカのアドラー心理学大学院留学の経過、体験談を話してくれました。
 
 さらに、私と梶野先生で参加した昨年の北米アドラー心理学会と今年7月の国際アドラー心理学会の様子も写真を映しながら報告しました。
 梶野先生は、この8月に仲間とウィーンにも行き、アドラーのお墓やゆかりの場所を訪ねた興味深い旅の様子も報告してくれました。お墓やアドラーが仕事をした診療所の写真などを見て、私もいつか行ってみようと決意しましたね。
 
 最後に、これからのアドラー心理学について、3人の思いを伝えました。
 そして、フロアのディスカッションとフィードバック。
 
 終了後はほとんどが懇親会に参加し、そこも盛り上がりました。私は紹興酒をかなり飲んで、真っ赤になってしまったようです。楽しかったね。これはお酒だけでない、アドラー心理学の歴史をみんなで共有した意識のためだったかもしれません。
 
 この時話した私の未来像は次回書きます。

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October 18, 2017

子どもの心に関する講演会

 私の元職場、山梨県立北病院主催の講演会をお知らせします。
 
「子どもの心に関する講演会」という事業で、一般の方に向けたメンタルヘルスの講演会を毎年行っています。
 今回はなんと、アドラー仲間の八巻秀先生をお呼びします。
 
日時:平成29年10月27日(金)19:00~20:45
 
会場:山梨県立文学館 1階 研修室(甲府市貢川1-5-35)
 
テーマ:「アドラー心理学に学ぶ ~子どもへのかかわり方~」
 
講師:やまき心理臨床オフィス 代表、駒澤大学心理学部教授 八巻 秀氏
 
参加費:無料
 
お問い合わせ:山梨県立北病院社会生活支援部心理担当
          電話 0551(22)1621
 
 八巻先生とはもう3冊の共著、1冊の雑誌でご一緒しています。実は、これからもう1冊出る予定ですから、昔、数学でブルバキという研究者軍団があったそうですが、まるでアドラー・セラピスト/ライター・チームとでも言えそうです。
 
 手練れの八巻先生ですから面白い話だと思いますし、なにより、無料ですよ、無料!
 是非、ご参加ください。
 
 

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October 16, 2017

田中宇氏と副島隆彦氏を見る

 10月15日(日)、東京の田町の建築会館ホールというところに行きました。
 
「第38回副島隆彦を囲む会主催定例会」に参加するためです。
 
 今回は副島先生だけでなく、ネット・ジャーナリズム界の超有名人、国際情勢解説者の田中宇(さかい)氏が登場するというので、ナマのお二人を見られるということで、多忙ではありましたが思い切って上京しました。
 
 私は政治、経済の動向を知る時には、先ず必ずお二人のサイトをチェックします。とても参考になるので、本ブログでも何度も引用させていただいてきました。 「田中宇の国際ニュース解説」の読者は17万人にもなるそうです。
 
 おりしも総選挙の真っ最中、北朝鮮やトランプ政権の行方など、喫緊の課題だらけの現在、会場は400人もの参加者で、ほとんど満員でした。やはり泥臭い政治経済がテーマですから、8割、いや9割近くが男性でしたね。女性中心のアドラーや心理系とはまるで客層が違うのが面白かった。
 
「海外記事を20年、どのように読み解き、分析してきたか」というテーマ。
 
 田中氏の記事を読むと、その対象の広さ、分析の深さから、「この人、只者ではない」という思いが誰しもわいてくるものです。私もどのような人物か大変興味がありました。
 
 進行役の方(副島先生の一番弟子、中田安彦氏)がみんなを代表する感じで、どうやって情報収集して分析しているのかを質問してました。
 
 田中氏はどこのサイトを見て、どのタブレットやツールを使って、とかいろいろ一気にしゃべってましたが、さすがプロの仕事ぶりと感心する以外に、私には全くわかりませんでした。1時間に10~20本くらいの論文、記事を読む、ということぐらい。
 
 とにかく、頭の切れるすごい人だな、と改めて確信しました。性格的にも嫌みがないというか、政治や陰謀論の世界にいそうな奇妙な雰囲気はまるでありません。好きなことだけ(情報収集と分析)をしていれば幸せ、という生き方をしている人のようです(ご本人が言っていました)。
 私はご本人が見られて満足です。
 
 肝心の中身ですが、政界暴露話は大変面白かったけどこの時期は公選法とかに引っかかりそうだからやめておきましょう。講演、対談、講演と午後1時から5時まででしたから、大変濃かったです。
 田中氏のレジメの一部です。
 トランプは、ニクソン、レーガン以来の隠れ多極主義の政権である。北朝鮮、イランなどに対して過激な敵視策をとり、中露欧などが米国抜きの多極型世界を体制を作りたくなるように仕向けている。・・・(中略)・・・トランプは民主党が強い対抗馬を出せない限り2期8年続く。その間に、中東、欧州、朝鮮半島などが、米国の覇権下から外れていく。
 
 副島先生は、これからの世界を仕切るのは、トランプ、プーチン、習近平であり、それを「第2次ヤルタ体制」と呼んでいたのが印象的でした。日本は全く蚊帳の外です。
 
 田中氏の最新記事で、この近現代の歴史の構造が総括されています。「資本と帝国の戦い」で世界は動いてきたし今もそう、という視点で、私にはとても興味深かったです。是非、お読みください。

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October 13, 2017

カウンセリングをやめたいとき

 更新が途絶えていましたが、打撲による右手の腫れがひいてきて、ようやく両手でキーボードを打てるようになったので、再開します。
 
 最近、Twitterで、アドラー心理学を学んだらしいカウンセラーのカウンセリングを受けている人が、「つらいからカウンセラーを変えたくなった」といった旨のtweetをしたのが流れてきました。
 そのカウンセラーがどのような関わりをしたのかはわかりませんが、そういうことはあるかもしれないなあ、とは思いました。
 
 アドラー心理学を学び、実践している人が増えれば、そのカウンセリングを受ける人も増えてくるでしょうから、それに合わない人、ドロップアウトしてしまう人も増えることは十分に考えられます。
 
 それはカウンセラーが初級者だから、ということでもなく、中上級者でもあり得ることで、私も他人ごとではありません。というか、私にもあるに決まっている。「あんな変なおっさん、やだ」とか言いふらされているかもしれません。
 
 どうしてクライエントがカウンセリングをやめたくなるか、カウンセラーを変えたくなるかは、アドラー心理学的にもそれなりの考え方や対処法があります。ただ、ここではそれには触れないで、ごく素朴に、そういうドロップアウトはあるものだと、認めておきたいと思います。
 
 昔から、あるアプローチのカウンセリングを受けてやめた人の発言を直接間接に見聞きすると、いろんなパターンがあるようです。
 
 ロジャーズ系の傾聴中心だと、
「話を聞いてばかりで、何も変わらなかった」「何もアドバイスしてくれなかった」「悪化した」
 
 精神分析系だと、
「昔のことばかり聞いてきて、何も変わらなかった」「何言われているのかわからなかった」「カウンセラーが暗い」「ビョーキにされた」
 
 認知行動療法系だと、
「表面的な気がした」「ワークが難しかった」
 
 解決志向系だと、
「カウンセラーから出される質問が難しかった」「いきなり話を遮られた」
 
 そしてアドラー系なら、
「トラウマを否定された」「前向きすぎるのが合わない」「カウンセラーが専門家ぽくない、信用できない」
 
 といったところでしょうか。
 
 我々提供者側もそうならないように努力しなければいけないけれど、限界もあるでしょうね。
 
 率直に言って、ラーメン屋でイタリアンを注文されているようなところもあるわけです。
 
 結局、日本のセラピー文化がもう少し広がって、成熟してきて、我々も何を提供できるかを明示でき、人々も自分の目的に合ったものをチョイスできるようになることが望ましいと思ったりしています。
 

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October 08, 2017

打ち身と発達心理学

 なぜかここの@niftyのココログで、Amazonへのリンクが貼れなくなっているので、紹介したい本の紹介ができず、たまっていっています。ヘルプを見るとそういう人が多いみたいで、@niftyで調査中とのことです。早く直ってほしい。
 
 近況報告を。
 
 先日、つくば国際会議場で、方向転換する際、ゆるいステップを踏み外して前方に転んでしまいました。両手に荷物を持っている状態で危ない転び方でしたが、幸い右手で受け身を取ることができました。ただ全体重がかかってしまったのか、右掌がひどく腫れてしまいました。痛むので翌日、整形外科で診てもらったら骨には異常はないだろうということで、今シップを貼っています。最初の数日は腫れを悪化させないために、右腕を三角巾で吊っていました。
 
 しばらく右手が使えなかったので、不自由しましたね。
 
 左手中心の生活で、多少脳トレにになったかもしれませんが、ノートの字が利き手で書いてもただでさえ下手くそなのに、グチャグチャで再現不能状態です。
 
 ただ、スクールカウンセラーとしてどの学校に行っても、
「先生、どうしたんですか?!」
 と驚かれ、特に保健室の若い先生にやさしく接してもらえるので、なんかうれしかった。
 保健室に入り浸る生徒の気持ちがわかりました(笑)。
 
 僕も時々具合悪くなるかな。
 
 そんな中、7日(土)は横浜へ行き、日本支援助言士協会「発達心理学」の講義。
 
 まず、参加者それぞれが自分の発達の軌跡を振り返るワークを行い、それをイメージしながら、生まれてから死ぬまでを、生涯発達論の観点とアドラー心理学、発達障害の知見を織り交ぜながら話をしました。
 
 講義の前に改めて私も勉強し直し、参加者方々の人生の振り返りの話を聞いても、人の一生を貫く軸として、アドラー心理学でいう「優越性の追求」というのは確かにあるな、と実感しました。
 
 ただ、「優越」という言葉に社会的な勝利をイメージを持つと違うでしょう。
「完全性の追求」という言い方もありますし、「マイナスからプラスへ」という言葉くらいがいいかもしれませんが、岸見一郎先生の言い方なら、その人にとって「ためになる」方向に向かうという意味です。
 
 ただ、その実現の方向が、青年期や成人期のような、気分の高揚状態(軽躁状態)になって社会的な成功を求めるようなスタイルから、年を取ってくるとより穏やかに、より広い意味での共同体感覚に向かうというイメージです。
 
 ということで最近私は、思春期・青年期の支援者向きの本を準備しているので、今度は中高齢者向きのアドラー心理学本を考えてみようかと、思っているところです。

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October 04, 2017

映画「関ケ原」を観た

 先日、映画「関ケ原」を観ました。
 
 最近まれな「本格過ぎる時代劇」で、なかなか良かったです。
 戦の様子が臨場感抜群で、「あんな感じだったんだろうな」と納得できるものでした。
 
 有名な戦だから知っている人も多いだろうけど、たくさんの人物が出るので、多少歴史に詳しくないと、出てくる人物が誰かわからないかもしれません。
 
 司馬遼太郎原作ということですが、司馬史観だけではなく、原田監督独自の解釈も入っています。ネタバレになるので、言いませんが、是非観てください。
 
 岡田准一演じる義にあつく愚直なまでに真っ直ぐな石田三成(きっと発達障害チック、ギフテッドな人だったのでしょう)、役所広司演じる老獪な徳川家康はもちろん素晴らしかったですが、個人的には島津維新入道(義弘)が麿赤児なのがうれしかった。大河「葵徳川三代」で迫力ある島津義弘を演じたのを観て、義弘公は彼しかいない、はまり役だと思っていたので、本作で再会できてうれしかったです。原田監督も同じ思いだったのでしょう。
 
 だから「島津の退き口」が描かれなかったのは残念でした。
 三成目線のドラマだから仕方ないけど。島津が敵中突破するのは、三成が撤退、逃亡した後でしょうから。
 
 ところで、誰もが知る関ヶ原の戦い、大事な時、結局は強い方について裏切った方が勝つ、というストーリーが延々と繰り返され、日本人の脳みそに刷り込まれてきたことの影響は大きいかもしれないなあ、と最近の私は政治などを観ると、思わずにはいられません。
 
 今更、どうしようもないことだけど。
 
 

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October 02, 2017

臨床発達心理士の大会に参加

 週末9月30日(土)はつくば国際フォーラムに行き、第13回臨床発達心理士全国大会に参加しました。
 
 臨床心理士系の団体が今でも精神分析やユングなどの、いかにもサイコセラピー的なワードが飛び交うのに対して、こちらはまったく聞きません。もちろんアドラーも出ません。
 むしろWISC-ⅣやK-ABCのような心理検査によるアセスメントを徹底的に学ぼうという感じが強かったです。日本版の開発者が講師だったりしますから、情報量が多いです。私は改めて、とても勉強になりました。
 
 他に応用行動分析学や緘黙の子どもへのアプローチが人気でしたね。緘黙の方は会場が満席で私は入れなかった。確かに緘黙って困っている人が多いだろうし、喋ってくれないからカウンセラー泣かせのところがありながら、これまであまり研究の進んでいない分野です。
 
 私はいろいろな心理的支援の団体に所属していますが、対象も、方法もいろいろあるな、幅が広いな、といつも思います。私自身はけっこうたくさん知っている方だと思うけど、それでも全然足りませんね。
 

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September 27, 2017

10月の予定

 最近読んだ本の紹介をしようと思ったら、なぜかAmazonとのアフィリエイトのリンクができません。
 そこで、簡単なお知らせをさせていただきます。
 
 前にもお知らせしましたが、日本臨床・教育アドラー心理学研究会の研修会が10月28日(土)にあります。
「アドラー心理学とオープンダイアローグ」というまさに最先端のテーマです。
 
 参加申し込みは、こちらのコクチーズHPまで。
 
 それに先立つ21日(土)はヒューマン・ギルド「アドラー心理学の過去・現在・未来」 というシンポジウムがあって、私も登壇します。
 
講師:

◆深沢孝之さん(心理臨床オフィス・ルーエ代表・臨床心理士)
◆梶野 真さん(一般社団法人 日本アドラー心理学協会 代表理事、ミネソタ・アドラー心理学大学院修了)
◆岩井俊憲(ヒューマン・ギルド 代表取締役)

受講料:8,640円(税込み)事前にお振込み下さい。

内容:アドラー心理学を34年間学び伝えてきた岩井を司会役として、これからのアドラー心理学を担う新進気鋭のお2人を迎えて、これからのアドラー心理学のあるべき姿を縦横に語っていただく初イベントです。
ご参加の方々とのやり取りもふんだんに予定いたしております。
 

 岩井俊憲先生と梶野真先生と一緒です。「新進気鋭のアドレリアン」とありますが、私はロートルで新鮮味はない気がしますが、臨床・カウンセリングにおけるアドラー心理学の意義について、勝手に語ろうかな、とイメージしているところです。
危険なことを口走りそうな予感(?)。
 
 参加者からも、アドラー心理学の課題や未来像について、どんどん出していただけるといいと思っています。
 
 参加申し込みは、こちらまで。
 

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September 24, 2017

秋の研修講師

 8月末から9月は夏の暑さの疲れか不順な天候のためか、今一つパッとしない気分でしたが、なぜか今月は研修の講師が多かったです。備忘録としてメモします。
 
 8月30日(木)は山梨県の南部の身延町で「峡南地域教育フォーラム」で約90人の教育関係者を前に講演。会場には山梨日日新聞の記者も来ていて、翌31日には小さな記事ですが私の写真入りで、講演会の様子が出ていました。顔出しNGにしておけばよかった(笑)。
 
 9月3日(土)は、横浜の日本支援助言士協会「家族心理学」の講義。毎回呼んでいただいています。来月は7日に「発達心理学」をやります。
 
 9月9日(土)は山梨県看護協会に呼ばれ「自殺防止対策研修」で講義。 「心の危機に対応する勇気づけ」というテーマで、約40人の看護師、保健師さんに話をしました。
 
 9月14日(木)は夜でしたが、甲府市西部にある池田地区の地域住民の方たちへの「健康づくり研修会」で講師。 「健やかな人生を送るために~元気な心で元気な毎日を~」という、なんかタレントさんか作家の講演会みたいなタイトルをいただき、柄にもないと恐縮でしたが、こういう時にアドラー心理学を知っていると強いですね。私に元気がなくても、人々を元気づける話ができます。
 私への依頼はいつもは何らかの専門職からが多く、一般住民を相手に話すのは久しぶりなので内心緊張気味でしたが、講演後のアンケートは好評だったそうでよかったです。
 
 9月21日(木)は、山梨県北部の保健所管内の看護師、保健師さんの集まり、「施設看護管理者代表者会議」で「他者と良い関係を築き、仕事を進めるヒント」というテーマをいただき、職場での勇気づけについて話をしたり、講演後の全体討議でコメンテーターを務めました。
 
 9月24日(日)は、山梨県臨床検査技師会に呼ばれ「検査説明・相談ができる臨床検査技師育成講習会」で「患者心理と接遇」の講義をしました。臨床検査技師も最近は直接患者さんに対する機会が増えたので、基本的な面接法を学ぶ必要があるそうです。
 
 とまあ、いろいろな地域に出向いています。私としては心理臨床オフィス・ルーエの宣伝、営業になり、講演をきっかけにカウンセリングに来ていただくことも増えてきました。地方の福祉、医療系の団体にとっては東京の講師や学者を呼ぶほどの資金力がないので、地元にいる私は使いやすいようです。
 
 おかげさまで最近私は、地元密着心理系講師として、山梨県内なら少しは知られるようになってきたみたいです。
 
 

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September 19, 2017

オーラが見えるんですか?

 先頃、スクールカウンセラーとして勤務先の学校の先生から、
「先生、オーラが見えるってほんとですか?」
 と唐突に聞かれました。
「なんで?」
 と聞き返すと、
「なんか、ある別の学校の先生がそう言ったんです。『深沢先生、オーラが見えるらしいよ』って」
 その先生は興味津々な目で私を見ています。
 もちろん私は、
「そんなわけないじゃん」
 と否定しましたが、どうも県下の学校(の一部か)にはそういう噂が広まっているらしい。
 
 教員向けの研修会は今まで何度もやってきてますが、もちろんそんなことは言っていません。ただ、太極拳と気功法を教えているとはいつも自己紹介の中で話しているので、もしかしたらそこから尾ひれがついたのかもしれません。気功をしている → 気を操る → 気=オーラが見える となったのでしょうか。
 
 確かに日本一妖しい臨床心理士を目指しているとはいえ、勝手に噂になっていると「うーん、どうしようかな」と思ってしまいます。でも、
 
「まあいいか、向こうが勝手に神秘化してくれれば、まさに字義通りのハロー効果だし。これで来てくれれば、治らんものも治るかもしれんし」
 と思い直しました。
 
 今度聞かれたら、オーラ視でも霊視でも何でもしますよ、と言ってあげようかな。女子中高生の人気者になれそうだし。これまで保健室の先生が女子生徒に一生懸命カウンセリングを薦めてくれても、
「なんであんなおっさんに話しなきゃいけないのっ」
 と拒否られていたおっさんスクールカウンセラーの悲哀から抜け出せるかもしれません。
 
 そんな私が共著で書いた本、 『臨床アドラー心理学のすすめ』(遠見書房)は、8月に出て以来、割と堅調なようですが、Amazon書評欄に5つ星がついていました。書いていただいた中には、早稲田大学の向後先生と名古屋市でご活躍の名カウンセラー、竹内先生がいらっしゃいました。両先生、ありがとうございました。
 
 私は似非霊能者でも、書評は一流心理学者と一流カウンセラーが書いてくれていますから、中身はお墨付きです。安心してください。ちゃんとしてますよ。
 
 カウンセリングの勉強のために是非、お買い求めください。
 
 

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