February 13, 2019

年末年始の動き

 この冬今のところ山梨は、山沿い以外は雪がほとんど降っていません。乾燥していますね。インフルエンザにお気を付けください。

 もっぱら私事ですが、年末からいくつかのところで研修講師をさせていただきましたので、覚えにメモしておきます。今年もさらに増やしていきたいと思います。

 2018年12月6日(木)は、山梨県中央児童相談所で里親さんの更新研修会。発達心理学と勇気づけについて話しました。最近の千葉の痛ましい虐待事件で、また児童相談所がやり玉になっていますが、虐待を受けた子どもを最前線で受け止める児相や里親さんや施設の職員の実力を上げることが、現在最優先の課題のはずです。戦後一貫して、ここをしっかりさせてこなかった国が、つまり今の政権が、虐待を受けている子どもたちをネグレクトしてきたつけが今回ってきていることは、指摘しておきたいです。

 12月16(土)は、山梨いのちの電話で、相談員になる人たちに、やはり発達心理学をお話しさせていただきました。ここも自殺予防の最前線の老舗ですが、最近相談員不足に悩んでいるようです。

 12月19日(水)は、山梨県立甲府工業高校の定時制の生徒さんたちに、アルコール乱用防止教室。精神保健福祉センターのご依頼でした。

 明けて2019年1月22日(火)は笛吹市の食生活改善推進員の皆さんに、自殺予防ゲートキーパー養成研修。自殺問題は必ずしも私の専門ではないのですが、昨年来なぜかご依頼が増えています。なぜでしょう。なんか、面白いらしいです。

 1月24日(木)は山梨県甲府地方裁判所・家庭裁判所で、職員の方々に発達障害について講義をしました。裁判所も事件とか調停だけでなく、普通に一般の方たちと接することが多いので、調査官とかの専門家以外の人たちも、こういう知識が必要とのことです。熱心ですよね。

 1月28日(月)は甲府地方気象台で、職員の方にメンタルヘルス講座。いつもの話ですが、私的には天気予報をしている現場やデーターを集める機械を間近に見せてもらえて楽しかったです。気象学や地質学、災害学の専門家集団で、貴重なお話をうかがえました。

Photo


 気象台の庭には、懐かしの百葉箱がありました。もう使われていませんが、残っている気象台は全国でも珍しいそうです。

 1月30日(水)は、神奈川県藤沢市へ行き、朝日カルチャーセンター湘南教室でアドラー心理学の講座。今回は「勇気づけ リフレイミング」と題して、いくつかのワークで楽しく過ごすことができました。朝カルは、勉強熱心な中高年の方の集う場として、多彩な講座を企画していて面白いところだといつも思います。

 2月5日(火)は山梨県精神保健福祉センターで、アセスメントの勉強会で講師。気質からクライエントを見立てる方法について紹介しました。

 2月12日(火)は、山梨県こころの発達総合支援センターで、発達障害者サポーターになる大学生の方々に、思春期・青年期の支援とアドラー心理学などについてお話。この中から将来の臨床仲間が育ってくれたらいいと思いながら、話をしました。

 いろいろやっているというか、いつも同じというか、私も心理系の講師として、少しずつブラッシュアップしていきたいと思います。

 

| | TrackBack (0)

February 05, 2019

マリーナ先生から本物のアドラー心理学を学ぶ

 更新が大分空きました。

 先週末からずっと上京していたためです。基本、私は旅の間はブログをしないことにしています。

 2月1日は神楽坂のヒューマン・ギルドで、「アドラー心理学の歴史的流れ」、2、3日は「アドラー心理学(困難の乗り越える心理学)のエッセンス」でした。2つの講座に続けて出たことになります。

 昨年のマリーナ先生の来日時は主催側でしたが、今回は日本臨床・教育アドラー心理学研究会は後援させていただきました。

 3日間に渡って内容的に濃く、ものすごく刺激になりました。

 最初の「歴史」は、アドラーとドライカーズの人生を中心にアドラー心理学の歴史を学ぶことができました。アドラーの人生は大分知っていますが、ドライカーズはあまり詳しくないので、彼の波乱に満ちた人生を聴けたのはよかったです。

 ドライカーズさん、当時けっこうアメリカのテレビに出演していたそうです。

 後半の「エッセンス」では、「ライフスタイル」の本質的な意味を「運動の法則」として、キチンととらえることを主張されていました。我々はつい人の性格を「~型」「~タイプ」と分類してとらえてしまう傾向があります。講義では「カテゴリカル」と言っていましたが、カテゴリカルナ理解はわかりやすいのでこれは避けられません。でも、それでは人を変化し、動き続ける、変わりうる存在であることを見えなくしてしまいます。

 アドラー心理学は本来、カテゴリカルな考え方ではなく、運動としてとらえることを主張しています。

 これはとても重要なポイントです。

 しかしここで、ジレンマというか葛藤が支援者に生じます。医療や心理臨床の世界、あるいは福祉や司法でもそうですが、基本的には人をカテゴリカルな分類をしてから、支援を考えることが基本です。こういう世界で、どのようにアドレリアンらしく振舞えばよいか、みんな試行錯誤しているはずです。

 そこで私は質問させていただきました。

 マリーナ先生の詳しい答えは割愛しますが、一つの驚きは、なんとマリーナ先生はDSM5の作成に協力していたとのことで、巻末(?)にお名前が載っているそうです。

 だから簡単に言えば、カテゴリカルな見方と運動を見る見方、その両方が大事で、両立させることはできる、ということなのでしょう。もちろん私も、まったく同意しますし、そのように努めてきました。

 他にも印象的な言葉に、「人は往々にして自分の『強み』をやり過ぎてしまう」というのがありました。問題行動や症状はその結果である、ということです。強みや得意なことであるからこそ、やり過ぎてしまう。

 これは問題行動や症状を、「病理」「弱さ」と見る態度と対極をなしています。

「強み」であるのだから、その量を減らしたり、やり方を調整したり工夫する余地が生まれてきます。セラピーは楽観的になれます。

 クライエントの劣等感を補償するために、強みを使って完璧を目指す道筋が「運動」ということです。

 講座の様子は、岩井先生のブログが写真が豊富でわかりやすいです。懇親会では、僭越ながら私が乾杯の音頭を取らせていただき、写真もありますよ。

マリーナ・ブルフシュタイン博士のアドラー心理学の歴史的流れ」

マリーナ・ブルフシュタイン博士の「アドラー心理学(困難を乗り越える心理学)のエッセンス」

マリーナ・ブルフシュタイン博士の「アドラー心理学(困難を乗り越える心理学のエッセンス 2日目」

| | TrackBack (0)

January 09, 2019

ゆる体操でW杯優勝を目指す

 年末のテレビ東京「FOOT & BRAIN」で、ゆる体操の紹介をしていて、開発者の高岡英夫先生が出演していました。 「世界と戦う究極トレーニング!脱力系「ゆる体操」とは?」

 ゆる体操は結構ふざけた感じでやるので甘く見られがちですが、武術由来の脱力、リラクセーション法でめちゃくちゃ効果があります。

 番組を観れば、サッカーのような高度な身体運動には脱力がいかに重要か、超一流になるためには必須であることが少しはお分かりいただけたかもしれません。

 番組では、あの澤穂季さんが高岡先生の指導を受けていたことが「暴露」されていました。もう知られていたことなのか、解禁になったのかしらないけれど、こういうのはいろいろなしがらみや嫉妬があるから、なかなか表に言えないことが多いと聞いています。澤さんは引退したからいいのでしょう。

 高岡先生の指導を受けたのは陸上の朝原宜治さんはじめ、実はスポーツ界、カーレース、歌舞伎など演劇界など多方面にたくさんいます。知人によると、サッカーの長友選手の部屋を取材した番組に、高岡先生の本がさりげなく置いてあるのが見えたそうです。そこで検索したら、まさにゆる体操をしている長友選手の動画がありました。

 他にもゆる体操の指導を受けたかは知りませんが、坂本龍一さんが是非にと、高岡先生のオフィスを訪問した記事が昔の『秘伝』にありました。

 ところが武道家やボディーワーカー、治療家など、身体運動家の世界では、高岡先生を嫌いな人はけっこういるのです。みんな一国一城の主だからね。

 しかし既に、高岡先生とゆる体操は圧倒的な成果を出しています。番組でもMCの勝村さんが言っていましたが、実際に澤さんはバロンドール賞を得たのだから、誰も文句は言えないでしょう。でも言うやつは言うだろうけど。ならお前はできるのかと、聞きたい。

 番組をアップしていた動画は削除されてましたが、関連動画を入れておきます。

| | TrackBack (0)

January 03, 2019

謹賀新年&ユーミンと桑田さん

Photo_3


 明けましておめでとうございます。

 今年もよろしくお願いします。

 本ブログはこれまで大体、中3日ペースで更新してきました。今年も大体同じ感じになると思いますが、小難しい心理学や武道だけでなく、より軽い、つぶやきの感じにもしたいと思っています。

 さて、去年の話ですが、大晦日の紅白歌合戦、ご覧になりましたでしょうか。

 近年まれに見る盛り上がりでしたね。新旧どのアーティストも素晴らしいパフォーマンスでした。その流れを受けながら、最後の最後、大トリのサザンオールスターズの「勝手にシンドバット」では、ユーミンのまさかの乱入で大盛り上がりでした。

 桑田さん、ユーミン、そして北島サブちゃんの奇跡のスリーショットで、昭和、平成が凝縮された瞬間でした。その時、3人の後ろにいたウッチャンの「なんか、幸せな気分です」という言葉が、視聴者、国民の気持ちを見事に代弁してくれてたと思います。

 この時のことを振り返ると、はて、これはどういう仕掛けだったのだろうか、そもそも仕掛けがあったのだろうか、と疑問がわきました。多分、ここまでのシナリオはなかったのではないかと思いましたが、SNSを見ても反響はすごい(大半は賛辞)けど、分析をしたものはなかなか見当たりませんでした。唯一、音楽業界に詳しいらしい人のブログに、素晴らしい分析があったのでご紹介、リンクします。

紅白歌合戦の裏側、ミュージシャンの世界の諸事情、ユーミンと桑田さんの関係性など興味深い分析がされていて、とてもおもしろい。

 一言でいうと、あれは、ユーミンと桑田さんの舞台パフォーマーとしての天才的直観、曲の中盤から一気にギアが入った桑田さんと、「ここは私が出なくてはいけない」と判断したユーミンの奇跡のインプロビゼーションではないかということ。私も同感です。だからこそ、あそこまで盛り上がり、人々に感動を与えたのでしょう。

2018紅白桑田佳祐とユーミン奇跡の共演の真実

(引用開始)

実際演奏されたのは、『希望の轍』が先であった。

「これは」と思った瞬間だ。

つまり、平成最後の歌が『勝手にシンドバッド』になるということ。

あれは、天才が軽音サークルノリで作ったむちゃくちゃな曲である。

これはもう、桑田佳祐さんがやらかすフラグであると。

過去この人は、政治的なメッセージで紅白歌合戦で問題を起こしている。

今回もまた、なにかやってくれるだろうと私は期待していた。

政治的なことでなくても、下ネタかなにか、そっち系でなにかやらかしてくれるに違いないと。

サザンオールスターズの出番となり、最初の『希望の轍』を歌っている中盤、カメラが桑田佳祐さんを捉えきれないシーンがあった。

下に降りてきたのだ。

おそらくこれは、リハの想定外だったのではないかと考えられる。

なのでスイッチャー及び、カメラマンがついていけなかった。

だとすれば桑田佳祐さんはなぜ、リハ以外のことをしたのか。

それは、

アーティストとしての血が騒いだ

のだ。

見ていれば分かるが、確実に中盤から桑田さんの表情が変わった。目が変わった。

緊張、厳粛、といった目から、アーティスト・桑田佳祐になっていった。

NHK紅白歌合戦に出演している顔から、サザンオールスターズのライブをやっている桑田佳祐になったのだ。

(中略)

その流れで突入した『勝手にシンドバッド』では、サンバガールたちの登場となり、いつものサザンオールスターズのノリになってくる。

終盤、出演者らが集まってくるのは台本にあったことだと思うが、まずはサブちゃんこと、北島三郎さんがフレームインした。

桑田さんも日本音楽界のレジェンドに忖度し、途中から「サブちゃーん!」と連呼していたので、十分フリはあった。

ただ、サブちゃんは笑っているばかりで、マイクを口元に持っていかない

桑田さんが何度か「(歌ってよ、と)」振っても、笑うばかりで反応しない。

これは、おそらく「引退」と宣言しておきながら「平成最後だし、出てよとNHKに言われちゃったから、とりあえず今回だけ出るね」というサブちゃんの前言撤回的な後ろめたさもあったのではないか。

それを気にせず飛び込んできたのが、女王、松任谷由実さんだ。

その後下手から出てきた松任谷由実さんは、最初は後ろに位置していた。

しかし、天才的な嗅覚で「ここは私」とばかりに察知し、そのうえ、「サブちゃんはマイク使わなかったけど、私は使うわよ」と言わんばかりのマイク捌きを見せ、PAも松任谷由実さんのマイクの音量はすぐに上げた。

カメラマンやスイッチャーもそんな奇跡のコラボを捉え、ラストはほぼ「桑田×ユーミン」の構図になっていた。

そこで遠慮するほうが誤りである、とばかりに、ユーミンは、「胸騒ぎの腰つき」を年甲斐もなく披露してみせ、圧巻のコラボを即興で披露した。

これが天才が具現できる「知るかボケ」精神である。

最後の最後は人の目なんて関係ない。

自分がやりたいようにやるのが能力者なのだ。

「(ベテラン勢から)順に入っていってください」、という程度の指示はあったかもしれない。

または、GOを出すときに、北島三郎さんと松任谷由実さんを優先的に促したのかもしれない。

私はおそらく後者だと思う。

なぜなら、「最後は北島三郎さんと松任谷由実さんを先に…」と台本に書くと、他アーティストに角が立つからだ。

「なんであの二人が優先で、私らが後からなの?」と各事務所から文句を言われる可能性がある。

なので台本上は「最後みんなで参加して歌う」程度だったのではないか。

しかし現場では、その二人に優先してマイクを渡した

サブちゃんは今回の出演の敬意もあり遠慮がちだったが、ユーミンはやってくれた。

サブちゃんが控えてるから私も控えよう、なんて忖度する程度の人だったら、ユーミンもまた、あれだけの人になっていない。

ここで火が点くのがスター、ユーミンという人なのだ。

そもそも今回ユーミンは、先述した「中継出演のつまらなさ」を逆手に取って登場した人である。

エンターテイメントとはなんたるか、を知り尽くした女王なのだ。そらaikoも泣くわ。

| | TrackBack (0)

December 30, 2018

今年のまとめ

 12月28日(金)は臨床心理士でアドラー仲間の橋口さんが、私のオフィスをご訪問。毎年恒例の仲間内の忘年会ですが、今年は山梨だけでなく、東京は江戸川区、そして名古屋からも駆けつけて来てくれた人がいました。

 今年も年末恒例の心理臨床オフィス・ルーエを訪問してきました(7年連続)

 2018年ももう終わり、「平成最後」といっても正確にはあと数か月はあるわけですが、アドラー心理学でいう仕事のタスク、自己のタスク関係を中心に振り返ります。

1.4月にアメリカよりアドラー心理学の講師招聘

 現在アメリカで活躍中のアドレリアンを二人もお呼びできたことが、前半の大きな出来事でした。

 マリーナ・ブルヴシュタイン博士とアーサー・クラーク博士、それぞれ持ち味と得意なところが違って、とても勉強になり、良かったです。

 早期回想を極めんとする2日間

 今だから明かすと、実現まで本当に大変でした。しかし、これは絶対に日本のアドラー心理学界に必要なことであるという信念のもとに完遂しましたね。開催まで一緒に協力しながら進めてくれた方々、参加者の皆様には深く感謝しています。

 そのマリーナ先生は来年1月末に再来日を果たします。東京、大阪でワークショップをやります。私は東京、3日間うかがう予定です。アドラー心理学に関心のある方、是非、来てください。

 マリーナ・ブルヴシュタイン博士の特別講座「アドラー心理学の歴史的流れ」

 マリーナ・ブルヴシュタイン博士の特別講座「アドラー心理学(困難を乗り越える心理学)のエッセンス」

2.研修講師にたくさんお呼びいただいた

 今年も山梨を中心に、様々な自治体や団体に講師として読んでいただきました。

 特に今年は自殺防止のキャンペーンを国が推進している関係で、「ゲートキーパー養成研修」に関することが多かったです。

 私にとっても、地域に出向き住民の方々に話をさせていただくのは、カウンセリングルームの良い宣伝になっています。

3.日本心理臨床学会などでアドラー心理学を話す

 私は岩井先生ような指導者とか、地域のグループリーダーでもないのですが、アドラー心理学を伝える機会は多くありました。

 特に今年は、日本心理臨床学会の自主シンポジウムや日本支援助言士協会など、専門的にアドラー心理学を学びたい人向けに話すことがありました。来年もその方面での活動が主になりそうです。

 2018アドラー心理学自主シンポジウム

4.日本トランスパーソナル学会で発表

 通常の心理臨床の仕事の傍ら、七沢研究所(現、beten株式会社)の研究顧問に招かれ、古神道をベースにした心理プログラムの開発に協力することになりました。そのプロセスで、この秋、日本トランスパーソナル学会で発表をしました。

 トランスパーソナル心理学会に参加

 神道の深い流れ

 なかなかの反響でしたね。ユングや仏教、ヨガ、瞑想はマニアックに詳しい人がたくさんいるけど、神道はなかなかいません。変な右翼と一緒にされかねないリスクはありますが、神道こそが日本の精神的な根幹です。

 でもスピリチュアル好きにも心理臨床界にも、ほとんどの人が神道が何たるかを知らないでしょう。私もまだ学び始めですが、いずれここでも解説をしていきます。

5.県臨床心理士会の会長になってしまった

 臨床心理士の職能団体は全都道府県にあるのですが、私は山梨の会長になってしまいました。

 臨床心理士の世界でこういう役職についたのは、アドラー派では初めてではないかと思いますが、いや困った、大変なことになったというのが実感。この時代の荒波に、立場を超えて心理臨床業界の発展のために頑張っていかなければなりません。

6.公認心理師合格

 9月には心理職初の国家資格試験がありました。こういうのは合格ラインをまたげばいいというのが私の基本戦略なので、ま、私が受からないはずがないという超楽観的な認識のもと臨みました。

 無事合格してよかったです。

 来年からは名刺に公認心理師が、臨床心理士と臨床発達心理士とシニア・アドラーカウンセラーと並ぶことになり、なんか心理資格マニアっぽくなってきてます。

7.身体運動のコツを会得

 あまり記事にしませんでしたが、古武術研究家・甲野善紀さんの息子さん、陽紀さんの甲府の講座に参加する機会が割とあって、動きにおいていくつかの重要なヒントを教えていただきました。

 指先や足先に意識を向けることやちょっとした視線の向け方で、動きが劇的に変わることを体験しました。この学びは個人的には大きく、早速メンタルヘルス講座で使わせてもらって、参加者から大好評を得ています。

 専門の中国武術の方は地道に稽古を続けています。今年は太極剣という剣の型をよく学ばせていただきました。とても優美な動きの型です。私はルックスからして優美ではないけど。

 来年は八卦掌を中心にしたいと思います。八卦掌はグルグルと円周を歩く不思議な拳法ですが、やると確実に体が変わり、強くなることをはっきり自覚できる優れた方法です。

 来年はこの方面の記事ももっと書きたいと思います。

8.車を購入

 実はこの冬8年ぶりに車を購入しました。県内でも有名なカウンセリングオフィスの代表、いわばCEOとしてふさわしいベンツにしたかったのですが、お金がなかったので日産ノートにしました(笑)。

 友人のディーラーさんに見つけてもらったのですが、ノートの中でもグレードの高い方でスーパーチャージャー付き、3年落ちの中古でもわずか5,000キロ走っただけの、新車同然の良い状態でゲットできました。走りは前のポンコツ車とは大違い。値段的にも内容的にも大変満足です。

 そしたら契約の2日後くらいに、なんとゴーン逮捕のニュースが!

 大丈夫か日産、と心配しつつも快適なドライブを楽しんでいます。

 ということにで他にもいろいろありますが、きりがありませんのでこの辺で。

 今年も大変お世話になりました。拙ブログに来てくださった方々、本当にありがとうございました。

 来年もよろしくお願いいたします。

Photo

| | TrackBack (0)

December 08, 2018

心とテクノロジーの世紀

 ここのところ寒暖差が大きく、体調を崩し気味でした。仕事は変わらず忙しかったので、なかなかつらかったです。

 さて、前記事の続きですが、アメリカのシリコンバレーは言わずと知れた最先端産業のメッカです。マイクロソフトやグーグルなどの世界企業もそろっています。そこのパロアルト市で先月開かれた心理学や瞑想、ヨガ、気功などの意識科学・技術とVRやAIなどを融合させたカンファレンスは、相当な人が集まり、盛り上がったようです。

Transformative Technology Conference

 パロアルトといえば、行ったことはありませんが、昔、思想家・グレゴリー・ベイトソンがいた場所でもあります。したがって、家族療法、ブリーフセラピー、ナラティブ・セラピーのセラピストにとっても縁が深いところです。

 どうも来年以降、人間の「心」とテクノロジーの関係に大きな変動があると見て動き出している人たちがいるようです。「思考力」によって囲碁や将棋に勝つだけではなく、もっと直接人の意識に働きかけるテクノロジーを目指しているみたいです。

 このカンファレンスの関係者による動画を見ると、このマーケットは3兆ドル(約300兆円!)の見込みがあるとぶち上げています。

 けしてニューエイジの成れの果てやスピリチュアル好きの妖しいイベントではなく、出展には事前審査があったり、博士号持ちの研究者がたくさん参加していたり、アメリカの代表的な会計事務所がスポンサーになったりしているそうです。

 やはり西海岸はぶっ飛んでいる。

 そのうち、歯医者に行くようにPTSDを治したり、VRの中で美人カウンセラーに癒されるような日が来るかもしれません。セラピストはAIの発展による失業する仕事リスト(税理士とか銀行家とか)に入っていないと安心するのは早計かもしれませんよ。

 そこまでいかなくても、メンタルヘルス分野の最先端の様子をこういうところからうかがうことができそうです。マインドフルネス瞑想と同じく、アメリカで確立されたものが数年後には、日本にもやってくるでしょう。

 このカンファレンスは今年で3年目で、毎年あるそうですから、いつか覗きに行ってみたいです。

 心理学者や公認心理師、臨床心理士でテクノロジーにも強い方は、この分野に進出すれば大金持ちになれるかもしれませんよ。

| | TrackBack (0)

December 04, 2018

AI、VRと心理学、意識科学の邂逅

 先週は県外に出ることが多く、大変忙しかったです。とても貴重な体験をしたので、覚えと感じたことをメモします。

 11月28日(水)は、東京品川区の某企業に出向き、ミーティングに参加。まだ詳細は明らかにできませんが、知人の理工系の大学教授を介して、ある研究への協力を依頼されたためです。

 そこはまさに今話題の最先端、AIの研究、開発、事業応用の会社でした。オフィスはまるでドラマのセットみたいにお洒落で、初めて見る世界に田舎者の私はドギマギしてしまいました。

 私はカウンセリングの専門家として、あるサービス業界の名人、達人の動画を観て、そこで展開されているコミュニケーションの意味、心理的な技術についてコメントを求められました。

 まるで「江夏の21球」みたいで、大変刺激的で面白かったです。

 また、初めてお会いするAI研究者たちの、キレッキレの頭脳にも驚嘆しました。さすが、という感じで、彼らとのディスカッションもエキサイティングでした。

 いつかAIによって達人技が解析され、容易に伝達される日が来るかもしれません。カウンセリングはAIに取って代わられるか。

 29日(水)は、神奈川県藤沢市の朝日カルチャーセンター湘南教室で「アドラー心理学 課題の分離」の講座を担当。11人の参加者に、最近のアドラー心理学の代名詞、課題の分離について詳しくお話ししました。考えてみれば、私もこれだけを取り上げるのは初めてだったので、事前準備ではよい復習になりました。

 30日(金)は、東京・浅草橋駅側で、私が研究顧問という肩書をいただいているneten株式会社(旧七沢研究所)の展示会に参加しました。

 neten Technology Conference 2018

 そこは、古神道をはじめ古今東西の意識科学とAI、VR(ヴァーチャルリアリティ)をクロスオーバーさせようという大変意欲的で前衛的、かつ「ほんとかよ」と思わざるを得ないような発想と装置の発表会で、大手広告代理店はじめ、様々な企業の人たちが参加したようでした。

 このneten株式会社、これに先立つ二週間前、カリフォルニア・シリコンバレーのパロアルトで開かれたコンフェレンスにも参加、出店をしたそうです。そのHPを見ると、瞑想や心理学、コンピューターサイエンス、VRなど最先端技術がコラボする驚くべき内容であることがわかります。

Transformative Technology Conference

 日本はようやく心理職の国家資格ができたり、時代に先駆けていたアドラー心理学が定着し始めたころ、テクノロジーと心理学を融合させて、はるか先に進もうとしている世界があるのかもしれません。

 関心のある方は食いついてみてください。

 

| | TrackBack (0)

December 02, 2018

公認心理師、合格

 11月30日(金)に初めての心理職の国家資格試験の結果発表がありました。私は仕事と県内のアドラー仲間との忘年会のため、確認は帰宅後の深夜になりました。

 合格です。

 まあ、こんなものでしょう。

 残念ながら落ちてしまった人には悪いけど、私一応、ベテランだし、日頃からそこそこ勉強しているし、自己採点からも大丈夫だろうと思ってましたからね。しかも合格率は「初年度だから高いだろう」という見込みでしたから(実際そのようでしたね)、名前を書き忘れない限り落ちないだろうと思っていました(これはADDの私にはありうる)。

 それでも、県士会会長が落ちるのはカッコ悪いから、良かったです。

 それよりも、これから県士会をどうするか、県の公認心理師会をどうするか、臨床心理士仲間と話し合っていかなければなりません。

 アドレリアンとしても、アドラー心理学が公認心理師の世界の中に入っていけるかが重要です。公認心理師の人たちにとって、使ってみたいと思わせる魅力的な心理学にしていかなければなりません。

 おそらく公認心理師は認知行動療法ベースで、コミュニティ・アプローチが中心の職種になりそうですから、アドラー心理学やブリーフセラピーはその補完になりうると思います。

| | TrackBack (0)

November 26, 2018

日本催眠医学心理学会に参加

 11月23日(金)~25日(日)、東京・六本木の東洋英和女学院大学大学院で行われた「日本催眠医学心理学会第64回大会」に参加してきました。回数を見てもわかるように、日本の学会の中でも最古参に入るところです。

 初日は催眠技法研修会、私は上級特別コースに申し込みました。日米にわたる臨床催眠の第一人者、マインドフルネス瞑想法の著作でも知られる大谷彰先生(元メリーランド大学シニアサイコロジスト)が講師なので、絶対受けたいと参加しました。

2018


 大谷先生は、催眠のニューロサイエンスの知見、技法を適用する上での心構えとコツなどを教えてくださいました。特に興味深かったのは、催眠と瞑想の体験の違いは脳科学からも裏付けられることをお話しされたところです。

 催眠と瞑想は、似ているようで違う、違うようで似ている、誰もが思うけど、それをどう考えるべきか、何に由来するのかは長い間難問でした。それが最近のニューロサイエンスの発展で何とか見通しがついてきたようです。

 そう、そう、大谷先生はシンポジウムでの催眠技法の解説のとき、アドラー心理学の「as if テクニック」についてもお話ししてました。思わず終了後の懇親会で先生に近づき、「実はアドラーやっているんです。取り上げてくれてありがとうございます」と言ったら、「モサックが書いてあるからね」とこともなげにおっしゃっていました。さすが、何でも知ってらっしゃると感銘しました。

 ちなみにこの「as if テクニック」は、『臨床アドラー心理学のすすめ』で私が解説しています。

 また、アドラーとフロイトの同時代人、ピエール・ジャネの再評価のシンポジウムでは、発表者から、ジャネの「不全感」という概念は、アドラーの「劣等感」に影響を与えたと見られ、実際にアドラーは「自分の仕事が、ジャネの観察の発展であると謝辞を記載している」という話がありました。

 アドラー心理学はフロイトの精神分析の影響下にあるというしつこい論調がありますが、むしろジャネに近い可能性がうかがえました。実際ジャネの臨床の特徴の中には、「未来志向と生活臨床」というのがあったとのことで、アドラー心理学にかなり重なりそうです。

 他にもVR(virtual reality)のシンポジウムがあって、ここまでテクノロジーは来たのかと大変驚き、面白かったです。今やVRはアメリカでは歯科治療やリハビリ、医学教育で使われ、心理療法ではイメージトレーニングや暴露反応妨害法に使われ始めています。確かに下手なイメージトレーニングより効きそうです。

 私もVRの体験が実はあるのですが、内容によっては人の意識にとても大きな影響を与える可能性があると思っています。

 マトリックスの世界が近づいているかもしれません。

 そして、VRの体験は確かに編成意識を生じさせるが、果たして催眠か否か、催眠とは何か、改めて新しい議論を巻き起こしそうです。

 と、なかなか専門的というか、マニアックな内容でしたが、3日間とても楽しかったです。今はこじんまりした小さな学会ですが、これから面白くなりそうな予感です。

| | TrackBack (0)

November 17, 2018

『ボヘミアン・ラプソディー』を観た

 ここのところ体調を崩して、頭痛、微熱があって休み休みしながら仕事をしていました。

 今日17日、東京に行く予定でしたがキャンセルして時間が空いたので、映画『ボヘミアン・ラプソディー』を観に行きました。

 言わずと知れた伝説のロックバンド(というのもチープだが)クィーン、フレディ・マーキュリーの伝記映画です。

 いや、良かったです。

 コアなファンやロックマニアにはどうかわかりませんが、中学時代の70年代後半、クィーンのヒット曲を何もわからずラジオから聴いていた身には、その曲はものすごいインパクトがありました。

 今にして思うと私の洋楽歴は、ポップスはアバ、ロックはクィーンがファーストコンタクトだったかもしれません。そのくらい耳に焼き付いている感覚があります。

 だから、「クィーンの歴史はこうだったんだ」「フレディ・マーキュリーってこういう人生だったんだ」と知ることができました。 

 今でも時折、YouTubeで聴いています。

 最後のライブエイドのシーンは圧巻でしたね。

 映画から帰って、本物のライブエイドの動画を見直しました。

 実在の人物だし、よくここまで再現したと思いました。

 特にブライアン・メイは、本物とよく似ていました。

 同世代の方は是非ご覧になってください。

| | TrackBack (0)

より以前の記事一覧