February 27, 2020

感染防止と意識

 ここ数日の世間の動きを見ると、日本個人心理学会第1回学術大会の延期は時宜を得た適切な判断だったと思います。これしかなかったですね。

 第1回という記念すべき大会ですから、改めてすっきりとした状況でやるのがよいでしょう。それまでは力を蓄えていきたいと思います。大会は遠くても、学会としての発信はしていきたいと思います。

 私たち以外にも、学会や研修会の中止、延期のお知らせが続々と舞い込んでいます。みんな苦労しているんだろうなと共感の思いがわきます。

 しかし、ついひと月ほど前と、世の中の雰囲気が全く変わってしまったような気がします。咳の一つに敏感になったり、人との距離を取ろうと意識したり、強迫症状かと思うばかりに除菌にこだわったり、感染防止に必要なことのそれぞれが人々の意識を変えているような気がします。

 これからは直接会ってコミュニケーションするより、ネット経由で人とやり取りすることが主流の時代になるのでしょうか。

「人は濃厚接触なしで、いかにして共同体感覚を育成することができるか」という命題に、アドラー心理学は取り組むことになるかもしれません。

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February 18, 2020

SL、SSW、SCシンポジウム

 2月15日(土)は、私が会長を務める山梨県臨床心理士会、その下部組織で私が委員長を務める山梨県学校臨床心理士委員会の主催による、研修会が開かれました。場所は山梨英和大学。

「安心安全な学校をつくる スクールロイヤー、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーの連携に向けて」と題して、スクールロイヤー制度の確立に関わっている弁護士さん、元SSWで今は教師、そして当会から長年スクールカウンセラーをしている先生によるシンポジウムを行いました。私は座長を務めさせていただきました。

 スクールロイヤー(SL)、スクールソーシャルワーカー(SSW)、スクールカウンセラー(SC)が対話を行うという県内では初めて、おそらく全国的にも珍しい試みではないかと思います。発案者は何を隠そう私。

 学校において子どもの人権を守る立場のスクールロイヤーは、国は設置の方向で動いており、昨年秋には報道もされました。すでに一部の県で実施しているようですが、山梨ではまだこれからシステム作りの段階です。

 弁護士さんはいじめの重大事態によって設置される第三者委員会に入ったり、県の教育委員会のいろいろな会議に参加したり、現場からは見えにくいですが、意外に教育行政に関わっています。SSWさんは、SCが手の届かない家庭状況の観察や介入をしてくれたり、困難事例に多く関わってくれています。私も当然存在は知っていましたが、活動の詳細は知らないことが多かったです。

 参加者からも、「良かった」「良い企画だった」と多く聞くことができました。

 私も、改めて学校に関わる他職種のことを学ぶ機会になり、「チーム学校」に対するイメージ作りができましたね。

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February 15, 2020

スペリー博士来日中止

 世界のアドラー心理学を牽引する一人、アメリカのジョン・スペリー博士を日本個人心理学会第1回学術大会にお迎えする予定でしたが、新型コロナウイルス流行の影響で中止になりました。その1週間前に企画されていたヒューマン・ギルドでのワークショップも中止になりました。岩井俊憲先生のブログ記事

 スペリー博士ご本人はとても来たがっていたのですが、所属する大学関係者などから懸念を表されたとのことです。「危ないから行くな」と止められたのでしょう。

 海外メディアによる日本の状況の報道はかなり厳しいと聞いています。周囲が心配するのも無理はない。

 SNSを見ると、海外から日本政府の対応に対する批判が高まっているそうです。

 確かに、水際作戦は失敗、国内の流行はこれからなのは確実。国民はみんな不安を感じているのに、オリンピックを中止にしたくない政府は、何とか大げさにしたくなくてかえって後手後手になっている印象。我々は早速そのあおりを食った感じです。ムカつく。

 スペリー博士の来日中は、私も観光にご案内するつもりだったのにとても残念。昨年の北米アドラー心理学会で梶野真さん(日本アドラー心理学協会、日本個人心理学会理事)の紹介で初めてお会いして、その明晰さと明るさで「いい人だな」と実感し、日本の仲間にも知っていただきたかったのでとても残念。

 またいつかリベンジしたいと思います。

 写真は昨年お会いした時のもの。左端の方がスペリー博士、私はなぜか日本酒の瓶を持っています。

 

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February 12, 2020

新型コロナの影響

 新型コロナウイルスが東アジアを揺さぶっています。日本も不安に覆われてきています。

 観光地を多く抱えるここ、山梨も影響は深刻です。とにかく観光地に人がいない。

 数日前に甲府駅を利用した同僚によると、日曜日なのにいつもと違って本当に閑散としていたとのこと。

 消費税増税のマイナスのインパクトにこれがプラスされると、日本経済がどんなにひどいことになるのだろうか、心配になります。

 経済評論家の三橋貴明氏が言うように、インバウンド頼みにして日本人の給料を上げない、国内に投資しない、偽りの財政赤字論で貧しいままに日本人をさせてきたツケがこれから回ってくるような気がします。

 個人的にも影響は受けそうです。

 3月に予定されている日本個人心理学会学術大会です。

 今、理事たちと情勢を見極めながら対応を考えているところです。今のところ、世間にはイベントや集会の自粛ムードはないですが。

 政府もオリンピックに影響を与えたくないので、できるだけ問題を小さく見せるために自粛させようという動きはしていないように見えます。今のどうしようもない政府に合わせたくないけど、確かにあまり過剰に反応するのは良くないような気がします。やるべきこと、やれそうなことはやったほうが良いでしょう。

 あと、私、中国武術をやっているのですが、別に今、差別はされていませんが、これからなんか変な目で見られたりするとやだな、なんて思ったり。むしろウイルスに負けない免疫力をつけるには、中国武術はやったほうがいいよ、と言いたい。

 ところで、先日某所で医療系のパーティーに出た時、中国出身の薬学博士と話をしました。彼は日本に長く住んでいて、日本語も達者なので、「新型コロナってどうなんですか?」と聞いたら、

「あれは、あそこからああしてああなったんだと思います」とはっきりと答えてくれました。私も、

「やはり、あそこからああなったんですね」と納得しました。

 大変興味深かったです。

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February 09, 2020

TOEIC初受検

 先月1月12日に生まれて初めてTOEIC Listning & Reading なるものを受けました。場所は山梨大学。

 実は私、英検の経験もなく、英語関係の検定試験は初めてです。「武田検定」はありますが。もちろん高得点。

 47歳で脱サラ、起業して数年経ったころ、念願の英会話の勉強をしようと、近所にあるネイティブが主催する教室に通い始めたのですが、そろそろ自分の力を客観的に把握しておくのもいいかなと思ったのです。把握以前にどんどん海外に行っていましたけどね。だから、大体の実力はわかっていました。もちろん、ブロークンでちゃんとした英会話の力はないことを。

 40代半ば過ぎまでいた福祉の世界では、英会話の必要のない世界でした。甲州弁は流ちょうじゃないと、地元のおばちゃん相談者と会話できないので達者なもんですが。

 その結果は、「720点」でした。

 中級者、というところでしょうか。まあ、こんなものかな。

 とにかくReading セクションの問題数が多すぎて、多くの人が全問解けないみたいですが私もそうでした。20問ぐらいできず終了間際に慌ててランダムにマークしただけでした。もったいなかった。

 もっとテスト対策をしておけばもうちょっとスコアが上がったかも、とは負け惜しみですが。

 今度は800点台目指すぞ。

 このブログでも、英語上達をネタに加えていきますよ。

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February 06, 2020

催眠って何だろう

 前記事の日本催眠医学心理学会のシンポジウムで面白かったのは、「催眠とは何か?」というのがいまだに問われ続けていて、50年前も同じような議論があったと古参の会員からのコメントがあったこと。これを進歩がないとみなすか、普遍的な問いということなのか。

 少なくとも、現在の科学のパラダイム、発想ではとらえきれないところが催眠にはあるということだと私は思います。

 シンポジウムでは、自律訓練法、臨床動作法、NLP、EMDR、そして催眠療法をマスターしている研究者、臨床家が次々と登壇して、実践の様子やそれぞれの視点からトランスについて語っていました。聞いていて、EMDRのようにトランスと言っていなくても、実はどうやらトランスが治癒機制に関わっているらしい技法は数多くあるだろうと思いました。

 故成瀬先生は、催眠とは「催眠誘導過程による無意識的活動」とか定義したらしいですけど、それでいくと、

 自律訓練法による無意識的活動、臨床動作法による無意識的活動、NLPによる無意識的活動、EMDRによる無意識的活動など、それぞれの独自の方法から生み出される心的状態に別々の概念が当てられているけれど、実は全く独立の現象ではなく、同時に共通する状態もあることは否めない、それゆえにいつも催眠との共通性が指摘され、催眠とは何だ、ということになるのだと思います。

 催眠は心理療法の母、まだまだ尽きない宝が眠っていそうです。

 ちなみにシンポジストに太極拳を学んでいる人がいて、上記のトランスの他に、「武術系のトランス」という言葉を出していたのが個人的には光りました。この概念を切り口に武術と心理を語れるかもしれません。

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February 02, 2020

日本催眠医学心理学会に参加

 週末は日本催眠医学心理学会第65回本郷大会に参加してきました。会場は東京、JR水道橋駅から徒歩10分ほどの東洋学園大学です。

 私は日本個人心理学会の理事会でいつも使わせてもらっているところなので、馴染みがある場所です。

 この学会は1963年設立の伝統ある学会です。日本にある学会では最古参かもしれません。昨年逝去された日本の臨床心理学の重鎮、成瀬悟策先生らが創始したそうで、大会では成瀬先生を偲ぶ時間も設けられていました。

 私は初日2月1日(土)には催眠技法研修会の中級に参加。催眠は好きだけど、普段の臨床ではそれほどやらないので、改めて良い復習になりました。そして、講師の松木繁先生(鹿児島大学名誉教授)の「催眠トランス空間論」が初めて腑に落ちた感じがしました。やはり直にお話を聞くのがいいですね。

 2日(日)は発表と先の成瀬先生追悼シンポジウム、シンポジウム「トランスの発見~その臨床的応用」、知り合いの先生も登壇されてとても面白かった。次回にそれに触発されたことを書きます。

 それはそうと、私にとっては大きいことがありました。

 この学会の「常任理事」になったのです。

 自分でもビックリです。学者でも、催眠のマスターでもないのに。

 どうなることやら、伝統ある学会の名を汚さないように努めたいとは思います。

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January 14, 2020

年明け大事件スタートダッシュ

 今年最初の記事で、「今年はこれまで以上に大変なことが起きる」と予言めいたことを書きましたが、まさにそんな感じの年の始めになりました。それを聞いたのは昨年末だったのですが、その直後にゴーン国外脱出、年明け早々にトランプとイランによる、「すわ第3次世界大戦か」というチキンレースと、大事件が起こること起こること。さらにオーストラリアの火事やフィリピンの火山噴火と自然災害まで地球を見舞ってます。

 当然、それら個々の事件が起こることを予言者ならぬ私が知っていたわけはなく、ニュース等で見て「ああ、やっぱりそうか、そういう時代なのか」と驚いた次第です。なぜそう思ったかは陰謀論めく話ですから、ここではその裏は話しませんが。

 問題は何が起こるにせよ、どんな大事件であってもその受け止め方、アドラー心理学でいう「認知論」です。

 ゴーン氏の件だって、別に彼がこれまで日産で何をしようが、どうやって違法に国外逃亡しようが、氏と日産と検察の問題で私ら庶民は関係ない。むしろ検察の司法制度の問題は、もろに私たちに関係してくる可能性があります。決して他人ごとではないはずです。

 在日生活の長いアメリカ人の友人は、日本の司法制度は「トクガワイエヤスの時代とおなじですね」と全面的にゴーン氏支持です。多分これが海外の先進国の見方でしょう。実は欧米のインテリは、「なんて野蛮な国なんだ」と日本を見ているかもしれません。ただの観光にはいいところだけど。

 既に大分指摘されていることですが、この機会に日本と海外の司法制度の相違を学びたいと思います。

 トランプの振る舞いも、「狂人」とか「予測不能」「わけがわからない」と感情的にラベルを張るのは間違っていると思います。確かに彼独自の性格、アドラー心理学でいうライフスタイルが彼の判断に影響しているのでしょうが、彼なりの目的に沿ったきわめて合理的な判断をしてていると考えるべきでしょう。ただ、それが我々一般(以下の)階層にいる人間には読めないだけで。

 今年はこれから、どんな驚くべきことが起こるのでしょう。

 トランプの目的を推測するために参考になるかもしれない田中宇さんの記事を。トランプは実はイランの敵ではなく、「隠れイラン派」という興味深い見解です。

 イランを強化するトランプのスレイマニ殺害

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January 10, 2020

アリスに逢ってきた

 昨日1月9日(木)、あのアリスが甲府にやってきました。

 広瀬アリスじゃないよ。70年代活躍したバンドのアリスだよ。

 中学時代ファンだった私はそれ以来、なんと40年ぶりにコンサートに行ってきました。

 チンペイさん(谷村新司)、べーやん(堀内孝雄)、キンちゃん(矢沢透)の3人はなんと70歳になったそうです。でもみんな変わらず、元気そうで良かった。

 中学生の私はチンペイさんのラジオでやっていた「天才、秀才、バカ」のコーナーをよく聴いていました。くだらなくて大好きだった。

 コンサート前半はアリスが売れる前のフォークソングの時代の歌、休憩をはさんで後半は僕らの世代以上は誰もが知っているヒット曲のオンパレードでした。

 全部ではないけど、アルバムを何枚も持っていた私は、最近の以外の全ての曲が歌えましたね。

 いや、会場の年齢層も高かった。アリスと同世代も先輩方も多かったです。

 だから滅茶苦茶盛り上がった同窓会みたいでしたね。皆さんお歳ですから、ずっと立ちっぱなしということはなく、静かな曲になると全員がさっと座るのがおもしろかった。チンペイさんも「(無理しないで)メリハリつけましょう」と言ってましたね。

 懐かしい気分に浸れるのでまた行ってみたいけど、次はあるかなあ。いくらなんでも80代というのはないでしょうけど、3人がそろっているうちは何とか続けてくれそうな気もしました。

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January 01, 2020

謹賀新年

 明けましておめでとうございます。

 今年もよろしくお願いします。

 もう10年以上このブログをやっていますが、テンプレートもテーマもほとんど変わらず来ています。それがいいのか悪いのかわかりませんが、お陰様で本ブログを通して意外な縁ができて仕事や講演につながったり、自分の読書メモや備忘録として執筆時に活用したり、紹介した本の紹介料がたまるとAmazonで本が買えたりと、よいことも多々あります。お買い上げいただいた方々、ありがとうございました。

 本ブログはこれまで通り、アドラー心理学中心の記事に、多少武術や身体論系が入っていくことと思います。

 それ以外の情報も面白そうなものがあれば、政治経済、文化的情報などを取り上げるでしょう。こういう権力闘争的なもの、思想的なものは、心優しい心理職には苦手な分野みたいですね。臆せずいきたいと思います。

 特に、実は私は筋金入りのオカルティスト、神秘主義者でありますので(公認心理師、臨床心理士、武術家は世を忍ぶ仮の姿)、そろそろ「本性」を出して、その筋の話もしていこうかな。

 というのも、先日「ある筋」から、今年はこれまで以上に大変なことが起きると情報が入ったからです。これまで隠されていたものが、いくつも明らかになる時代になるとか。もったいぶってますけど、こういうのも楽しんでいただければ、と思います。

 

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