May 28, 2020

ソーシャルディスタンスは不要

 ソーシャルディスタンスってなんか気に食わないと思っていたので、私は職場など公の場では一応従うけれど、個人的には守る気はなかったのですが、そもそも感染予防に意味さえないという意見もあります。

 Twitterで流れてきたもので注目していた意見が、ネットに上がっていました。

 京大准教授「ソーシャルディスタンス2m必要なし」の根拠

 京都大学ウイルス再生医学研究所の宮沢孝幸准教授です。

 要するにソーシャルディスタンスは、マスクをする習慣のない欧米人向けの政策であり、過剰なまでにマスク好きの日本人には不要ということです。

 確かにソーシャルディスタンスを取ってマスクをすれば、感染リスクをさらに減らすかもしれないが、ゼロにはならない。むしろ、そんなことをすれば、経済を殺し、人を殺すことになる。そんなリスクを取ることはバカげているということです。

 ソーシャルディスタンスは、欧米のやり方だけを考えもなく輸入する日本人の昔からの習俗みたいなものではないか。

 緊急事態宣言が解除されて、多少落ち着いてきた今こそ、政府や体制側から言われたことを無批判に受け入れるのではなく、批判的に考えることが重要と思います。

 ということで、私は通常の感染対策以上のことは、普段の臨床ではやらないことにしています。

 

 

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May 11, 2020

新しい生活様式とライフスタイル

 緊急事態宣言が5月末に延びて、「新しい生活様式」なるものが提案されました。

 これは今後の我々のライフスタイルに、どのように影響するでしょうか。

 生活様式とライフスタイルはふつう同じ意味で、翻訳し合える言葉ですが、アドラー心理学では「性格」に近い意味でライフスタイルを使っています。一般社会とは、少し違った特別の意味をライフスタイルという言葉に込めています。

 その人なりの価値観とか、人生の目標とそこにいたる道筋の行動パターンとかいった意味です。

 このパンデミックの生活への影響については、今後はアドラー心理学だけでなく臨床家の仲間と研究、議論するテーマになるかもしれません。私も日頃の生活や臨床で気づいたことをいろいろ拾っていきたいと思います。

 例えば、人との距離を2メートルぐらい置くソーシャルディスタンスって、健康な人にはいかにも不自然です。でもこれが基準になると、相手が距離を縮めようとすると不快を感じる人も現れるでしょう。新しいハラスメントが登場するかもしれません。

 反面、助かる人たちも確実にいます。

 不登校の子どもたちからの、「調子いいです」「よく眠れてるし、意外に昼夜逆転していない」「元気にしてます」という声を保護者や教師からよく聞いています。みんなが不登校状態ですから、罪悪感を感じなくていいからかもしれません。

 これは大人のうつ、ひきこもりの中にもあてはまる人がいるかもしれません。私のクライアントさんでも「調子いいです」「散歩してます」と逆に少し外に出ていて、それがちょうど、自粛生活に最適レベルになっているようです。

 家庭でも物理的に距離が取れて、「課題の分離」が自然にできてしまうかもしれません。ソーシャルディスタンスの方が心地よかったりして。

 まさにアドラーが喝破したごとく、「すべての心の問題は対人関係である」を証明するような話です。

 また一方で、「みんなが不登校だとつまならい、自分だけだから意味がある」と気づいて話した子どももいたと、知人のスクールカウンセラーが教えてくれました。まさに「目的論」ですね。

 気になるのは、愛着、アタッチメント系の問題、アドラー心理学でいう共同体感覚の育成に対する影響です。

 世の中には、何でも字義通りに捉えて融通性の利かない人がいます。ソーシャルディスタンスだ、感染防止だと強迫的になって、幼い子どもと身体接触しない、遊ばない、近づけさせないといった親が出てくる可能性はあると思います。目的論的には、子どもや他者と親密になりたくないために、ソーシャルディスタンスを使用するとも考えられます。

 今、心理臨床界の主要な学会では、自粛生活中のメンタルヘルスについてアナウンスをしたり、資料提供をHPでしていますが、どちらかというと官製情報をメンタルヘルス的に言い直したものだったり、これまでの災害支援の知見を繰り返している印象が私にはあります。

 今後は、この事態に合ったより細かい問題意識と対応への発想が求められると思います。発達心理学系、アタッチメントを中心にする臨床家がどのような発信をするのか注目です。

 さてさて、先月だったか、Twitterに流れてきた中にこんな感じのジョークがありました。

 コロナQ&A

  質問:エッチしても大丈夫ですか?

  医師:2メートル離れてれば、やってもいいです。

 意中の人にアプローチしたい人には苦労する時代になりそうです。

 

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May 05, 2020

誰でも感染

 先日、我が山梨で、東京から来て陽性だったという女性の存在が報道されて、彼女がネットなどでバッシングされているようです。私は確認していないけど、氏名や住所を暴こうとしている人がいるとか。

 そういうの非常に嫌な感じですね。

 一報を聞いて、山梨県人の嫌なところだなあと感じましたが、いや、日本人の嫌なところかもしれません。

 江戸時代の隣組とか、戦中の近隣の人間関係ってこんな感じだったんだろうと実感する毎日です。

「新しい生活様式」が意味するのは、誰もが感染している可能性がある、ということですから不運にも感染してしまった人を責めるのは言語道断。それこそ厳しく批判したいと思います。

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April 30, 2020

UFO登場

 外に出るなと、私のようなADHD体質の人には耐えがたい状況が続いていますが、楽しいニュースが飛び込んできました。

 アメリカ国防総省が、UFOの動画を公開したのです。昨年ニューヨークタイムズが暴露したものを、「確かにうちのものです」と認めたそうです。

 “UFO映像”米国防総省が公開 “物体が何かは不明” NHKニュース

 ただ、それが実際なんであるかは不明とのことです。

 それはそうでしょう。まさか、「宇宙人の襲来です」とも「密かに作っていた新型兵器です」とも言えないだろうし。何かは言えないけど、何かあるということは認めたということで、これはけっこう大きいことじゃないですか。

 信じてくれなくてもいいけど、実は昨年末、「来年はUFOに関することが表に出る」と、ある筋から聞いていたので、ニュースを知って私は「これか」と気づいて納得したのです。巷の素性のわからないスピリチュアルおばさんとかのチャネリングや占いとかじゃないですよ。

 昨年末某所で、「来年(2020年)は時代をひっくり返すような大きなことが起きる」と言われた中から聞いた話でした。今のところ新型コロナがその最右翼ですけど、UFOもその中に入ってくるかな。

 きっとこれで終わりはないでしょう、どうやってUFO情報を出していくのか注目ですね。人々の反応見て、出したり引っ込めたりするような気がするけど。

 今まで、「UFOなんてあるわけないだろ」と、信じている人を馬鹿にしていた科学信者たちも、気がついたら素知らぬ顔して「UFOっていうのはね」と語りだす時代が来るかもしれません。来ると楽しいですね。

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April 27, 2020

オンライン授業で右往左往

 緊急事態宣言にともなう自粛要請で、今、最も混乱しているところの一つが大学だといいます。

 この時期は本来もう始まっているはずですが、このコロナのせいでまったく始められない。キャンパスにも入れないところがほとんどみたいです。

 これまでのような教室における対面の講義ができなくなって、今多分すべての大学でオンライン授業が始まったり、その準備中だと思います。この事態は、実は私にも大きな悪影響を及ぼしています。

 この春から、山梨県立大学で非常勤講師をすることになっていたからです。

 前期2つ、後期1つを担当する予定でした。発達心理学と支援者のためのコミュニケーション技術の授業です。

 これまでいくつかの大学、短大、大学院でゲスト講師として招かれて講義をしたことはありましたが、1年を通して授業を持つのは初めてです。当然、その準備をしなければならないので、いろいろ構想を練っていたのですが、この状況で様子が一変しました。

 スケジュールが大幅に後ろに行ってしまい、先ず予定の組み直し。夏休みはあるのか。

 そして当初大学から諸々聞いていたことががほとんどなくなって、オンライン授業のやり方をマスターしなければならなくなりました。先週大学に行ってその研修を受けてきましたが、何のことやら。

 既に毎年授業をしている先生は、内容や評価方法はほぼそのままでオンラインのやり方に合わせればいいけど、私は全てをはじめから構築しなければならないので、とてもストレスフルです。

 果たしてうまくできるかどうか、心配で心配で。

 まだ幸い感染はしていないようだけど、予定していた学会は中止になり、オフィスの売り上げは落ち、そしてこれと、このコロナにはホントにひどい目に遭っているな。

 

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April 24, 2020

オリンピックのせいで

 先日、IOCが「オリンピック延期にかかる費用3,000億円を、日本が負担すると安倍首相が同意した」という報道がありました。IOCのHPに載ったそうです。その直後、日本政府が「それは違う」と言って、その記事は削除されたそうです。

 五輪・パラ延期で3,000億円「引き続き日本が負担、安倍首相が同意」

 怪しいですね。つい事実がぽろっと出てしまった感があります。

 そう感じたのは、私はこの報道を知って、ピンときたことがあったからです。

 オリンピックの来年延期が決まった直後の3月末に、国から今年度の予算措置がされたのですが、それに基づいた全国のスクールカウンセラーの勤務時間が、当初の予定より大幅に減らされたのです。私も思っていたより減っていました。大体こういうのはいつも例年並みで動かないものだし、まだ新型コロナの経済的影響が出る前だから、「変だな」と思っていました。

 だから、「我々のところにくるはずのお金が、オリンピックに回されたか」と気がつきました。

 勤務時間が減らされるということは、当然スクールカウンセラーの収入減に直結します。スクールカウンセラーをメインの仕事にしている人には打撃でしょう。

 そして当然、小中学校にスクールカウンセラーが出向く時間が減るので、クライアントである子ども、保護者、先生たちに関わる時間が減ることになります。つまり、スクールカウンセリングの機能が落ちることが懸念されます。

 給付金などの経済対策は経産省、感染症対策は厚労省の管轄だろうけど、オリンピックは文科省です。スクールカウンセラーも文科省管轄です。

 さらに、スクールカウンセリング関連以外の文科省の事業で国庫補助があるものは、年度当初に蓋を開けてみたら減額になっていたものが多かったという話も、公務員の知人から聞いています。おそらく文科省もオリンピック延期に困って、いろいろなところのお金を無理やり引きちぎるようにして回しているのではないか。

 この推測は間違ってないと思いますが、ジャーナリストの誰かに調査してほしい。

 ついに私ら心理職も、安倍らの欲望を満たすためのオリンピックの被害に遭ったということか。

 まったく、安倍一味のやることは腹立たしい。ロクなことをしない。

 怒り続けよう。

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April 21, 2020

新型コロナとカウンセリング

 新型コロナウイルスのパンデミックはカウンセリング業界にも大きな影響を与えているようです。

 すでに多くの開業心理士、カウンセラーさんがSkypeなどを利用したオンラインカウンセリングを始めているようです。

 実は私のところ(心理臨床オフィス・ルーエ)でも「遠隔カウンセリング、できますよ」とうたって何件かやっていますが、それほど伸びてはいないですね。むしろ、これまで通り、来室して対面での実施がほとんどです。私のケースではまだオンライン希望の方はいません。

 この辺は都会の先生方のところとは、だいぶ違うかもしれません。

「こんなご時世だから」「ちょっと体調悪いから万が一を考えて」とキャンセルも数件ありますが、多くのクライアントさんはこれまで通り来てくれています。

 ただ、例年4~5月は少ない傾向があり、それに加えてこのコロナですから全体のカウンセリング実施件数はかなり落ち込んでいます。このままならヤバいっすよ、マジで、、、

 だから、来月から申請が始まるかもしれない持続化給付金を申請するつもりでいます。

 こういったカウンセリングの相談室、あるいは法人は、いわゆる自粛対象の業種、あるいは対象外のリストには入っていません。というか出ていません。あまりにもマイナーだから、役人の頭にはまったくないのでしょう。

 私は、カウンセリング施設は医療機関や福祉機関に準ずるところ、という解釈でいいと思っています。多くの先生もそう思って活動していると思います。

 カウンセリングに来ることは、不要不急ではない。その人にとって必要であり、時には急ぎでもあり得る。コロナに関係なく、私のクライアントさんには、人とまともに話す機会が少ない人が多くいらっしゃいます。言われなくても自粛しているような感じですね。よくそれでクライアントさんと冗談を言い合ってますが、そういう方には、対面の価値は非常に大きいのです。

 こちらは適度な感染対策をしたうえで、双方同意のもとでやればいいでしょう。不安な方はオンラインや電話に切り替えればいい。

 相談室に来るまでの感染リスクですが、実は私のところはほぼ全てのクライアントさんが自分の車で来ますから、ドアツードアで、ほとんど心配はいらないでしょう。スーパーに行く方がよっぽどリスキーです。

 オンラインカウンセリングのメリット、デメリット、限界は、実践されている先生方がこれから研究されて発表されるでしょう。既にオンラインカウンセリングのやり方を指南するというセミナーを開いている目ざとい先生も出ていますね。新しいカウンセリングのメディアができたことはよいことです。

 私が想像するデメリットは、オンラインだと非日常性のなさ、安全な空間が確保できないケースの存在、ある種の技法が使えないことです。

 カウンセリング、心理理療法は普段の生活から離れた時空間、非日常性に、その治療力があるという考えがあります。それはどうなるのか。

 ケースによっては家族のそばで話せない内容もあります。DVの旦那の横で、DVの話ができるわけがありません。オンラインや電話では限界があるでしょう。

 私はやりませんがユング派の箱庭療法や、心理テストもやりにくいでしょうね。催眠も、内容によってはトラウマ記憶が出てきたり、除反応が起こりうるので、私は対面以外ではやらないつもりです。

 新しいスタイルと従来のスタイルと、そのハイブリッドと、いろいろなスタイルが模索されていくと思います。

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April 13, 2020

コロナに緑茶?

 太極拳の生徒さんで整体治療をしている人から情報提供されました。

 新型コロナウイルスの予防に緑茶が良いという話があるらしいです。緑茶に含まれるエピガロカテキンガレートという物質が、ウイルスのスパイクにとりつき、細胞に付着したり広がることを抑制するとか。

 なんでも理論物理学者の保江邦夫先生のメルマガでその情報を知った方が、ブログで紹介していたそうです。保江先生は時々ここでも著書を紹介しましたが、世界的な物理学者であると同時に、とてもぶっ飛んだ人で、スピリチュアル系の人たちにもよく知られた方です。合気の達人ともいわれています。

 ただ科学者だけに、科学でわかる範囲のことについてはけっこう厳密な人だと私は見ています。その上でぶっ飛ぶ時は、果てしなくぶっ飛ぶという稀有な方だと思います。

 この他にも「コロナ 緑茶」で検索するといくつかサイトが出ています。なんでも中国とインドの研究者が発表しているらしいです。関心のある方は調べてみてください。

 ちゃんとした査読を経た研究かは知りませんし、信頼性は不明ですが、緑茶自体は以前からいろいろな効能を言われているので、飲んでいて悪いことはないでしょう。私も風邪をひくとよく家族に飲まされました。

 最近の人はあまり緑茶を飲まないから、良いかもしれません。

 参考までに。

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April 10, 2020

この事態を笑う

 自粛的生活を余儀なくされ、外に出れば感染におびえ、未来が見通せない不安の毎日、何かと怒りがわくのも当然です。

 特に安倍政権の体たらくに怒りが収まらない人が多いでしょう。私もその一人です。元々嫌いだけど。

 ではその怒りをどう使うか。アドラー心理学では、人は怒りの犠牲者ではないと考えるので、うまく使えるようになりたいですね。

 この1か月の政治とメディアの動きをメチャクチャ楽しく振り替えることができる動画です。時事ネタ芸人のプチ鹿島さんとDJらしいダースレイダーさんという方の対談が面白い。

 安倍首相の昭恵夫人への「愛」が、なんと我々を振り回してきたことか。

 新型コロナ初期には姿を現さなかった小池都知事の突然の登場と、はしゃっぎぷりは何だ?

「反安倍」でも「親安倍」でもなく、「笑安倍」というのもいいかも。

 単なる罵詈雑言ではなく、さすが芸人らしく口達者に揶揄しているのがさすがでもあります。

 楽しんでください。

 

 

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April 08, 2020

窪八幡神社参拝

 自粛要請という強制の中ですが、田舎のよいところは、自家用車で動き回れることです。自粛しながら移動できる。

 家や狭い部屋に閉じこもってばかりだとコロナに罹らなくても、心の病には罹りそう、というか絶対そういう人がたくさんいるはずです。山梨も含め自治体の首長が「東京の人は帰ってこないで!、入らないで!」と叫んでますが、人に会わなければよいので、私は都内の人がドライブして人に会わないで、自然に触れに来るのは全然かまわないと思いますよ。

 息が詰まったら是非、「お忍び」でドライブして春の風を感じてください。人が見えたら、さっと車に乗って帰ればいい。

 先日、クライアントも来ないし暇なのでふと思いついてドライブに出ました。私のオフィスから、20分ほど、「窪八幡神社」というところに行きました。

 神社の創建は貞観だから平安時代、八幡様ですから戦国時代は武田家の信仰が厚く、今川氏との戦で焼失した社殿を信虎が再建し、信玄が寄進した本殿が残っていて重要文化財がいくつもあります。

 参拝しましたが、誰もいない。別にコロナだからじゃなくて、平日の昼はいつもこんなものです。

 桜が満開から散りだしたころ、敷地も建物もそれほど大きくないのですが、木々の中でひっそりとしており、すごくよい神気が感じられました。

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