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<title>山梨臨床心理と武術の研究所</title>
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<description>心と体の世界を旅する「心理（武）芸者」のお座敷芸！</description>
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<title>ＳＭＩＬＥ開催！</title>
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<description>　最近私は風邪気味でイマイチの体調ですが、アドラー仲間は絶好調です。 　アドラー...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　最近私は風邪気味でイマイチの体調ですが、アドラー仲間は絶好調です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　アドラー心理学をベースにしたセミナー&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;ＳＭＩＬＥ&lt;/span&gt;が開かれます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ＳＭＩＬＥ（Seminar of Mother(Father)-child Interaction with Love and Encouragement）は&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;「愛と勇気づけの親子関係セミナー」&lt;/span&gt;という意味です。６～２０名ほどの少人数グループで、テキスト輪読とディスカッションと実習で構成されています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　親子関係のみならず、あらゆる対人関係に応用できます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　第１章「子どもの行動を理解しよう」&lt;br /&gt;　第２章「聴き上手になろう」&lt;br /&gt;　第３章「子どもを勇気づけよう」&lt;br /&gt;　第４章「誰の課題でしょう」&lt;br /&gt;　第５章「子どもを傷つけないで意思を伝えよう」&lt;br /&gt;　第６章「体験を通じて学ぶ機会を与える」&lt;br /&gt;　第７章「新しい家族のあり方」&lt;br /&gt;　第８章「社会性のある子どもに育てよう」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　という内容です。&lt;br /&gt;　今回は、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　１１月２９日、１２月１３日、平成２２年１月１０日、１月２４日（いずれも日曜日）&lt;br /&gt;　時間は、午前１０時から午後３時まで。&lt;br /&gt;　場所は、木の国サイト情報館研修室（山梨県南アルプス市上今諏訪850-1）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　リーダーは、芦澤千秋さん。ＳＭＩＬＥ開催は初挑戦です。&lt;br /&gt;　　連絡先：0551-35-9191、&lt;a href=&quot;mailto:serendic@voice.ocn.ne.jp&quot;&gt;serendic@voice.ocn.ne.jp&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　私もアドラー心理学学びたての若い頃これを受けたことで、とても対人関係がスムーズになって、生きるのが楽になり、その後の道が開けました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　是非、お勧めしますよ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt; &lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>アドラー心理学</dc:subject>

<dc:creator>アド仙人</dc:creator>
<dc:date>2009-11-26T23:03:12+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2009/11/post-91e1.html">
<title>発達障害と睡眠障害</title>
<link>http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2009/11/post-91e1.html</link>
<description>　今月始め、日本女子大学で行われた二日間に渡る臨床発達心理士の研修会に参加しまし...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　今月始め、日本女子大学で行われた二日間に渡る臨床発達心理士の研修会に参加しました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　同会はいつも充実した研修を用意してくれるのですが、初日は発達障害のアセスメントのための新しい検査ＤＮ－ＣＡＳと、関西を中心に今でも根強い人気のあるＫ式発達検査の勉強でした。最近は精神科デイケアにいるので子どもの発達検査は縁遠くなってしまいましたが、いつまた実施する立場に戻るかわからないので、改めて学びました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　二日目が特に面白かった。&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;「睡眠と発達障害－学童期支援の最前線・眠育の重要性」&lt;/span&gt;というテーマで、伝染病ではないのにもはや「蔓延する」といってもよい状況の子どもの二大問題、不登校や発達障害の原因、背景にこれまでほとんど語られることのなかった睡眠があるという衝撃的、かつ興味深い内容でした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　講師は&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;兵庫県立総合リハビリテーションセンター、子どもの睡眠と発達医療センターの三池輝久先生、小児科医&lt;/span&gt;であります。&lt;br /&gt;　先生は長い間睡眠と子どもの発達の関連を研究され、上記の結論に至ったそうです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　睡眠が重要なのは誰もが納得するでしょうけど、確かに子どもの発達には胎児期、乳児期からの生活リズムに深く関連するのは間違いないと思います。&lt;br /&gt;　先生によると、この４０数年で日本人の生活はどんどん夜型になったにも関わらず、朝の起床時間は変わらないので、睡眠時間は減っていき、１日５０分以上短くなったそうです。&lt;br /&gt;　その結果子どもの脳の発達に重要な影響が出ているといいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　睡眠不足の結果脳機能のバランスが悪くなると、発達障害に至ったり、アルツハイマーを加速させたり、細胞のミトコンドリアを壊しエネルギーが作られなくなると考えられるそうです。&lt;br /&gt;　子どもには学校生活に影響があるのはもちろん、糖代謝異常、肥満、持久力低下、不安、うつ状態、行動異常、多動、学習障害を引き起こします。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ずばり先生は、発達障害は最近の子どもたちの睡眠・覚醒のリズムと深い関係があり、&lt;span style=&quot;color: #ff0033;&quot;&gt;不登校もけして「心の問題ではない」&lt;/span&gt;と断言します（不登校の場合は睡眠不足より&lt;span style=&quot;color: #ff0033;&quot;&gt;過眠&lt;/span&gt;という睡眠障害）。むしろ今までの不登校へのアプローチはは、専ら心の問題にし過ぎたために何年経っても一向に問題の改善が見られないと、これまでの不登校の心理臨床に批判的です（ということはこれまでの教育臨床、あるいは臨床心理士的な臨床心理学に批判的ということでしょう）。&lt;/p&gt;&lt;blockquote dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;p&gt;　このようなリズミカルな睡眠が乳幼児期に障害されるとその後の脳の発達に様々な影響が現れることが心配されます。ＡＤＨＤ（注意欠陥多動性障害）、言葉の遅れ、自閉症関連疾患を含むコミュニケーションの問題など、いわゆる発達障害と呼ばれる状況を引き起こしやすいと考えられます。発達障害と呼ばれる状態は「脳機能のバランスが著しく均衡を欠く状態」と言えるでしょう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　睡眠状態と発達障害の関連を見てきますと、&lt;span style=&quot;color: #ff0033;&quot;&gt;発達障害の素質を持った子供たちに睡眠不足を中心とした睡眠障害が起こると脳機能の不均衡が著明となり発達障害的状態が引き起こされやすくなる&lt;/span&gt;、ということが見えてきます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そうすると発達障害の素質を持った子供たちでも睡眠を中心とした生活リズムを乳幼児期からしっかりと形成し保持していくことで発達障害発症予防が可能かもしれないという仮説が浮かび上がります。（当日資料より）&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;&lt;p&gt;　アドラー心理学の全体論的立場からいっても、子どもの発達・行動上の問題が心の問題に還元されるわけがありません。必ず、それは身体の問題でもある。覚醒時のあれこれだけでなく、睡眠も大きい要因であるのは間違いないでしょう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　発達臨床上の最重要な視点を教わりました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しかし、私を含め、今の生活環境で睡眠リズムを直すのはなかなか難しそうだ・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>心理学</dc:subject>

<dc:creator>アド仙人</dc:creator>
<dc:date>2009-11-21T00:56:00+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2009/11/post-e31e.html">
<title>用意不用力</title>
<link>http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2009/11/post-e31e.html</link>
<description>「太極拳に学ぶ身体操作の知恵」には、太極拳のコツ、極意が１０個解説されています。...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/dp/4862204023?tag=yamanashirito-22&amp;amp;camp=1027&amp;amp;creative=7407&amp;amp;linkCode=as4&amp;amp;creativeASIN=4862204023&amp;amp;adid=0XVYJ3TQX5ZQMQG7F756&amp;amp;&quot;&gt;「太極拳に学ぶ身体操作の知恵」&lt;/a&gt;には、太極拳のコツ、極意が１０個解説されています。どれも太極拳学習者には大切なものですが、その中でも最も太極拳や形意拳、八卦掌などの柔派拳法の本質を言い表しているのは、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;用意不用力（よういふようりき）&lt;/span&gt;かもしれません。&lt;/p&gt;&lt;blockquote dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;p&gt;　第６訣は「用意不用力」。文字通り「意を用いて力を用いず」という意味です。&lt;br /&gt;　特に型の演武ではこの訣語を守ることが大切です。これを守れば守るほどよい演武となる。しかし、まったく力を用いないということではない。からだを動かす以上、そこには力が必要です。&lt;br /&gt;　例えば、前蹴りの場合を考えてみましょう。片足で立ち、ゆっくりと前方に足を上げていく。これがなかなか難しい。&lt;br /&gt;　足は一つの重量物です。足の先端まで意念（＝意識やイメージ、私注）を通し、その重量物をゆっくり持ち上げる。力は当然入っているのです。&lt;br /&gt;　しかし最小限の力を使うのであり、力んではならない。そのためには、からだの柔らかさが必要です。p114&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;&lt;p&gt;　太極拳は筋肉をやたらに固くしたり、力ませて突きを出すことを固く戒めることが、他の拳法との大きな違いです。&lt;br /&gt;　全身の力を抜ききり、極限的なリラックス状態を得ることこそが「最強への道」と考えます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そこで大切なのは、高岡英夫氏の言う通り「ゆるむとたるむは違う」ということです。&lt;br /&gt;　単にたるんでだらだらするのではなく、力を抜いてゆるみきった果てに体からわき出てくる「別の質の力（勁と呼ばれる力）」を生み出そうとします。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そのためにこそ、太極拳特有のあの超スローモーションがあるのです。&lt;/p&gt;&lt;blockquote dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;p&gt;　蹴り足の慢練（緩慢練習）、つまり足をゆっくり持ち上げるトレーニングには重量挙げトレーニングと共通の要素があるのです。この意味で「力を用いずして力を養っている」ということができるでしょう。p115&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;&lt;p&gt;「力を用いずに力を養う」には、ゆっくりと意識を込めて動くことが肝要です。つまり「意」を用いる。「意のあるところに気はゆく」ともいいます。&lt;br /&gt;　臨床心理学の世界で最近ちょっとしたブームの臨床動作法でも同じことを言いますね。「動きには意図が先行する」と。こっちの方がずっと早いけど。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　太極拳に限らず、良い動きをしたいなら、「力を用いず、意を用いる」は極意の言葉となるでしょう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ずっと以前この言葉について本ブログで書いた記事も参考までにご覧下さい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2006/12/post_18f4.html&quot;&gt;http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2006/12/post_18f4.html&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;iframe src=&quot;http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&amp;amp;bc1=000000&amp;amp;IS2=1&amp;amp;npa=1&amp;amp;bg1=FFFFFF&amp;amp;fc1=000000&amp;amp;lc1=0000FF&amp;amp;t=yamanashirito-22&amp;amp;o=9&amp;amp;p=8&amp;amp;l=as1&amp;amp;m=amazon&amp;amp;f=ifr&amp;amp;md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&amp;amp;asins=4862204023&quot; frameborder=&quot;0&quot; marginwidth=&quot;0&quot; marginheight=&quot;0&quot; scrolling=&quot;no&quot; style=&quot;WIDTH: 120px; HEIGHT: 240px&quot;&gt; &lt;/iframe&gt;</content:encoded>


<dc:subject>書籍・雑誌</dc:subject>
<dc:subject>武道</dc:subject>

<dc:creator>アド仙人</dc:creator>
<dc:date>2009-11-16T00:01:37+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2009/11/post-6232.html">
<title>「太極拳に学ぶ身体操作の知恵」</title>
<link>http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2009/11/post-6232.html</link>
<description>　スポーツや武道の世界では、身体をうまく使うためのコツやヒントを伝えるための言葉...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　スポーツや武道の世界では、身体をうまく使うためのコツやヒントを伝えるための言葉があります。&lt;br /&gt;　簡単なところでは「肩の力を抜け」という誰もが言うことから、「体の左側に壁をイメージする」「軸を意識する」というその専門種目に特有のものもありますし、「腰をぎゅっと入れろ」「きた球をパッと打て」といった感覚重視、擬態語満載の長島語みたいなフレーズもあります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　太極拳は中国でできたものですから、当然そういうコツを漢字で表します。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　それは多くの場合、漢字の国らしい４文字熟語で含蓄のある内容になっています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862204023/yamanashirito-22&quot;&gt;「太極拳に学ぶ身体操作の知恵」&lt;/a&gt;は、その太極拳を初めとする中国の伝統武術が人類に残したといっていい言葉をわかりやすく解説した本です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　著者の&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;笠尾楊柳氏&lt;/span&gt;は太極拳・中国武術界の人なら知らなければもぐりといってもよいくらいの有名人。&lt;br /&gt;　元々早稲田大学の空手部主将だったりと空手出身の方ですが、日本の太極拳黎明期、楊名時老師や私の学ぶ王樹金老師の太極拳・形意拳・八卦掌を学び、その奥深さに魅せられ、その後中国武術の歴史研究に足を踏み入れて、興味深い著作を出し続けた市井の研究者です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　だから私からすれば、広い意味で兄弟子筋になるのでしょうか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;「虚霊頂勁（きょれいちょうけい）」「含胸抜背（がんきょうばっぱい）」「用意不用力（よいふようりき）」&lt;/span&gt;なんて太極拳を知らない人には何のことかわからないでしょうけど、太極拳学習者は絶対に知らなければならない、守らなければならないポイントなんです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　でも、本当は身体を動かす人（ということはほとんど人類の全員）が、より良く、効率的に動くためにもとても役に立つ知恵でもあります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　太極拳は今や世界中に何百万だか何千万だかわからないけど、膨大な数の愛好者がいます。その魅力の元は、今から約百年前の清朝末期の動乱の中国において、およそ今の形に生まれました。&lt;br /&gt;　それはまさに、世界の武術・運動史の中でも頂点を極めた武術家たちが多数現れた時代だったと思います。&lt;br /&gt;　それが今の太極拳・気功法ブーム、カンフー映画の源流になります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　その太極拳の知恵を本書ではわかりやすく、面白いエピソード満載で解説されています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そのいくつかを紹介いたしましょう。&lt;/p&gt;

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<dc:subject>書籍・雑誌</dc:subject>
<dc:subject>武道</dc:subject>

<dc:creator>アド仙人</dc:creator>
<dc:date>2009-11-11T23:47:24+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2009/11/post-5c6e.html">
<title>アドラー心理学Ｑ＆Ａ・５</title>
<link>http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2009/11/post-5c6e.html</link>
<description>Ｑ．アドラー心理学は実践の学だが、厳密な学問としては、構成概念としての諸概念がき...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;Ｑ．アドラー心理学は実践の学だが、厳密な学問としては、構成概念としての諸概念がきちんと定義されていない、十分に整理されていないように思われる。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;A．劣等感や目的、勇気、共同体感覚などの諸概念は、もちろんいわゆる&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;構成概念&lt;/span&gt;であり、何か手に触れられるような「実体」を指し示すものではない。説明のため、実践のために論理的に一貫して使えればよいと考えるものである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　一方で、私は単なる構成概念であることを常に意識しているつもりだが、実践していく上には諸概念があたかも実体であるかのような実感、臨場感を持つことは必要であろう。&lt;br /&gt;　そこでは「勇気がある／ない」「共同体感覚がある／ない」と言い合っても、あながち間違ってはいないと思う。&lt;br /&gt;　数学者にはそれよりはるかに抽象度の高い数学的概念を、臨場感を持ってありありと感じる人がいる、例えば「虚数は存在する」などととまで言う人もいるらしい。それくらいでないと本物ではないのかもしれない。それに比べれば臨床心理なんてかわいいものだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　アドラー心理学の構成概念のほとんどは、操作的に定義されていないのも事実で、その点ではオーソドックスな研究者には問題に見えるかもしれない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ただ、私から見ると他の心理臨床学の学派に比べて、ことさらアドラー心理学の概念が曖昧であるようには見えない。自我やリビドー、転移、無意識などの精神分析学の概念よりよほどクリアーだし、共感や愛着、トラウマより扱いやすくできていると思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　さらに目的論や主体性、人間関係論、認知論といったアドラー心理学の諸前提が、一種の&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;公理&lt;/span&gt;となって緊密に結び付き合っていて、ほとんど矛盾のない理論体系を作り上げている。&lt;br /&gt;　その完成度が高すぎて、アドラー心理学はかえって外からは進歩がないように見える、あるいはブラックボックスみたいで近寄りがたいという印象を与えているような気がしてならない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　逆に精神分析学は曖昧で矛盾が多すぎて、それを歴代の研究者が処理することが「学問的進歩」とされてきた歴史ではないか、とも感じる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　アドラー心理学の諸概念が操作的に定義できるかどうかは疑問だが、例えばアメリカには共同体感覚を測定する質問紙も開発されているようで、そういうところではそういう試みがなされているのかもしれない。調べてみたい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　私としては、いわゆるアカデミックな厳密な研究のパラダイムに乗らないところ、必ずしもエビデンス・ベースドにはできないところも、しっかりと思考と実践の対象にしようとしているのがアドラー心理学であると考えたい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　人は数値やエビデンスのみでは動かない。エピソードによって動くのだ。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>アドラー心理学</dc:subject>
<dc:subject>心理学</dc:subject>

<dc:creator>アド仙人</dc:creator>
<dc:date>2009-11-09T00:16:56+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2009/11/post-ffa6.html">
<title>文武両方の日</title>
<link>http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2009/11/post-ffa6.html</link>
<description>　１１月３日の文化の日は晴れの特異日だそうですが、まさに快晴。でも東京はちょっと...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　１１月３日の文化の日は晴れの特異日だそうですが、まさに快晴。でも東京はちょっと寒かった。私は忙しくて熱かったけど。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　午前中はヒューマン・ギルドで「アドラー心理学ゼミナール」に参加。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　アドラー心理学を学び実践している仲間が月代わりで講師となり、発表するというもの。今回は、山梨のアドラー仲間、&lt;span style=&quot;color: #ff0033;&quot;&gt;佐藤丈さん&lt;/span&gt;（清里高根小学校教諭）による、「教育に活かすアドラー心理学」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　佐藤さんは、毎月のヒューマン・ギルドに欠かさず出席され、活発な議論に参加し、私の出た教育心理学会自主シンポジウムにもわざわざ静岡まで来てくれたりと、今私の知る限り最も熱心なアドレリアンです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そんな佐藤さんが類い希な素晴らしい実践をなさっていることは、日頃お話しさせていただく中でよくわかっていましたが、今回の講義を聴いて改めてその質の高さに感嘆しました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　授業をするってこんなに楽しいことだったんだ、クラスがつながるとはこういうことをいうのだと分かりやすい話と動画とスライドで、手に取るようにわかりました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　その様子は、&lt;a href=&quot;http://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/&quot;&gt;岩井俊憲先生のブログ&lt;/a&gt;で見ることができます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　教育に携わる方は、是非、アドラー心理学のクラス会議（ただの学級会ではないぞ）を学んでほしい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　午後は池袋の公会堂に飛び、私のもう一つのホームである全日本柔拳連盟の演武会、レセプションに参加。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　毎年この時期に開かれる演武会ですが、今年は&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;王樹金老師来日５０周年記念&lt;/span&gt;ということで取り分け盛大に行われていました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　日本に誰が最初に太極拳を伝えたのか？1972年の日中国交回復後か？&lt;br /&gt;　いえいえ、それよりもっと前、1959年に台湾・中華民国の推薦で日本に招聘された台湾の人間国宝・&lt;span style=&quot;color: #ff0033;&quot;&gt;王樹金老師&lt;/span&gt;が初来日したときだったのです。&lt;br /&gt;　これは明確な事実です。&lt;br /&gt;　つまり今年は、日本に太極拳などの本格的な中国武術が伝わって50年なのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　それは当時けっこうなニュースになって、始まって間もないテレビにも出演したり、並みいる挑戦者をいとも簡単に弾き飛ばす王老師のけた外れの強さに、空手や柔道が中心だった日本武道界には衝撃が走ったといわれています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　演武会では、王福来老師はじめ、伝統を守る老師たちの素晴らしい動きを凝視し、頭に焼き付けようとしていました。&lt;br /&gt;　そのせいか、今日の自分の形意拳や太極拳の稽古では心なしか少しうまくなったような気が・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そして、その演武会では、推手（太極拳の組み手）の試合があり、私の主宰する教室の生徒が３人出場、全員が一回戦突破、一人はベストエイトまで進み、まずまずの結果でした。&lt;br /&gt;　みんないつも熱心に稽古に来てくれた成果が出てよかったね。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　というわけで、私の主活動であるアドラー心理学と中国武術の２つの大事なイベントが重なり、まさに&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;「心と体の文化の日」&lt;/span&gt;となり、なかなか充実した一日を過ごさせていただきました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>

<dc:creator>アド仙人</dc:creator>
<dc:date>2009-11-05T00:13:13+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2009/11/post-a52e.html">
<title>武田勝頼は生きていた！</title>
<link>http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2009/11/post-a52e.html</link>
<description>　歴史では、武田信玄の息子で、その後を継いだ武田勝頼は織田・徳川連合軍に攻め立て...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　歴史では、武田信玄の息子で、その後を継いだ武田勝頼は織田・徳川連合軍に攻め立てられ、最後は甲斐の国（山梨）の天目山（現甲州市の山奥）に追い詰められ討ち取られ、武田家は滅亡したことになっています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しかし、最近実は武田勝頼は逃げ延びることができ、はるばる四国まで落ちていたことと主張し、地域興しにまでなっているところがあるらしいです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　その驚きの地はなんと四国は、土佐。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　その地には古くから勝頼が落ち延びてきて、名を変えて生き延び、活躍していたという伝説が根強く伝えられているそうです。なんでも勝頼や諏訪ゆかりの寺社や伝承が数多くあるとか。&lt;br /&gt;　&lt;a href=&quot;http://katsuyoritosa.web.fc2.com/index.html&quot;&gt;武田勝頼の会&lt;/a&gt;というのがあって、地道な考証を重ね、山梨や諏訪への調査もしてきたそうです。&lt;/p&gt;&lt;blockquote dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;FONT-FAMILY: &amp;quot;ＭＳ Ｐゴシック&amp;quot;&quot;&gt;名だたる戦国武将・武田信玄の４男である甲斐武田家２０代当主「&lt;strong&gt;&lt;a href=&quot;takedakatsuyori.html&quot;&gt;武田勝頼&lt;/a&gt;&lt;/strong&gt;」は、定説では天正１０年&lt;span lang=&quot;EN-US&quot;&gt;(&lt;/span&gt;西暦&lt;span lang=&quot;EN-US&quot;&gt;1582&lt;/span&gt;年&lt;span lang=&quot;EN-US&quot;&gt;)&lt;/span&gt;天目山で自害したとされていますが、高知県吾川郡仁淀川町に残る影武者説では、武田勝頼は織田軍からの敗走後、当時の土佐の武将・香宗我部氏を頼っ&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;FONT-FAMILY: &amp;quot;ＭＳ Ｐゴシック&amp;quot;&quot;&gt;てこの土佐に落ちのび、その後、この大崎村川井（現仁淀川町大崎）に入り、以後、名前を「&lt;strong&gt;大崎玄蕃&lt;/strong&gt;（おおさきげんば）」と変名し、この地で２５年ほど活躍し、慶長１４年&lt;span lang=&quot;EN-US&quot;&gt;(&lt;/span&gt;西暦&lt;span lang=&quot;EN-US&quot;&gt;1609&lt;/span&gt;年&lt;span lang=&quot;EN-US&quot;&gt;)&lt;/span&gt;８月２５日６４歳で逝去され、鳴玉神社に葬ると記録（仁淀川町及び佐川町に残る武田家系図に記載）があります。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　&lt;strong&gt;&lt;span style=&quot;color: #000080;&quot;&gt;「武田勝頼土佐の会」&lt;/span&gt;&lt;/strong&gt;&lt;span style=&quot;FONT-FAMILY: &amp;quot;ＭＳ Ｐゴシック&amp;quot;; FONT-SIZE: 12pt; mso-bidi-font-size: 10.0pt&quot;&gt;は、土佐（高知県）における武田勝頼落人伝説に基づき、&lt;br /&gt;　&lt;u&gt;２００９年８月に武田勝頼が&lt;/u&gt;&lt;strong&gt;&lt;u&gt;没後４００年&lt;/u&gt;&lt;/strong&gt;を迎えることからこれを記念するとともに、&lt;br /&gt;この地で伝えられてきた「玄蕃踊り」（踊りの象徴である「花台」も復活！）や「玄蕃太鼓」を通して、さらに周辺地域の民俗芸能団体もご参加いただき、地域を元気に盛り上げていくイベントを開催するものです。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;FONT-FAMILY: &amp;quot;ＭＳ Ｐゴシック&amp;quot;; FONT-SIZE: 12pt; mso-bidi-font-size: 10.0pt&quot;&gt;　いいですね、まさに歴史ロマンです。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;FONT-FAMILY: &amp;quot;ＭＳ Ｐゴシック&amp;quot;; FONT-SIZE: 12pt; mso-bidi-font-size: 10.0pt&quot;&gt;　私は山梨生まれの武術家ですから、当然武田ファン。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;FONT-FAMILY: &amp;quot;ＭＳ Ｐゴシック&amp;quot;; FONT-SIZE: 12pt; mso-bidi-font-size: 10.0pt&quot;&gt;　勝頼が生きていたなんて面白いじゃないですか。&lt;br /&gt;　いや、実際そうかも。当時の首実検なんて、実際それが本人かどうかわからないことが多かったそうだし。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;FONT-FAMILY: &amp;quot;ＭＳ Ｐゴシック&amp;quot;; FONT-SIZE: 12pt; mso-bidi-font-size: 10.0pt&quot;&gt;　武田勝頼は父信玄があまりにも偉大で、しかも長篠の戦いの大敗とその後の滅亡のために徒に評価が低いきらいがありますが、実はとても強くて有能だったという評価も最近出てきています。&lt;br /&gt;　実際武田の版図は勝頼の代で最大になっていますし。&lt;br /&gt;　時代の流れが味方しなかったのでしょうね。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;FONT-FAMILY: &amp;quot;ＭＳ Ｐゴシック&amp;quot;; FONT-SIZE: 12pt; mso-bidi-font-size: 10.0pt&quot;&gt;　そんな勝頼の遺徳を遠く土佐の地で偲んでくれているなんて、うれしいじゃないですか。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;FONT-FAMILY: &amp;quot;ＭＳ Ｐゴシック&amp;quot;; FONT-SIZE: 12pt; mso-bidi-font-size: 10.0pt&quot;&gt;　是非、応援したいと思います。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>歴史</dc:subject>

<dc:creator>アド仙人</dc:creator>
<dc:date>2009-11-02T00:22:31+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2009/10/post-b3d9-2.html">
<title>アドラー心理学Ｑ＆Ａ・４</title>
<link>http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2009/10/post-b3d9-2.html</link>
<description>Ｑ．アドラー心理学がおそらく効果的なのは、ブリーフセラピーや認知療法など類似のア...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;Ｑ．アドラー心理学がおそらく効果的なのは、ブリーフセラピーや認知療法など類似のアプローチが効果的なのと同様に確かなのだろう。しかし、そのエビデンスは実際どうなのだろうか？&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;Ａ．アドラー心理学は、数々の無視と迫害（被害妄想？）にもめげず、100年生き残ってきて、多くの領域の実践者から良い評価を常に得てきた。&lt;br /&gt;　その間、理論的、技法的に似ているアプローチがよりシンプルに、対象や目的を絞った形で、科学的に厳密な方法をひっさげて登場するに至り、21世紀の臨床心理学は、アドラー自身が予言したとおり、ほとんどが「アドラー心理学化」することは明らかになったと私は見ている。&lt;br /&gt;　その意味でアドラー心理学に関する歴史的、経験的なエビデンスは確固たるものがあるといえる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　20世紀の臨床心理学において、精神分析学と行動科学が表の番長なら、アドラー心理学は&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;裏番長&lt;/span&gt;であったと半分冗談で私は思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しかし、逆に「アドラー心理学固有のエビデンスはあるのか」、と問われるとそれを明確に出すのはなかなか難しいのは認めざるを得ない。これまでのアドラー派の力不足か、今のエビデンスの評価基準に合うようにうまく取り出せないままになってしまっているようにも見える。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　これは誠に重要な問題であり、今後の研究に委ねたい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　いや、私が知らないだけかもしれない。&lt;br /&gt;　これまで日本にはアドラー派の臨床向けの文献があまりにも少ないため、最近は北米アドラー心理学会の学会誌を取り寄せて見るようになったが、なかなか面白い研究や論文が多い。&lt;br /&gt;　日本にはまだ知られていないアドラー心理学の側面がたくさんあるようだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　今後面白そうな情報は、本ブログでも紹介していきたい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しかし、いわゆるエビデンス・ベースド・アプローチは精神医療のクリニックや外来といった狭い枠組みの中で適用しやすいパラダイムであり、&lt;span style=&quot;color: #ff0033;&quot;&gt;勇気づけ&lt;/span&gt;といった日常生活の何気ない細かいやり取りや、&lt;span style=&quot;color: #ff0033;&quot;&gt;共同体感覚の育成&lt;/span&gt;といった人間的成長の長いタイムスパンの両方に焦点を当てているアドラー心理学には向いていないともいえる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　私のホームであった児童相談所臨床も、閉じられた空間が作れる精神科臨床と違って様々な職種が同時並行的に複雑に関わるため、単一の因果関係で語ることはあまり意味がないのと同様の状況である（両方を経験した私はそう思う）。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　またアドラー心理学は&lt;span style=&quot;color: #ff0033;&quot;&gt;全体論&lt;/span&gt;の立場を常に意識しているため、技法固有の効果というものは意味がないと考えているのかもしれない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　アメリカにおける効果的な心理療法の要因研究の結果では、&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;技法&lt;/span&gt;が占めるのは15％に過ぎず、治療室外の出来事の影響を意味する&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;治療外要因&lt;/span&gt;は40％、クライエントとのラポールや治療同盟という&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;関係要因&lt;/span&gt;は30％、&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;期待や希望・プラセボ要因&lt;/span&gt;が15％程度といわれる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　アドラー心理学が効果的なのは、技法は折衷的でかなり多く相手によって使いこなし（技法要因の向上）、「横の関係、相互尊敬・相互信頼、目標の一致」で治療同盟を徹底して作り（関係要因の向上）、勇気づけで「希望を処方」し（期待要因の向上）、日常生活の実践を重視する（治療外要因の利用）のだから、全ての効果的になる要因を踏まえているので「効く」のは当たり前といえる。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>アドラー心理学</dc:subject>
<dc:subject>心理学</dc:subject>

<dc:creator>アド仙人</dc:creator>
<dc:date>2009-10-28T00:06:13+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2009/10/post-d86a.html">
<title>宝地図を作る</title>
<link>http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2009/10/post-d86a.html</link>
<description>　山梨の仲間でやっているアドラー心理学の学習会が先週末にあり、いつもはカウンセリ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　山梨の仲間でやっているアドラー心理学の学習会が先週末にあり、いつもはカウンセリングや勇気づけなどアドラー心理学のキーワードをテーマにしているのですが、今回はちょっと趣向を変えて、&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;宝地図（トレジャー・マップ）&lt;/span&gt;作りをしました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　宝地図とは、自己啓発系といっていいと思うのですが、その領域では割りと知られていて、非常に強力な目標実現、願望実現法とされています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　大きな画用紙やコルクボードなどを使って、中央に自分の写真を貼り、その周囲に自分の夢やゴール、達成したいことをイメージできる写真や図像を直感的に貼っていくものです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ゴールの視覚化と潜在意識に植え付けるのに有効とされていますが、実は２０年近く前から密かに私も個人的に愛用している技法でした。&lt;br /&gt;　２０代半ばの若い頃でしたが、アドラー心理学と同様、これもヒューマン・ギルドで学んだのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　実はその時は半信半疑だったのですが、その時期に願っていたことが割りと早くかなったり、実現への道が次々と見えてきて、その「威力」に驚いたことがあります。&lt;br /&gt;　あの時作った宝地図の内容は、ほとんどかなったと思います。例えば、当時はまだ臨床心理の仕事はしたかったけどできないでいて、自分のいる山梨県の福祉の世界では道も閉ざされていたのですが、その後（運や偶然や自分の努力が重なり）実現したり、とかですね。&lt;br /&gt;　やはり夢や希望は、視覚化していつも心に抱いていることが大切なのを、宝地図から学んだような気がします。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　今回アドラー心理学の学習会で宝地図をやったのは、宝地図の普及に尽力している&lt;span style=&quot;color: #ff0033;&quot;&gt;望月俊孝氏&lt;/span&gt;（この人も山梨出身！）の里帰りセミナーが甲府市で開かれ、アドラー仲間のアドママさんが学びに行ってくれたので、みんなで一緒に作ってみようとなったからです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　雑誌やパンフレット、カタログなどを持ち寄り、はさみでチョキチョキ切り、自分のイメージや直感に従って貼って作っていきます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt; そして、出来上がりをお互いに発表し合いましたが、みなさん、家族のこと、仕事のこと、レジャーや趣味のことなど、いろいろな夢を持っているんだなあと感心しました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　みんな、かなうといいね。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　私が今回何を願って作ったかは、ヒ・ミ・ツ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　いつかかなったら教えてあげます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　宝地図は一種のコラージュ療法ともいえますが、普通のコラージュは箱庭みたいに内面を自由に表現するものですが、これは自己理想や将来の自分の姿を明確化するのに役立ちます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　手間さえ惜しまなければ、アドラー心理学や解決志向アプローチのカウンセリングや臨床にも使えるものだと思います。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　詳しくは望月俊孝氏の宝地図のＨＰ&lt;a href=&quot;http://www.takaramap.com/&quot;&gt;「宝地図公式サイト」&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>日記・コラム・つぶやき</dc:subject>

<dc:creator>アド仙人</dc:creator>
<dc:date>2009-10-23T00:12:24+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2009/10/post-347e.html">
<title>アドラー心理学Ｑ＆Ａ・３</title>
<link>http://taichi-psycho.cocolog-nifty.com/adler/2009/10/post-347e.html</link>
<description>Ｑ．アドラー心理学は、論理情動行動療法、認知療法、ブリーフセラピーなど最近のほと...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;Ｑ．アドラー心理学は、論理情動行動療法、認知療法、ブリーフセラピーなど最近のほとんどの心理療法の学派に影響を与えている。アドラー心理学がそれらの元になっているのはよくわかるが、あえていえばたとえそれがルーツであっても、今はそのように各学派が発展しているのだから、わざわざアドラー心理学を使わずに心理現象を説明しても良いのではないか？&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;Ａ．もちろん、他の理論でうまく説明でき、実践もうまくいくならアドラー心理学を使わなくてもかまわないと思う。&lt;br /&gt;　私もブリーフセラピーや家族療法、認知療法はよく使うし、参照することが多い。本ブログ以外の現場では、人前でアドラーを連呼したりはせず、論争もけして挑まず、相手に合った言葉を使っている。&lt;br /&gt;　ほんとはとても折衷的な人間なのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しかし、逆にいえば、同じように心が説明できるなら、アドラー心理学を使ったってよいではないかとも思う。&lt;br /&gt;　そこは卑屈になる必要はこちらにはない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　私は学者でも研究者でもないが、確か学問では、自説に影響を与えた先人や引用元があるときはそれを明示することが最も大切だったはずであるが、アドラー心理学に関してはエレンベルガーが「無意識の発見」で述べたように、「誰もが無断で剽窃していく」が如きなので、少なくとも我々「後継者」を自認する者は、言うべきことは言った方がよいだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　最近は認知行動療法を臨床心理学のグローバル・スタンダードとする流れが世界中で優勢になっているが、それはそれでよいことだと思う。アドラー心理学と実践上の相性もよいので、私はその流れに乗るつもりだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ただたとえ、似たようなところがあっても、単一のアプローチ、発想ではカバーしきれないもの、表現しきれないものはあり、重点の置きどころの違いで、&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;心理臨床家の側の物語&lt;/span&gt;は違ってくると思われる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　精神分析学は、人はいかに病気かを描写したいというニーズに応えるものだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ブリーフセラピーは、臨床家が面接がもっとうまくなりたい、治療の達人になりたいという切実なニーズに応えようとするものだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　認知（行動）療法は、ある特定の精神疾患を確実に治したいというニーズに応えようとするものだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ではアドラー心理学はどうか？&lt;br /&gt;　それはなんと、つまるところ&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;、「人類を幸福にしたい」「地球の平和を守りたい」&lt;/span&gt;というウルトラマンみたいな、誇大妄想というか気宇壮大なものなのである。&lt;br /&gt;　&lt;span style=&quot;color: #9900cc;&quot;&gt;共同体感覚&lt;/span&gt;なんてまさにそう。&lt;br /&gt;「そんなの心理学か！科学か！」とお怒りになる向きもあるかと思うが、でも結局全ての学問の目的はそこにあるはずなので、それを真正直に言っただけであり、反論はできないはずだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ただ、それを政治経済のレベルではなく、また妄想的に文学的に語るのでもなく、個々の日常生活のレベルで楽しく実践できるように考えようというのがアドラー心理学であると思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　私から見れば、そういった思いの心理臨床領域での具体的発現がブリーフセラピーであったり、認知療法であるように見えるのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しかしだからといって、別に常に正しくあれとか、人々に尽くせとか、間違いを犯すなと道徳的に言っているわけではなく、聖人君子を目指しているわけでもないことは、あえて指摘しておきたい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　アドラー心理学の実践では、気楽で楽しく、ユーモアに満ちたものを目指したいのである。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>アドラー心理学</dc:subject>
<dc:subject>心理学</dc:subject>

<dc:creator>アド仙人</dc:creator>
<dc:date>2009-10-19T23:15:25+09:00</dc:date>
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